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束の間の休息④四人の決断


判断のつかない四人の転移者に、ギルドにあった世界地図を指差しながらアイラは語った。


「勿論この話は断ってくれても良い、私が戻るまでアシハラで待つも良し、他の巫女に当たるも良し、()しくは深山などの霊場で数年生活し、自分達で霊力を高める方法も有る。世界に穴を開けるとなれば、人の使う術では聞いた事が無い、魔法になら有るかも知れない、だが…アレは禁忌だ、霊力で強引に歪をこじ開けるなら、数年の修行では効かぬかも知れないな、だけど、私と共に英雄にならんとするならば……」


その地図は元の世界の地図には似ているが、相当に違う部分も有る。

 

恐らくは…大八島時代に作られた地図なのだろうか?


北から順に八つの島に分割された日本列島にそっくりの島々…


島々は巨大な陸橋で繋がり、恐らくは車道と鉄道だろうか?


そんな表記も有る。


そして、アイラが指し示したのは海を挟んで西の大陸、故郷の五霊山と呼ばれる小聖域。


「この地図を良く見てくれ、人生は短く、上位者に進化でもしない限りは精々六十年から八十年。例え私がこの世界に居ても出来る事は、与える影響は少ないのかも知れない…だが…」


こちらの世界のユーラシア大陸も若干、形は違うが大八島の様に分断されているわけでは無く、全体的に少し広く見える。


下の世界の地図と照らし合わせれば恐らくは北京から少し西に行った場所だろうか?


全く同じでは無いのであくまで推量でしか無いが…


地図は昔の物であったが、赤いペンで細長く蛇行しながら、恐らくは須弥山、チベットの付近だろうか?


そこまでを囲むようにして、西側に向かって赤い線で囲われているのが、現在の人類の領域なのだろう。


世界の広さに比べれば何とも僅かばかりの土地である。


戦略的に見れば、補給線が長く伸びるのはあまり良い事では無いのだが…


だが、そこら辺は人間との戦争とは全く違い、魔界の中にあって穢れては居ても、世界の法則を書き換えられた龍脈から微量なエネルギーが放出している為に、悪魔の影響を受けて変質した強力な邪鬼で有るほど近寄れないのだと言う。


かつて聖域であった場所自体には、比較的対処しやすい邪鬼の住処となっていた為に、補給線が伸びる形で人類の生息領域を浄化し続けているのだと云う。


だが点在する聖域の力は弱まっており、聖域と聖域の間には魔王種や大鬼の様な強力な邪鬼達の王国と化しているケースが多く、ここ百年あまり、数多の英雄や真人…或いは神人達が命を落としながら生息領域をここまで広げて来た。


地図の他の場所を見れば、東大陸の南北も形は違うが、何となくアメリカ大陸に似ている、


そこは太平洋と大西洋の真ん中辺りから青のペンで大きく囲われていた。


結界で封印している領域だと言う事なのだろう。


現在の西大陸の人類の生息領域を考えれば、解放は何百年先の話になるのやら…


アシハラを含む極東地域に人類の生息領域が集中しているとはいえ、他にも世界各所に赤い線、と言うよりほぼ点の様な状態で点在はしている。


インドらしき場所の最南端に一点…


東南アジアの島々にいずれも海沿いに赤い点が有る。


北を良く見れば、シベリアと同一と思わしい土地などにも赤い点が記されている地域も有る。


後は、南大陸の西側に小さく一箇所…


残念な事に西大陸西部は極西の島国を含めて赤の印は存在しない。


だがその北を見れば、西大陸極西のエルフ達が守る氷の島、面白いのはこちらは、下の世界で言う所のグリーンランドとアイスランドが陸地として繋がっている所だろうか?


ここは僻地では有るが、他に比べれば生息領域の範囲は多少大きい。


自然の多い僻地で有るが故に、魔界化も軽微であったのだ。


この土地も西大陸西部の避難民が押し寄せ、色々と軋轢が起こった。


エルフ達はここの現地民の信仰から精霊が進化した上位者で有る。


土地の人間以外には非常に冷淡で、攻撃的になる場合すらあったそうな。


兎も角、色々とあったらしいが、現在も避難民の子孫と土地の人間達の生活は守られている。


エネルギーグリッドの観点から、アシハラの神人達が西大陸極西の島を解放する様に、氷の島のエルフに働き掛けているのだが、余裕が無いのか、それとも別の意図が有るのか、元が精霊だけに人間とはかなり精神構造や価値観が異なるのか、動く気配は無い。


唯一共同で動いてくれたのが東大陸の西側の島々を浄化し、封印の結界を張る事のみであったのだと聞いている。


「世界は広く獣人や現人、人間の生息領域は魔界の広さに対してあまりにもか細く儚い、君達には何れ必ず恩は返す、それは父母に誓って約束するりだがもし、私の使命を共に手伝ってくれると言うなら……」



