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とある喫茶店の日常。  作者: TiLA
第6章
60/182

第60話(第6章-最終話)

 今日もとある喫茶店の日常が過ぎていく。


「マスター、ちょっとご相談があるんですが」


「ん? どうしたいヨーコくん?」


「実は遠距離恋愛になる友人がいて、不安だって悩んでるんです。なんて言ってあげたらいいか……」


「う〜ん、それはなかなか難しいね。男女の身体的な距離は心の距離に比例するって法則もあるみたいだからね」


 ――― カランコロン ―――


「え⁉︎ 本当にそんな法則あるんですか?」


「ポッサードの法則といってね、アメリカの心理学者が発見者だそうだよ。ザイオンス効果というよく似た理論もあるみたいだし」


「え〜っ! そんな〜! どうにかなりません?」


「まぁ、今日びSNSとかもあるしね。でも、大切なことは『素直な気持ちだけ』伝えるようにすることだろうね」


「そ、そういうものですか?」


「なるべく心がすれ違わないように、お互い気をつけるしかないだろうからね」


「ありがとうございます! ついでに一つお願いしても良いでしょうか?」


「ん? どんなことかな?」


「わたしのバイトのシフトもっと増やしてください!」


またしばらく閉店します。

次の機会にお会いしましょう。

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― 新着の感想 ―
[良い点] こんばんは! マスターがヨーコさんのシフトを増やしたら、ヨーコさんはマスターの気持ちを、どう受け取るんですかね。 その前にマスターはどう思ってヨーコさんのシフトを増やすんですかね。 二…
[良い点] ヨウコちゃんとマスターの関係が、気になりますね。 シラーっとしているマスター良いですね。 なんでも知ってるマスター、なのに女心は分からないのかな? [一言] 今回も楽しく読ませてい…
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