5/5『Re:Re:おやすみ』
うろな町役場企画課。
町役場で仕事をしている間は騒がしい二人だが、休日は静かに過ごすことが多い。佐々木達也は散歩、香我見遥真は釣りと二人とも大人しい趣味をしていることもあるが、どちらも積極的な社交性には欠けるからだ。しかし、今日はそんな静かな休日とはいかないようで……。
「起きろシスコン。お前の大好きな神楽子が起こしに来てやったぞ」
「しばくぞ不法侵入者」
香我見遥真は腹にまたがっている黒い影に舌打ちした。低血圧で寝起きが悪い上にその起こした人物というのが最愛の従妹どころか、隣に住んでいるガラの悪い女性だったからだ。
「なんやねん朝っぱらから。こっちはお前みたいにいつでも休みやないねんから、祝日くらい寝かせろやアホ」
「私だっていつでも休みじゃないぞ。ちゃんと仕事してるわ馬鹿」
葵井静は軽口で応じながら、ベッドの端に腰掛け、煙草に火をつけた。香我見が話を聞くまで帰る気はないようだ。
「用件は」
がりがりと頭を掻きながら冷蔵庫から取り出したミネラルウォーターに口をつける。
「実は今日、知り合いから浜辺の方でボランティア活動をするので人手を集めてくれと頼まれてな。お前はどうせ暇だろ」
くいくいと手招きのジェスチャーを、香我見は無視してペットボトルをしまう。
「なんで俺がそんなことせなあかんねん。大方お前のバイト代稼ぎやろ」
「なんでだよ! 二月はめちゃくちゃ働いたから金入ったっつーの!」
「今もあんのか、それ?」
「……ちょっと貯金してきただけだ」
「はいはい、好きな時に引き出されへん貯金な」
憮然として言い放つ姿に、香我見は呆れて皮肉で答える。
日曜日の佐々木達也の朝は早い。いつもは八時頃に放送されるアニメを見るためだが、今日は珍しく外出の予定だった。 鼻歌を歌いながら着替える彼の机の上にはスマートフォンが、まだ読んだばかりのメールを表示している。『今週の日曜、ビーチコーミングをするから、助っ人呼んで』。本文よりもハートマークが多いそのメールの送信者は小林果穂となっている。彼女はうろな南小学校の先生であるとともにコスプレ好きの人妻でもあり、コスプレに協力してくれる同僚を見つけてからはたびたび外で撮影会をしている。
「よっしゃあ、燃えてきたで!」
佐々木は朝食もとらずに勢いよく家を飛び出したのだった。
午前十時頃、香我見は結局葵井とともにアパートを出ることになった。この町に来た当初は愛想なしの仏頂面ばかりだった彼も相方を初めとしたうろな町の人々と過ごすうち、少し成長したようだ。
「なあ、俺の記憶が確かやったら、ビーチに行くゆうてなかったか」
「ああ、言ったよ。しかし、ちょっとくらい寄り道に付き合うくらいは隣人としてのよしみで了解してくれるだろ?」
「ちょっとくらいってお前、海に行くと騙って山に行くのはもう軽い誘拐やろ」
電車に乗って二人が訪れた先は、うろな町の東端に位置するビーチとは正反対の西方に陣取る山の中でも奥まったところにある無山と呼ばれる山だった。電車内で眠っていた香我見は知らないうちに反対側の終点のうろな高原駅まで来ていて、駅から出てやっと文句をつけたわけだ。
「知り合いからの頼まれごとでな。薬の材料になる薬草を採ってきてくれと言われたんだ」
「また知り合いか。お前、意外に友達多いんやな」
「意外とは引っかかるもの言いだが、あいつに関しては本当に知り合い程度の関係だよ。ちょっと野暮用を頼んだ手前、断れなくてな」
「ふーん」
「ええと、あいつから植物図鑑も預かってきているんだ。確かもう少し奥に……」