 ◆ ◆ ◆


華北の魔王【黒鱗の女帝】仙月(シェンユェ)、その側近【不死の魔人】ヴィクトル、彼の編み出した魔法こそが神魂を閉じ込めて居るのだと云う。


その魔王と魔人が、アイラの両親の仇なのだと聞いた。


下の世界で言う所の、華北から草原の国迄の間を支配する魔王の領域。


それを撃たねば、帰還の手助けは出来ないと告げられた。


女帝は強力な邪鬼の軍隊を組織し、それを率いる将軍も存在する。


【吹雪の大鬼】破浪(ポーラン)


戦場に冬を呼ぶ鬼と、評される強力な大鬼。


黒鱗の女帝は、そんな上位の邪鬼さえ配下にしているのだと言う。


帰還の方法にしても予想外であった。


人間の使う術には次元の壁を越える術は存在せず、あるとすれば魔法か、若しくは一部の邪鬼が使う空間に干渉する邪言だけだろうとの話。


そして次元の歪みを霊力で強引にこじ開ければ術者も巻き込まれて異世界、正人達の世界へ転移する可能性が有る。


つまりはアイラに、正人達と同じ思いを味合わせるのと同じ事になる。


「一日だけ考えさせてくれ、今夜四人で話あって決めたい…」


宿に戻るとジョーイを男部屋に残し、女部屋に集まり相談を始める。


「みんな…どうする?正直俺は判断がつかない、俺は確かに帰りたいが、探せばそう云った方法も見つかると思っていた。だけど…魔法か…」


こちらに来てから魔法の話、転生の…魂の話を散々聞かされて来た。


弥之助がその確証を掴んだと、帰り道で話してくれもした。


あんな危険な場所で死後、邪鬼になど転生したくは無い。


少々その手の話題にナーバスになっている部分はあるだろう、意識し過ぎかも知れない、だが実際に異世界に地球の上位に位置する平行世界に転移し、数多の不思議な物事を見聞きして来た。


信じざるを得ない。


ちょっと(よこしま)な事を考えただけで…ハッとし…もしかしたら自分の魂は穢れてしまっているのでは?


…と常に気に掛けている事すら有る。


「でも、それも確実な話では有りません。あくまでも谷の妖女達が近い術を使っている可能性があるとの学者の見解にしか過ぎませんし、魔法になら、そんな術があるかも…と言う不確かな話ですから、どちらにせよ私は帰るつもりがありませんので意見をする必要も無いかも知れませんが…」


こちらに残る事が確定している涼夏は、普段より控えめなトーンで話す。


「アタシ、パパとママに会えないのは淋しいけど、アイラの話に乗るべきだと思う。うん、ちょっと中国行ってみたいってのもあるし、こっちのは中国では無いし…やっぱり色々と違うんだろうけど、強い邪鬼と戦ってみたいし、それにアイラが言ってたその場所に行ければ、見つける事が出来れば…今よりも強くなれる筈だし…その…」


「【冥界】の話か?真人や神人の霊体…神霊が神魂を目指して修行する上位者達の慰霊の森みたいな場所だっけ?確かに…美咲ちゃんと慰霊の森で修行したお陰で霊力の総量は少し増えた気はするけど…上位者に聞いても場所は教えてくれないどころか、生きている間は上位者達ですら場所は良く分からない…そんな場所だっけ?」


マドカとの修行の三ヶ月目にアシハラ南部に有る霊山、慰霊の森の一つで美咲の修行を行った事が有る。


次々と美咲が打ち壊す霊体の為の【偽骸】。所謂ゴーレムを作る為に相当な霊力を使った筈であるが、不思議な事に全く精神的な疲労感は無く、昏倒する事も無く、幾らでも偽骸の作成を行えたのが不思議であった。


マドカが通訳はしてくれていたが霊達の注文はかなり煩く…


あーでもないこうでも無い、こう作れああ作れと、まぁ…キレそうになりながらもかなりの精神修行にはなった気がする。


マドカが作った庵の修練場は、怪我を負っても地霊の加護ですぐに治る特殊な場所であったが、精神疲労や霊力の補填などは全く出来なかった。


そう、あの場所でひたすらゴーレムを作り続けていただけであったのだが、帰る頃には以前よりも霊力が増した事がハッキリと理解出来たのだ。


因みに霊達の我儘を聞いて偽骸の製作に注力した為か、創造で凝った造形の石鎧や刀を作れる様になった。


それが小鬼の村の襲撃時に見せた大理石の鎧で有る、精緻な造形で通常の石鎧よりも動きやすいが…細かな彫刻の様な意匠などにはほぼ意味は無い。


単に正人の芸術的渇望の現れ…趣味である。


正人の言葉に一緒に森で修行した美咲が同意し、意見を述べる。


「うん、私もあの場所でかなり霊力?が増えた感覚はあったのよ、だから冥界を探し出す事さえ出来れば、上位者の神霊が過ごす場所なら…相当な力と加護を得れる可能性がが有るって…」


