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第62話
今日もとある喫茶店の日常が過ぎていく。
「フィンランドに出張に行ったら、会社の労働条件にコーヒー休憩の権利があったヨ。それも午前と午後の2回だヨ!」
「へぇ~、北欧の人はコーヒー好きですもんね~」
「ヨーコくん、ウチの店もアルバイト契約にコーヒー休憩入れるかい?」
――― カランコロン ―――
「マスター、コーヒー休憩はいいので、私のために毎日コーヒー淹れてください!」
「最近バイトのシフトはほぼ毎日入ってもらってたよね?」
「うぅ~~、そういう意味じゃないんですぅ~」
「Oh~! これがウワサのドンカン系~」




