お婆さん回
『閑話 消し方が分かった』を久しぶりに読み返して、書いた本人である作者が泣いてしまい。
良い話だと思い、少し直して短編として残そうと思ったので、その報告をしに来ました。
「ふわぁ~~~」
ミリカは、アクビをしながら目を覚ました。
そんなミリカの耳に、
「おはよう。良く眠れたかい?」
優しい声が聞こえた。
(う~~、誰だろう?)
まだ、意識が覚醒しきれていないミリカは、そう思いながら声が聞こえた上を見た。
「うゃ~~、お婆さん誰?」
目を擦りながら、お婆さんに聞いた。
「おや?もう忘れてしまったのかい?」
ミリカの問いに、お婆さんはそう返した。
お婆さんの言葉に、頭を傾げた。
(うに?会った事あったっけ?)
ミリカはそう思いながら、記憶を遡って行く。
それから暫くして、思い出した。
それと同時に、
「あっ!」
「思い出したかい?」
大声を上げてしまったミリカに、お婆さんは優しく聞いてきた。
「う、うん!……っ!さっきは、寝かせてもらってありがとうございました」
お婆さんに慌てて返事をした後、いつものキャラになりお礼を言った。
「急にどうしたんだい?」
そんなミリカの言葉遣いは逆に、お婆さんに怪しまれてしまった。
怪しまれる状況など想像していなかったミリカは頭が混乱して、
「い、いえ!なな何の事かしら?」
口調がグチャグチャになりながらもそう返した。
「ふっ。そんな無理しなくて良いんだよ」
ナデナデ
そんなミリカの様子を見たお婆さんは、何を勘違いしたのか、ミリカに優しく言いながら頭を撫でた。
「うゃ!うゃ~~~~~」
お婆さんの撫で撫では、混乱していたミリカを落ち着かせた。
「ふふ。気持ち良さそうにしてるアンタの方が、きっと良いよ」
お婆さんは瞳を細めながら、ミリカに言った。
「うゃ~~~、そうするぅ~~」
もう、完全に、お婆さんに甘える孫だ。
「うんうん。そうした方が良いよ」
お婆さんもお婆さんで、ミリカを孫の様に思っていた。
膝にいる孫を置いて…………
「う~~」
孫が、目を覚ました。
「おはよ…………」
目を擦りながら孫は見てしまった。
お婆さんが、少女を愛おしく見ながら撫でている所を。
「うにゃーーー!」
その光景を、羨ましく思った孫は、突撃した。
撫でて欲しくて。
「おや、起きたのかい?」
そう言いながら振り返ったお婆さんが見たのは、頭を向けながら突撃して来る孫だった。
「っ!?」
その事に、驚いたが。
いつもの事なので、すぐに落ち着いて、孫を受け止める体勢を取った。
ミリカを撫でながら。
「撫でてーー!!」
その間も、孫はそう叫びながら突撃して来る。
それから少し経ち、遂に………
ドン
「おっと」
孫の突撃に、体勢を崩しそうになりながらも、受け止めた。
「撫でて!撫でてーー!」
そんなお婆さんの様子に気付いていないのか、孫は頭を擦り付けながらせがんだ。
「はぁー、はいはい」
ナデナデ
明るく元気で、一直線な孫を見て。
お婆さんは呆れながらも、嬉しそうに撫でるのだった。
キャラって書かれていた箇所がありますが。
ロールプレイだと何か違うと思ったので、キャラにしただけなので、気にしないでもらえるとありがたいです。




