表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ズィミウルギア  作者: 風月七泉


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

37/435

【オフ24】ファーマ―の人気が無い理由

なんか最近、休みよりも平日の方が書けるじゃあないかなって思い始めたこの頃orz

まぁ、疲れているから集中はあまりできないんですが…… そして、プチお引越しの片づけが終了。

一ヶ月で引っ越し二回、ちょっと精神的にも疲れますよね。( ;∀;)



「簡単に言っちまうと、創れる技や魔法が無いってことなんだ。基礎スキルが無いと、そもそも魔法も技も使えないからな」


『ふ~ん、でもファーマ―にしか出来ない事も多いんでしょう?』

「そうだが…… 現実(リアル)でするような事が多いからな、それの影響もあるんだろう」

「アレはリアルに作りすぎた、それも原因」

「そうだね、箱庭要素とは言い難いね」


 ゲームとは言え、好き好んで面倒な農業やら人間関係の整理なんてしたくない、そういうことだろう。


 樹一と双子ちゃんが色々と掻い摘んで説明してくれたが、箱庭的な要素を含むシミュレーションゲームは色々な事が簡単に短縮されているから楽しいのであって、それらを現実的に再現してしまっては誰もが嫌になるという。


 周りに住まう人達の人間関係から隣国との関係に、冒険者と呼ばれるプレイヤー達との関係も絡んできたりするという。


 一つ一つを言われてみて、初めて理解出来た気がする。


 ――確かに、それは面倒そう。


「初めはそれなりに人数も居たんだがな、そういうのが嫌になって辞めた人が多い。戦う事にも向いてない、面倒な事柄は多いし、管理しなきゃならない問題なんて山積みだ」


『そこまで色々と分かってるなら修正とかは?』

 色んな人からの苦情なんて沢山届いているはずだ。

「大本を変える気は無いの」


「でも、ファーマ―には特典や、隠し要素を増やしたっていう告知をしたり、色々な修正自体はされたの。ファーマ―を育てていけば、色々な人に必要とされる要素だってある」


「それでも、人は戻ってきてないのが現状だけどな」

『上手くいっているファーマ―も居るんでしょう』

 確か、自分以外にもファーマ―が数人ほど居たはずだ。


「あぁ、そうみたいだが、アレ等は例外だな」

 樹一がバッグからタブレットを取り出して、何か画面をいじっている。


「あった、コレコレ」

 差し出して見せてくれた画面には、ズィミウルギアの専用掲示板が表示されている。

 専用掲示板というだけあって、外部から覗いたらそくアウト、逮捕されてしまう。

 中から外に内容を出すこともダメだ。それをしてしまったら重いペナルティが課せられて罰金を払う、最悪の場合はアカウントを差し押さえ。もちろん逮捕だってされちゃう。




 一人のファーマ―はトッププレイヤーと呼ばれる人達から守られる様にして、上手く町を創っていった事柄が詳細に書かれている。

 今やトッププレイヤー達の集まる街でゲーム攻略組が集う場所として有名。

その場所は【ジャンシーズ】。


 もう一人は…… 言わば変人と呼ばれているそうだ。

 詳細は分からないが、人前に姿を現さない事で有名らしい。

 それでどうやって町を運営しているのかだが、基本的に重要な事柄は自分が決めるそうだけど、後はノンプレイヤーキャラクター達に決めさせて町を大きくした。

 それは【ヴォルマイン】。


 だけど、他の者達が彼のマネをしたが結局は上手くいかなかったとう。失敗談の記事がこれ見よがしに載せられている。

 有名どころはこの二名。

 後の者は、運と一言で書かれていた。

 その一言で終わらせていることに笑いながら文句が書かれていたが、誰もが最後は納得の一言で終わりを告げている。





「って訳で、点で参考にならない」


 此処まで色々と語ってくれる樹一に、ちょっと気になる事が、

『ねぇ、もしかしてオレの為に色々と調べてくれてた?』

 そう書いて、樹一に見せる。


 樹一は少し気恥しそうに指先で鼻先を軽く擦って、オレから顔を背けてしまった。


『樹一?』


「すまん。今の、その顔で、俺に聞くのは犯罪級に反則だと思う」

 樹一の言っている事がイマイチ理解できない。

「「あの顔は、向けられたら離したくなくなるね」」

「我が娘ながら、恐ろしい子」


 ただ一人、無言で携帯のシャッターを切っている小鳥ちゃん。

 オレが小首を傾げていると、樹一が一回だけ咳ばらいをする。


「まぁ、ちょっとな。ちょっと、暇な時間に聞いたんだ。咲沢姉妹にな」


 なんか、遠い目をして空を見上げている。

 双子ちゃん達もそんな樹一を哀れんだ目で見ていた。




遅れましたが、なんとか投稿出来てよかったです。これからはちゃんと投稿していけそう……( ;∀;)

 まぁ、頑張って投稿していきますので、温かく見守っていただけると嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