纏めた
短かすぎたので、二話分を纏めました。
後、作者の理想像が含まれています。
「そろそろ聞こうかね」
皿を片付け終わった私達に、お婆さんはそう言った。
「「?」」
私達は同時に、首を傾げて、頭に疑問符が浮かんだ。
「はぁー、アンタの事だよ?」
そう言ったお婆さんは、私を指差した。
「私?」
どうして、私何だろう?
話さないといけない事って有ったっけ?
「はぁー、忘れているみたいだね」
「何か、話さないといけない事がありましたか?」
不安に思いつつもお婆さんに聞く。
「あるよ」
お婆さんが重く言った。
それ程までに、重い話?
うーん………うっ!頭が、痛い……
「そ、それは、何でしょうか?」
私は、恐怖を感じながらもお婆さんに問い掛けた。
「それは………」
「それは…」
「それは!」
お婆さんは重く、私は抵抗感を持ちながら、女の子は元気一杯に、同じ言葉を言った。
「ふっ。重い空気は、もう良いだろう」
「そうですね」
場の緊迫した空気を、女の子の元気な声で霧散した。
女の子の明るい声で、私の中にあった、恐怖や不安が消えた。
「えぇ!もっとやろうよー!」
そう言って、女の子は残念そうに言った。
そんな表情を見ていると、妹の様に見えてくる。
だから、仕方が無い。
「ふふ」
「可愛いだろう?」
微笑ましく見ていた私に、お婆さんはそう聞いてきた。
「えぇ、そうですね」
よく、姉さんが私を見て、愛おしい表情をする理由が分かったよ。
女の子を見てると、愛おしい気持ちに満たされる。
姉の気持ちとは、こんな気持ちなんだろう。
私は、そんな気持ちを込めて、お婆さんに返事をした。
「ふふ。アンタも、ワタシからすれば孫みたいなもんさ」
お婆さんは私を愛おしそうに見ながら言った。
それが、むず痒かった。
「あ、ありがとうございます………」
照れた顔を見られたくなかった私は、そっぽを向きながら言った。
「ふふ、お礼を言われる事じゃないよ。ただ、思った事を言っただけさ」
うぅ、それが恥ずかしいのに………
お婆さんにそう言いたいのに、言いたくない私が居て、何とも言えない気持ちになった。
「そ、そう、ですか………」
だから、素っ気ない返事になったのも仕方が無い。
私は自分に、そう言い聞かせた。
「ふっ。そろそろ、話しに戻ろうかね」
そんな私を見たお婆さんは、微かに微笑んだ後、そう言ったのだった。
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「はーい!」
お婆さんの言葉に、女の子は先程までの残念そうな表情から一変して、笑顔で元気に返事をした。
「はい……」
まだ、恥ずかしい気持ちがあって、素っ気ない返事になってしまった。
「ふっ、ここでやるよ」
トントン
お婆さんはそう言って、先程使っていた食卓を叩いた。
「はい!」
「分かりました」
二人は対照的な返事をして、食卓にある椅子に座った。
「うん、二人とも座ったね。それじゃあ、話しを聞かせてもおらおうかねぇ?」
お婆さんは私を見て、そう言った。
「はい。倒れていた理由ですよね?」
真剣な面持ちで私は、聞いた。
「そうだよ」
お婆さんは頷いて、言った。
「そうですよね。ふぅー、私が倒れていた経緯を話ますね」
私は、覚悟を決めて二人に経緯を話し始めた。
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「なるほどねぇ」
お婆さんは、顎に右手を当てて、物思いに耽った。
「うぅ!怖さは理解できるよ!」
女の子は、涙を流しながら、ミリカの両肩を掴んで言った。
「うぅ……怖かったぁ!」
恐怖により二人に話した事で思い出した、、女の子に抱き付いて泣いた。
「うんうん!分かるよ!」
女の子は、ミリカを抱き締めて言った。
女の子の言葉に、ミリカはさらに泣いた。
「うぅ!」
泣く少女を抱き締める女の子の姿は、まるで、妹をあやす姉の様であった。
「そろそろ、話しを戻して良いかい?」
そんな二人の様子を、物思いから戻って来たお婆さんは見ていたが。
このままだと、終わらないと思い、二人に話し掛けた。
「うん!大丈夫!」
「ヒック!……うぅ………」
女の子は元気に返したが、ミリカはまだ、泣いていた。
「はぁ、もう暫くは待つかねぇ」
お婆さんはそう言って、ミリカが泣き止むまで待つのだった。
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「うぅ、すみません」
泣き止んだミリカは、そう言って、謝った。
「落ち着いたのなら良いさね」
「うんうん!元気なのが一番、だからね!」
二人はそう言って、ミリカを励ました。
「うぅ、ありがとうございます」
そんな優しい二人を見たミリカは、また、涙を流しながらお礼を言った。
その涙は、先程までの悲しき涙から、嬉しき涙になっていたのだった。
この話のオチは決まっているのに、流れが思い付かない。