涼夏が再び口を開く。


「う〜ん…現界、霊界、魔界…或いは地獄、全てが地図に記載されているこの世界で分からない場所って事は、意図的に隠されているのか?下と同様に分断されているのか?…人間が生きては辿り着けない場所なのでは?」


今まで黙っていた英二が割って入る。


「いや鈴本さん、そうとは限らないよ?上位者達は別に隠してるわけじゃ無いんだ、彼らは死後の事を理解しているが故に興味が無いのさ、肉体が有るうちは肉体が無ければ出来ない事をする。肉体が朽ちてその後は霊体と魂に分かれる。それはもう別々の存在で、それを気に掛けても意味は無いと思っているんだよ、それに師匠から借りた本によれば…過去の英雄の中にはそこに辿り着き神霊から力を授かった…なんて記述も有る。」


正人は少し驚いていた。


その知識では無く、美咲の事を思う英二で有れば魔王討伐など絶対に反対するものだと思っていたのた。


こんな、ある意味勧める様な情報を出して来るとは驚きであった。


「英二、驚いたよ、お前は魔王討伐には絶対反対の立場だと思ってたのに…」


英二は意外な顔をして正人に返す。


「何を言うんだ、折角掴んだ焔の巫女との強力な縁なんだぞ?俺だって因果律に付いては少し勉強してるんだ、今有る縁を捨ててゼロから新たな縁を求めるなんて、それは想像してる以上に手間だと思うよ?それに俺にそんな事を言う正人だって、以前のビビリの正人じゃ考えられないけど…既に行く気なんだろ?」


少しはにかみながら返答する。


「ん…まぁ…ね、ってかビビリは余計だよ!…完全にってわけじゃ無いけど、可能性が有るなら挑戦すべきなんじゃ無いかと思ってる…それに…」


アイラに協力したい、それはどちらかと言えば少し自分本位な所が有る正人には珍しい事であったかも知れない。 


以前に比べれば、人間的にもかなり成長はしている。


相変わらず失礼な事をポロッと零す癖は有るのだが…


それは本人が気付いていないので、治す事が難しい部分では有る。


それにアイラ、彼女にどうしても惹きつけられる。


裸を見てしまったから……では無い。


確かに少々筋肉質では有るが、チャーミングな女性では有るだろう。


だが、今の所は恋愛感情では無く、何か運命的な感覚、因果律に引き寄せられる様な…不思議な引力を感じる。


とにかく、どうしても近くに居たい、そう思わせる何か?が特に正人には強い。


「…三人のお気持ちは分かりました。冥界も人が行ける場所には有るんでしょう、でも手掛かりが無いのは同じデスよねぇ?私も魔王討伐なんてそんなワクワクする事、ほおっておけませんから是非参加したいのですけどね、でもこの世界が危険な世界で有ると言う事も、小鬼達とのファーストコンタクトで理解してもいます、勝算が無いのでは…相手は大鬼以上の魔王種…小鬼の集落を襲撃する様な訳にもいきませんよ?この前だって後方の私まで前線に出る羽目に…」


涼夏の小言に英二が待ったを掛ける。


「いや、宛は有るんだ!」


「さっすがぁ♪英二♪マイダーリン♡頼りになるぅ♪」


美咲が嬉しそうに、自慢げに英二を褒めるが…


「美咲ちゃん、君も心当たりは有る筈だよ?」


「え?!何?!…全然思い付かないけど…何かあったっけ?」


美咲は全く気付いて居ない。


「…ん…まぁ美咲ちゃんが重要な事には変わりないから良いんだけど、良いかい?下の世界は、全ての並行世界はどこかの世界の派生世界だ、全く同じでは無くても伝承にはヒントが有る。それはもしかしたら魂の古い記憶から浮き出た情報かも知れない、この世界の地獄…魔界には基本的に邪鬼と魔獣しかいない…だけど…」


正人が怪訝な顔で相槌を打つ。


「んっ…まぁ…そうだよね、俺達が伝え聞いているのは仏教的な伝承の地獄だけど、形は違うけど…地獄に鬼は居たよね…獄使じゃ無くて住人だけど…さ」


英二が我が意を得たり、と不敵な…満足げな表情で正人を見る。


「ちゃんと獄使はいるさ、監視者としてね、鬼では無いけど使命を持って魔界で暮らす奴がさ、俺は連中は別に魔界を監視しているわけじゃ無いと思ってる。ここまで言えば分からないかなぁ、美咲ちゃんは連中の一人とタイマンをして友達になったじゃ無いか、タイマン張ったらダチじゃい…とかって…」