うろな町でも西の山を景観を活かしたハイキングコースとしたり、季節で移り変わる自然豊かな高原を観光名所にすることがあるが、この無山はそうした整備はされていない。踏み鳴らされた獣道のような一本の道の他はいちいち草をかき分けなければ進むこともままならないところだ。葵井の目指す薬草はそんなところにあるらしい上に香我見に先導させるものだから彼としてはたまったものではない。
「まだか」
「もうちょっと」
「さっきもそんなことゆうてたやんけ! 遠足んときの先生かお前は!」
「本当にもう少しなんだよ。ほら、川のせせらぎが聞こえるだろう。薬草はその川の近くにある。恐らくはその草をかき分ければ……」
言い終わるよりも香我見の手の方が早く、鬱蒼とした道が開けてその先に広がった視界には彼女の言う通り、綺麗に澄み渡った川が流れていた。
「あ」
「あ?」
「わう?」
その先に、生まれたままの姿で水浴びをしている少女がいるということ以外は彼女の言う通りだった。
「ひ、ひ」
「ちょ、ちょっと待った、君はなんか勘違いを……」
悲鳴を上げられると思った彼は咄嗟に手を伸ばし、弁解を口にするがそれが終わらないうちに肌色の彼女はなぜかこちらに手をかざした。
「ひやああああああああああああああああああああ!!」
「おわあああああああああああああああああああああ!?」
香我見が叫んだ直後、葵井の目の前が漫画みたいに爆発した。
佐々木の趣味はアニメ鑑賞や散歩など一人でやるものだが、決して友人がいないわけではない。うろな中学校の教師をしている清水やラジオのパーソナリティを務めている澤宮など、佐々木を知る者からすると意外にも同性の友人は多い。しかしそのどちらも周囲から変態扱いされるような人間であることから、彼の交友関係の変わり具合は察することができる。今日彼が頼ったのもその中の一人、ということは常識人なわけもなく、
「おう達也じゃねえか。こないだお前が勧めてきたゲームのヒロイン、やたらとこっちをぶん殴ってきてイライラすんだけど、お仕置きはできねえのか」
「す、鈴さんにツンデレは相性悪いみたいやね……」
黒髪で眼鏡をかけた真面目な外見の佐々木に対し、常に睨むような目つきと特徴的なリーゼントというその筋の人のような外見の鈴木寿々樹が友人であるのは趣味が同じであるという一点だけ。その趣味というのが十八歳未満はプレイのできない恋愛シュミレーションゲーム、俗に言うエロゲーだ。
「まあその話は道々しましょか。今日は頼んまっせ!」
「ち、アホが。本当なら野郎の頼みなんか願い下げなんだが、女の子の頼みってんならしょうがねえ」
佐々木は果穂の顔を思い浮かべながら、果たして鈴木は何歳まで女の子という肩書を名乗って許してくれるのか考えていた。
なんだかんだで薬草を無事採取した一行が再び電車に揺られて海浜公園駅で降りると、時刻は既に正午を回っていた。腹が減っては何事もできないと言う葵井に引きずられる形で香我見たちは近くのベーカリー『シャーロック』に足を運び、いくつかパンを買ってビーチに向かっていた。
「うぅ、ありえないっス。人生最大の屈辱っス」
「鍋公はまだええやろ。俺なんか現在進行形で屈辱を受けてんねんぞ」
「鍋って言うなっス! 私には緋辺・A・エリザベスっていう立派な名前があるっス!!」
「くっくっ、まあその辺で勘弁してやれよリズちゃん。確かに乙女の秘密を覗いたのはいただけないが、その詫びに何でも一つ言うことを聞くって言うんだから。おまけに、こいつはすでに罰を受けているようなものだし……ぷぷ」
改めて香我見の方を見た葵井がまた口を押さえた。
「あーはっはっは! こんなの漫画でしか見たことねーよ!」
「うっさい。しばくぞ」
