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第80話 迷路?

 塔のダンジョン3階に辿り着いた。

 さっきの広い部屋とは違い通路が入り組んでいる。

 迷路みたいだ。


「迷路苦手なんだよな……」


「そういえば松本って方向音痴だったもんね」


「迷路は左手を壁に当てて進んでいけばいつかは出られるのよ、迷路必勝法よ」


 メリーさんの迷路必勝法に従って、左手を壁に当てて進む事にした。

 入口を進むとすぐに左右に分かれた道があった。

 必勝法にしたがって、左に曲がる。

 真っ直ぐな通路が続いている。

 とくに何かがいるような気配はない。

 とりあえず進むしかない。

 道なりに進んでいく俺達。

 

 ボコ


「んっ? 何か押したような?」


 ゴロゴロゴロゴロ


 前から巨大な石が転がってきた。

 罠だ。


「「「「「うぁぁぁぁ」」」」」


 全速力で走り曲がり角を曲がった。

 

「はぁはぁはぁ」


 石は真っすぐ転がっていった。


「あんな罠があるなら壁に手を当てるのは無理だ!!」


「罠があるなんて流石はダンジョンだわ」


 メリーさんは流している。


「とにかく、罠があるなら気をつけて進まないと」


 入口付近まで戻ってしまった俺達は再スタートした。

 罠があるなら慎重に進むしかない。

 さっき罠があった場所まで戻ってきた。

 この先も罠だらけと思って進んでいったが、とくに罠もなく進めた。

 暫く進むと、広い部屋に出た。

 奥には階段が見える。

 迷路にしては簡単な作りだった。


「ふははは、よくぞ大迷宮を突破したな」


 階段から声が聞こえる。


「登ってくるが良い、そして我を楽しませろ」


 何がいるかは分からないが、とんでもなく嫌な予感がする。

 間違いなく強敵だ。

 

「どうするの?」


「どうするって、行くしかないだろ、この世界を戻さないと帰れないんだからさ。俺は必ず池田を元の世界に戻すって決めてるんだから!!」


 告白したからか、前は言えないような事も言えるようになった。


「そっそんなセリフ言うな!!」


 池田は顔を真っ赤にしている。

 可愛い。


「はいはい、イチャイチャは後でしなさい」


「「イチャイチャしてない」」


「ほら、息もピッタリ」


「行くぜぇ!!」


 さ〜ちゃんの言葉で戦闘準備をし、階段を登り始めた。

本作をお読みいただきありがとうございます。




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感想も宜しくお願い致します。




それでは引き続きお楽しみくださいませ。

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