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 【84】 降り出した雨のように

この詩集 (うたあつめ)78作品目の『降り出した雨』を意識した作品です。

リクエストのあった「車」×「雨」をテーマに書いてみました。

フロントガラスで

降り出した雨に気づく

叩きつける雨音に

少しビクッとして

うつむいたわたし


車のボディパーツ

こころも濡らしてゆく

叩きつける雨音に

すこしざわついて

うつむいたわたし


苦しそうに語る 

わたしへの想い

苦笑いで聞く 

わたしの想い



気づいてないよね

きっと知らないよね


私の頬を濡らす雨には


気づいていたよ

ずっと知ってたよ


あなたの乾いたこころ



黙ったふたり

ただ雨音だけが響く車内

飛び出して駆けて行きたい

でも こんな時でも

もう少しそばにいたい


あの空のように

ここにいる

さみしいわたし


私の涙に気付かずに 

笑顔で車を後にする 


フロントガラスを濡らす雨 

私の心と流れてゆく



お読み下さりありがとうございました。

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