あのとき少女は思わず火柱を放ったが、ちゃんと加減はしていて派手な見た目の割に香我見を襲ったのは頭部にかかったわずかな火の粉だけだった。それも急いで川に頭を突っ込んだので大事には至っていない。しかし、現実とはいつも無情なもので香我見は無傷とはいかず、
「ぎゃはははは! ず、ずいぶん立派なアフロヘアーですねー! あははははは!」
香我見の茶髪はダンスフロアのダンサーも真っ青のアフロヘアーになってしまったのだ。いや、経緯を鑑みるならボンバーヘアーと言った方がいいかもしれない。
葵井はずっとこの調子なので、香我見は舌打ち一つで諦めて、リズの方に話を振る。
「ていうか、こっちの用事を手伝ってもらってもええんか? 昼飯は慰謝料みたいなもんやから気にせんでもええぞ、鍋公」
「それはいいんスよ。人助けは大歓迎っスから。だから鍋って呼ぶなっス!」
山からここまでずっとこんな感じだったので、香我見も葵井もなぜリズが炎を出せたのかという根本的な疑問について追求することをしなかった。もっとも、リズが実は人ですらない堕天使で炎はその力の一端に過ぎないと説明されても信じなかっただろうが。
「だからアンタは……ん?」
「どした? ……って、なんだあれ」
リズの言葉が途切れたのにつられて葵井もそちらを向くと、そこにはまさしくなんだあれと言いたくなるような光景が広がっていた。光景、というよりそれは一人の人物だった。なんとなく人間のような形をしているが、手や足などのパーツがいちいち人間離れしたフォルムを持っていて、如何様にも形容しがたい容姿だった。そのまさしく得体の知れない人物(?)がなにやら嬉しそうに飛び跳ねながら少し先の道を駆けていったのだ。
「ああ、思い出した」
しばしそれを目撃したショックに放心していた彼女たちだったが、香我見は何事かを考えていたらしい。五分ほど経った後、そんな風に口を開いた。
「何が?」
「さっきの奴、なんか見たことあるなあと思っててんけど、あいつあれや。小三の夏休みに俺が粘土で作った太陽の塔に似てる」
「グロテスクなガキだな。将来はさぞシスコンでろくでもない人間に育ったことだろう」
その小学生が作った太陽の塔と知り合いだということを、リズはついに言えなかった。
シャーロックから香我見一行がビーチへ向かっている頃、助っ人として鈴木を得た佐々木もまた海浜公園駅に降り立ったところだった。
「腹減ったな」
「そういや昼ご飯食うてへんもんな」
「どっかで腹ごしらえすっか。達也、この辺の店知ってっか?」
「ぱっと思いつくのはシャーロックやけど、ちょっと遠いし……誰かに聞いてみようや。おーいそこの人、すんません聞きたいことがあるんですけど」
「はい?」
こういうときの佐々木の行動は早い。とりあえず目の前を通りすがった女性を捕まえた。もちろん見ず知らずの人間だ。女性である分、普段からナンパしている佐々木にとってはハードルが低い。
「ボクら昼飯食えるとこ探してるんですけど、お姉さん、なんかうまい店知ってます?」
「えっと、私もあまり詳しくないので……」
「んじゃ一緒に昼飯探しません? もちろんボクらの奢りで」
「アホ、勝手に話を進めんな」
「すいません。私、用事の途中でして」
「あ、それやったらしゃあないですね。じゃあまた今度。えっと」
「紙屋千鶴です」
「は……? 紙屋って確か刑事さんの……?」
佐々木は彼女のことを友人から聞いたことがあったからピンときたが直接の面識は無いため、彼女の方は仕事柄もあって若干訝しげな目つきへ変わる。
「すみません、面識がありましたか?」
「い、いえ。ほなすんません、お手間とらせました」
そう言って佐々木は逃げるようにその場を去った。
「なんだなんだ。いきなりどうしたんだよ」
