表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
78/170

第76話 ガグ

「ここから先、進めない!!」


 棍棒で地面を叩きまくり、地震を起こしてきた。


「うぁぁぁ」


 巨大な身体で、俺達に直接攻撃が難しいのだろうか、地震攻撃を仕掛けてきていた。

 かなり高い知力があるのだろう。


「池田!!」


「任せて」


 マシンガンの連射をガグに集中する。


「良し、これなら!!」


 ガストやシャンタク鳥を一掃したマシンガンだ。


「うぅぅ、これはなかなかだ!! だが!!」


 地面の揺れがかなり酷くなり立ってられない。


「これじゃ撃てない」


 地震攻撃だからなまだしも、直接攻撃もしてくる。

 流石に大雑把な攻撃の為、当たりはしないが、厄介だった。


「池田、俺達が巨人の動きを止める。その後、巨人の目を狙ってみてくれ」


 目なら効果があるかもしれない。


「花子さんは池田の護衛に」


「任せて……」


「メリーさん、さ〜ちゃん!!」


 俺達は3人で突撃した。

 

「右足に攻撃を集中!!」


 俺の言葉で、右足に3人一斉攻撃をしかけた。

 

「フルスイング!!」

「メリーマシンガン!!」

「口裂乱斬撃!!」


 3人の攻撃が右足に直撃した。

 って、さ〜ちゃんの技名初めて聞いた。

 

「くっくっくっ、痒い痒い。なんだその攻撃は? 蚊でもとまっていたのか?」


 ダメか。

 3人同時攻撃でもダメージがないのか。

 

「3人共避けて!!」


 池田の声と共に俺達は横に飛んだ。

 マシンガンが右足に集中砲火させている。


「ぐっ!!」


 ガグが膝をついた。


「今だ!!」


 池田は攻撃を上にずらし、目を攻撃した。


「ぐぁぁぁぁぁ」


 効いている。

 倒す事は出来ない、だが、逃げる事は出来る。


「今だ!! 走れ!!」


 俺達は塔まで走った。


「待て!!」


 巨人は棍棒を捨て、手で俺達を掴みに来た。

 

「ヤバい、皆捕まるな!!」


 まだ塔まで100メートルはある。

 逃げ切れるのか?


「皆は行って!! 私なら足止め出来る!!」


「そんな事出来るか!! 俺は池田を置いていかない!!」


「……ちょ、そんな恥ずかしいセリフ言う……な……」


 池田の照れ顔が見れて満足だ。

 その時、ガグの頭上にシロクマの姿が現れた。

 そのまま落下しながら、ガグの顔面に攻撃をしていく。


「ぐぁぁ!!」


 シロクマは着地と同時に、俺と池田、花子さんを背中に乗せて塔まで走った。


「おのれ!! このままではすまなぬぞぉぉぉ!!」


 ガグの声が響き渡るが、俺達は塔まで逃げ切る事が出来た。



本作をお読みいただきありがとうございます。




よろしければブックマークと評価をお願い致します。




感想も宜しくお願い致します。




それでは引き続きお楽しみくださいませ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