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ズィミウルギア  作者: 風月七泉


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【オフ102】イベント騒ぎは大騒ぎ




   ☆☆★☆☆ 視点:【秋堂樹一】 ☆★☆★☆





「なぁ、なんで俺達はここに集められてるんだ?」

「わからないんだな」


 現在、俺と雷刀は風雪家のリビングでお茶を飲んでいる。翡翠の父親である元喜さんを目の前にして、なにやら重い空気が漂っている。


「君達に集まってもらったのは他でもない、翡翠ちゃんについてだ」

「は、はぁ?」

「翡翠姫ならば買い物に出かけたのでは?」


 雷刀がそう言うと、空気に亀裂が入ったように一瞬だけ空気が張り詰めた気がした。


「あぁ、出かけていったよ」


 元喜さんの後ろに黒いオーラが漂っている様に見える。


「呼ばれた理由をお伺いしても?」

「君達ならば行き先を知っているんじゃないかと思ってね」


 机に肘を乗せて顔の前で手を組んで、俯き加減で俺達に尋ねてきた。

 大体は想像道理だったけどね。


 元喜さんが俺達にコードギアを介してメールを送って来た件名に、【君達の助けが必要だ】主に私を助けてほしい。なんて書いてあったからね。


「女の子だけで買い物に行ってしまってね。……私を家に置いて」


 よっぽど着いて行きたかったんだな。


「咲沢姉妹が居るのなら執事さんやメイドさんも居るはずなんだな」


「あぁ、彼等も買い物に同行して行ったよ。別にね、私だって荷物持ちだってなんだってするつもりはあるんだよ。可愛らしい娘に付き添って遊びたいじゃないか。そもそも最近は君達ばっかり翡翠ちゃんに琥珀ちゃんと遊んでいるんだ、偶には私に時間を分けてくれても良くはないだろうか、私は父親だよ。やはり恥ずかしい――」


 後半からはもうブツブツと呟く様に喋っているせいで、怖くなってきた。

 もうほぼ自分の世界にどっぷりと浸かっていて、オレ達の事を見ていない気がする。


「確かに殆どの時間、我らが遊んでいる事は確かなんだな」

「あ~、うん……もういっそ、皆で一緒にズィミウルギアをやれば解決するんじゃないか?」


「第二陣はイベント後に少し時を置いてからって情報は出てるんだな。まだ抽選は受け付けては居るから、まぁ間に合うとは思うけど……色々と大変そうでござるな」


「なんだよ、その目は」


 何か雷刀が俺を見ながら憐みを含んだ様な視線を送ってくる。


「あまり適当な事を言わない方が良いと思うんだな」


 元喜さんに聞こえない様に小声で耳打ちしてきた。


「考えてもみるんだ樹一妃よ。第二陣にはきっと小鳥嬢や咲沢姉妹、それに我が姉も加わってくるんだな。下手したら会長も加わる危険性があるのだぞ。そこに風雪夫妻が加わったりしたらカオスでござる」


 確かに元喜さんが始めたら千代さんも始めるだろう。


「というか何で先輩と会長やるんだよ? ゲームなんてやるイメージがないんだが」

「いやいや、興味ありまくりでござるよ」

「そうだっけか? それだけ有名になってきたのかな」

「すまない、樹一妃よ」


 なんで謝られているのか、さっぱり分からない。


 元喜さんは今だ自分の世界から帰ってくる様子がない。


 こういう時に千代さんが居てくれれば、すぐに助けてくれるんだけどね。



「なぁ、イベントの情報は集まったのか?」


「どうやらタワーディフェンス系の陣取り合戦ではないかという意見で纏まりそうなんだな。問題はモンスターだけなのかプレイヤー同士も絡むのかといった感じでござるよ」


「プレイヤー同士?」


「先に陣を制圧すれば、その土地を得られるかもしれないって事なんだな。我らで言えば資源として活用している森が他所の土地になる可能性もあるかもしれない」


「そりゃあ勘弁してほしいが……欲しがる奴なんて居るのか? 俺達の所は駆け出しだぞ」


「東の土地は皆が目を光らせている場所なんだな。特に攻略組なんて情報の引き出し要素として欲しがりそうだし、ヴォルマインの連中も材木資源は喉から手が出る程に欲しがりそうだと容易に想像ができる」


「つうことはなにか、自陣をモンスターから守りつつも森を解放と防衛も考えないといけないって事かよ? 流石に俺達じゃあ厳しくないか?」


「だから救済処置としてのNPCの協力者が仲間に加わったのではないかと、我は考えているんだな。今の所は我らだけが森の管理者、妖精のエーコー様の参加と加護を貰っている状況なんだな。他の場所では民の好感度が低かったり、そもそもの信頼関係が構築出来ていなかったりして、協力関係にもなっていない様子でござる」


 村人じゃあ戦闘は期待できないが、モンスター達なら多少は戦える。

 ただし、居るのは序盤で出てくるようなモンスターばかりだ。

 戦闘に関しては、エーコーさん以外は負けは確実な気がする。


「でもよ、プレイヤーが相手じゃ無理じゃないか?」


「そうなんだな~、その辺も考えて手を打たないと防衛もままならないんだな」


 俺達がそんな話をしている時に、コードギアが点滅し始めた。


「運営からイベントに関する告知……か」

「準備期間は一週間くらいしかないでござるよ」




 皆が想像した通りの、タワーディフェンス系のイベントの様だ。詳細は当日に発表だが、陣取り合戦的要素もある、そんなニュアンスを含んだ説明文であった。





何故か書き溜めしたモノを直しては消し、削っては直し……書き溜めとは何ぞやという負のスパイラルに陥っている今日この頃……( ;∀;)


最終的には仕事疲れで寝落ちという。


ちなみに、元は暴走した過去の自分のせいで翡翠ちゃんイジリと、お父さんの追跡話が長々とありました……何を書いてたんでしょうね私は(/ω\)

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