「え? いややなあ鈴さんのために逃げたんやんか。まだ捕まりたくないやろ?」
「よし、そこに直れ。野郎の血は嫌だから、出血しない程度に拷問してやる」
その後も香我見とリズが衝突するたびに葵井が仲裁するということを繰り返していると、ビーチに着いた。暖かくなってきたとはいえ、まだ五月。香我見は誰もいないと思っていたが、予想に反して人影が見えた。
「あら、葵井さん。二人も連れてきてくださったんですか」
そこにいたのは右目の泣きぼくろが印象的な、すらっとした体躯の女性だった。と、彼女はすぐに香我見とリズの方に向き直ると綺麗な角度で腰を折った。
「初めまして。私は南小学校で教師をしている笹筒深見といいます。今日はお忙しいところをお越しいただいてありがとうございます」
「町役場で企画課やってる香我見遥真です」
「緋辺・A・エリザベスっス! あの、ところで」
リズはちらちらと深見の服を見ながら、遠慮がちに訊いた。
「そのカッコは……えっと、ハロウィンかなんかっスか?」
「はうっ!」
その瞬間、深見の顔が真っ赤に染まった。それはこの場の全員が来たときから不審に思っていたことだ。やたらとスリットの深いチャイナドレスを身に着けていて、その長い黒髪を後ろで太い三つ編みにしてまとめている。おまけに普段の丸眼鏡を外して、恐らくはコンタクトレンズを入れている。
「あ、あれ? これ、言っちゃマズいことだったっスか?」
「い、いえ。生暖かい目で見られても恥ずかしいですから……」
気丈にも笑顔を見せているが、口元が引きつっている。
「こ、これは私も本意ではないのですけど……。その、果穂先生がどうしても、と言われるので……」
「あー」
「それはなんちゅうか、ご愁傷様やな」
爛々と目を輝かせて迫る果穂が容易に想像できてしまった二人は心底同情する。
「まあとにかく写メで撮っとこう。これも誰かに売りさばけそうだし」
「葵井さん。何か言いましたか?」
「ひっ!」
どすの利いた低い声で脅す深見の左手は香我見たちの死角に回されて、いつの間にかメリケンサックが装備されていた。
「い、いいや、何も言ってないぞ。とりあえずそのメリケンサックをしまえ」
「分かればいいですけど」
にっこりと笑ってメリケンサックをしまう深見には、もうすっかり先ほどの弱気な様子は見られなかった。
「お前本当に改心したんだろうな……。ったく、こんな奴が小学校の教師だとは世も末だ」
葵井としては割と本気で心配しての言葉だったのだが、彼女は涼しい顔で返してきた。
「くすっ、それはお互い様でしょう? 私も葵井さんと同じ、ですから」
葵井と深見のひと悶着が一段落した頃、佐々木たちもビーチに到着した。
「あ、深見ちゃーん! 俺やでー!」
「おい、そこからは砂浜だろ。足元見ねえと……」
「ぶぼぶっ!」
「言わんこっちゃねえ」
ものの見事に転び砂まみれになった佐々木を引きずりながら鈴木も合流する。
「初めまして、今回お手伝いを頼みました南小学校で教師をしている笹筒深見です」
「ん……? こいつぁ……達也!」
「大人気格闘ゲームのキャラがなぜここに……? ボクはついに二次元の世界に来れたんか」
「んなわけあるかアホ」
ふらふらと深見に近づこうとする佐々木の頭をぱこーんと叩いて正気に戻す。
「あれ、香我見クン。ちょっと見いひんうちに愉快な頭になってもうて」
「やかましい、イメチェンや。君こそどないした、そんな砂まみれになって」
「聞いて驚かんといてや? イメチェンや!」
「君はイメージよりも性格をチェンジした方がええな」
「ひどっ! 香我見クンも人のこと言われへんやん!」
「さて、あの馬鹿どもは放っておいてもいいだろ。どうやら頭数も揃ったようだし、掃除始めんぞー」
