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第25話 赤紙青紙2

「いくぞ!!」


 トイレのドアを開いた。

 トイレに入るのにこんなに緊張してるのは何処かおかしな感じがするが、気にしてられない。

 3番目のトイレのドアの前に立つ俺達。


「出てこい!! 赤紙青紙!!」


 俺は叫んだ。


「赤い紙と青い紙どっちが良い?」


 赤紙青紙の声だ。

 足を掴まれた所を鎌で斬り裂いてしまう作戦だ。


「赤だ!!」


「……赤……」


 ガタガタガタ


 トイレから何か聞こえる。


「なんだ?」


「赤い血の海だぁぁぁ!!」


 トイレから赤い化け物が飛び出てきた。

 こんな化け物は聞いてない。

 赤紙青紙は、手だけじゃなかったのか?


「メリーさん!! こいつが赤紙青紙なの?」


「赤紙青紙は手だけよ。こんな化け物見た事ないのよ」


「行くぜぇ〜!! 斬る〜!!」


 さ〜ちゃんが勢い良く飛び出た。

 しかし、天叢雲剣の斬撃を掴まれてしまった。

 さ〜ちゃんは天叢雲剣を押し込もうと力を入れているが、赤紙青紙の力が上なのか押し返されている。

 だが、今はさ〜ちゃん以外も武器を持っている。

 俺は鎌で赤紙青紙の腕に向かって斬りつけた。

 鎌は腕に食い込みはしたが斬り裂けなかった。


「メリーさん!! 池田!!」


 俺は叫んだ。

 メリーさんと池田は持っていたハンマーとスコップで鎌を叩いた。

 鎌は腕を斬り落とした。


「ぐぁ〜!!」


 赤紙青紙の力が抜けた。

 さ〜ちゃんの天叢雲剣が赤い化け物を斬り裂いた。


「はぁはぁはぁ……」


 勝った。

 皆の連携の勝利だ。


「花子さんこれでワープが使えるの?」


「3番目のトイレはあいつが出て来て壊れてしまったから使えないの……、でもあいつがいなくなったから他のトイレでもワープ出来るはず」


 俺達は、花子さんの案内で学校の別のトイレに行き、キサラギ駅の神社にあるトイレにワープしたのだった。


本作をお読みいただきありがとうございます。




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感想も宜しくお願い致します。




それでは引き続きお楽しみくださいませ。

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