第44話 大天狗(前編)
今回は短いです。
明日には、ちゃんと完成させます。
申し訳ございません。
「…………て」
「……きて」
声が聞こえる。
「起きろ〜!!」
池田の声で目が覚めた。
「おはよ〜」
「寝ぼけてるんじゃないわよ!! 心配したんだから……」
そういえば、トンカラトンと戦っていて、それから……。
「あっ、燃えて斬られた!!」
慌てて、身体を触ったが焼跡も斬られた跡もなかった。
「首なしライダーを倒して来てみたら、血だらけで倒れてたのよ。幸い怪我してなかったけど、あんな血塗れで倒れられたら心配するよ。でも、傷はないみたいだから、松本の血ではなかったんだよね? 相手のトンカラトンって人の血?」
そんなはずはない。
俺は確かに斬られたはず、おそらく池田が見た血の池は俺の血だ。
「いったい何が……」
「お〜い、戻ったわよ」
メリーさんがボロボロだけど姿を表した。
無事に倒せたみたいだ。
「無事でしたか」
「やったわよ」
「……やりました」
次々姿を表してくる仲間達。
皆、それぞれの敵を撃破してここに再集合したのだ。
「これで百鬼夜行は終わりだよな」
ズドォーン
「まだだ!! よくも我が百鬼夜行を食い止めてくれたな!!」
「なに?」
煙が立ち込めていて姿が見えない。
しかし、急に突風が吹き煙がなくなった。
そこにいたのは……大天狗だった。
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