ここまで言われてやっと美咲も思い出したらしい。


「あっ!馬頭!洗脳が解けたお礼に村でもてなしたいって、ああ!あの人達ってそういう人達だったの?ただの未開の蛮族かと、今度遊びに行くって断っちゃったけど、確か東部地区の浅い魔界で出会って。村は深部で、深部へ行くのは準備が足りないし焔の巫女探さなきゃって…あ〜〜〜そんな事もあったわねぇ……」


美咲はすっかり忘れていたようだが、このアシハラの地では特定の獣人は特別な使命を持っている。


大八島国の時代であっても神職を司る狐人などの獣人は、税金なとを免除されていたとも聞いた。


そして一部の大型獣人は一定の土地を自治区として認められ、国から不干渉の特別措置を受けていたとも聞いた。


小型や中型の獣人か尻尾や耳、牙などを除けばほぼ現人と変わらない姿で有るのに対して、大型獣人は二足歩行で有る以外は獣の姿に近い。


それ故に外国では奴隷化されたり迫害されたり、特別な兵士として優遇された事例も有るが、古代から、そう言った存在であった。


海外では巨大さ以外はほぼ一般人化して居たのだが、伝統を重んじる大八島国では古代のままの生活を送る事が許されていたのだ。


そして本来は超古代の星神によって作られた原初の人類のプロトタイプで有り、今の獣人や現人が誕生して以降は特別な役目を司る存在でもあった。


アシハラに存在する馬頭とは、地獄の獄使では無いし、好き好んで魔界に住んで居るわけでは無い。


元々西方の牛頭、ミノタウロス達も冥界の入り口を守る守護者であった。


彼等は他種族によって迫害や奴隷化、やがては帝国によって軍人として雇用され古い役目は忘れてしまったのだが…


冥界に行った神霊が現世の穢を払い、つまり冥界から瘴気を祓う為に地上に瘴気が滞留しその場所に魔界が生成されてしまう、今の彼らが魔界の深部に居るのは地殻変動故であって、本来はごく浅い魔界だったか普通の土地だったのかも知れない。


人がこの世に存在し続ける限り魔界は生成される。


つまり魔界を無くす事は不可能で有ると言う事でも有る。


だからこそ人の住む場所は常に浄化し、出来うる限り魔界と言う瘴気の受け皿を作って置かねばならない、全ての並行世界の上位に位置するラインの世界の宿命でも有る。


下の世界では穢れすぎた魂も受け入れる器は無く、人から外れ過ぎた神に近い魂を人として受け入れる器も作れないのだ。


ただ分断された世界には、霊のみが分たれた領域に邪霊、悪霊…聖霊、神霊として存在するのみ…肉体を持てぬが故に肉を持つ人からは…霊能者達からは、どちらからも外れた存在としてしか認知されず、共に喜び合うことも争う事も出来ぬので有る。


だが例え霊であっても、こちらの世界ではプラスであれマイナスであれ恩恵や害も遥かに分かりやすい。


悪霊でも神霊でもどちらにしても、元々は肉体を持ち触れ合う事が出来る存在であったのだから…


だから肉を持つ者にも共感は出来るし、力を貸してくれる。


或いは利用し、利用される、


「なるほど、手掛かりは有る。美咲ちゃんの頼みであれば協力も取り付けられるかも知れないな、鈴本さんはどうする?俺達は…俺は、アイラと共に行こうと思う」


「私だって同じです!こう言う体験がしたいからこそですよ!この世界にいたいって思うのは!勝算があるのなら冥界でも五霊山でもどこにでも行きますって!」


「巫女様に一緒に俺らの世界に来て欲しいと要求するんだ、なら俺達も彼女の希望…使命に協力するのが道理だよね。」


「うんうん♪もっと強くなりたいし♪あの赤鬼をアタシが一人で倒せなかったのが悔しくてさぁ…正人君にはアタシが喧嘩の遣り方教えてあげてたのにね…冥界に行って…もっと力を付ける!」


こうして…四人の意思は固まったので有る。


勿論元の世界へ帰る気持ちは変わっていない。


それでもアイラの提案を蹴る気は既に無い。


倒すべくは華北一帯を支配する魔王種、黒鱗の女帝、アイラの両親の神魂を捕らえている魔人ヴィクトル、奴らを倒し神魂を解放し、元の世界へ帰還するのだ。


四人は決定を伝える為にジョーイを呼び、診療所に居るアイラの元へ向かうのであった。



手直し完了★


この世は浮島だから、人民の世論次第で良くも悪くもなるのだぞ。世直しはまず人民の精神良くするところから初め改心させるようにいたすぞ。

慢心して我さえ良ければと思ってる人はどうなるかわからんぞ。


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