こうしていつも通り騒ぎ始めた企画課は放っておいて、本来の目的であるビーチコーミングが始まったのだった。ビーチコーミングとは本来、浜辺で売り物になりそうな漂着物を拾い集めることを意味する。そう都合よく売れそうなものが落ちているわけもないが、一応ここで拾ったものは八月ごろに開催されるバザーで売ることになっているので、全員それなりに真剣に作業に没頭していた。
「ふう、今日はこの辺りで解散にしましょうか」
だから辺りが朱色に染まっても、大方の人間は深見がそう声をかけてやっと顔を上げた。
「あら? 人が少ないですね」
「ああ、鈴さんは途中で血相変えて海の家の方に行ったで。スマホのゲームで時間制限のイベントがあるんやってゆうてたからそこでゲームやってるんやろうな」
「葵井さんは開始十分後に一服してくると言ったきり戻ってきてないですね」
「鍋公もおらんな。ちょっと探してくる」
「じゃあボクらも二人呼んできとくわ」
佐々木は海の家に鈴木を、深見はどこかに消えた葵井を追って歩いていった。対する香我見はいつも自分が釣り場としている場所に向かった。
彼が釣りに使うのはうろな町の東にあるビーチから沖に伸びる防波堤だ。この町にも釣り好きはいるだろうが、どうやら朝か夜に来ているらしく香我見が昼に訪れる頃にはたいてい誰もいない。夕方という半端な時間帯でもそれは同じだ。
「ん?」
しかし、そこには先客がいた。もちろんリズだ。海風になびく彼女の黒髪が夕陽に染め上げられ、茶色に近い色合いに見える。
「こんなとこでサボりか?」
少し躊躇ったものの、香我見は彼女の隣に腰かけた。
「何を言うっスか。これを見るっス!」
脇に置いてあったゴミ袋をどん、と香我見との間に持ってくる。もともとゴミの少ないビーチだから袋にいくらか余裕はあるが、それでも彼女の努力がよく分かる量だった。
「なんとなくぼーっとしてただけっスよ」
彼女はまた水平線の向こうに目をやった。
「いつまでここにおんねん。もう解散すんぞ」
「そうなんスか? もう、早く言ってほしいっス」
じゃり、とスニーカーがコンクリートの破片を踏むのを聞きながら、彼はリズが立ち上がるのを見ずに歩きだした。
「あ、そうだ。やってもらうこと思いついたっスよ」
「は? ああ、そんな約束もしたっけな」
遠目に見える先程の場所にはすでに四人の人影が集まっていた。少しゆっくりしすぎたらしい。
「この町は居心地がいいっスけど、最近はなんだかちょっと嫌なことが続いてるんス。だから、何か面白いことをして笑わせてほしいっス!!」
「これはまたとんでもない無茶な振りやな」
何か面白いことと言われても、持ちネタでもない限りすぐには思い浮かばない。
「それ、今日やなくてもええか?」
ところが彼は不思議と迷うことなく、まるであらかじめ約束してあったかのように彼女を笑わせる計画を話した。
「中央公園にでもステージ作って、そこで俺らが漫才するっちゅうんはどうや?」
連休明けの町役場。その廊下で、風野紫苑は先輩である企画課を見かけ、呆れたような目をした。
「あの、センパイがた。休み明けになると必ず筋肉痛に見舞われてるのは、悪魔の呪いか何かですか?」
YLさんの『"うろな町の教育を考える会" 業務日誌』から、小林果穂さんのお名前だけ。
朝陽真夜さんの『悪魔で、天使ですから。inうろな町』から、緋辺・A・エリザベスさん。
桜月りまさんの『うろな町の森に住んでみた、ちょっと緩い少女のお話』から、鈴木寿々樹さん。
出し殻ニボシさんの『不法滞在宇宙人』から、院部さんをお姿だけ。
稲葉孝太郎さんの『冬過ぎて、春来るらし』から、紙屋千鶴さん。
以上の方々をお借りしました。




