何処に向かっているのだろう……
急展開があります。
階段を下りきった少女が見たのは、暗闇だけだった。
「なっ!この俺様が失念していた、だと……」
床によつん這いになって、信じられないと表していた。
その態勢のまま、呆然としていたが、近くに落ちている光を灯す物を見つけた。
「フフ、俺様がそんな事を忘れるものか……」
そう言って立ち上り、光を灯した。
光を灯した事によって見えたのは、
荒らされた後の部屋だった。
その部屋を見回した少女は、
「地下室、荒らされた、一人も居ない。これは事件で間違いない!」
決まった、と言わんばかりの表情。
誰だろうと分かる事実を凄いだろう、と表情で語る少女…………
「虚しい……」
(誰にも見られない探偵など、探偵ではない!
くっ!何か!何か!無いのか!)
少女はあちこちを見回すが、見つかったのは血文字だけだった。
「無いか……」
諦めた少女は他の場所を探しに向かった。
カツ カツ カツ カツ
ガチャ キィー
「ふむ、特に何も無いか………」
その部屋は、何かの戦闘の後なのか、血があっちこっちにあったが少女は無視をした。
ガチャ キィー バタン
カツ カツ カツ カツ カツ
「ウワァァァァーー!」
遠くから叫びが聞こえるが、少女は無視をして進んで行く。
「オラァ!」
ドコン!
何かを殴った音も聞こえるが無視をする。
「我らのアジトを襲うとは良い度胸だ!」
バコン!
近くから聞こえた声と音は、
「ふむ、教訓を生かし、帰るとするか」
回れ右をして、元来た道を戻って行く。
(決して逃げよう等とは思っていない!)
誰に言ってるのか分からない言い訳をしながら。
バコン!!
ガラガラガラガラ!
そんな少女の目の前に瓦礫が降ってきた。
「ッ?!」
慌てて後ずさった少女は、瓦礫が降ってきた所から逃げようとしたが、
「うんだぁ?そこに誰か居んのか?」
瓦礫が崩れた事によって起こった、土煙の中に入る影が少女の方を向いて話し掛けてきた。
びくっ!
ソロリ ソロリ
驚いたが、慌てず静かに、後ろ歩きで逃げようとした。
「待て!」
びくっ!
大声を上げた人物は、早歩きで少女の方に向かって来る。
それを見て逃げようとしたが、体が動かなかった。
「ッ?!」
その事に驚いていた内に少女を呼び止めた男が、土煙の中から出て来た。
「お前、家の組織に何のようだぁ?」
少女を問い詰める言葉を言ってきた男を見た少女は、雷に打たれた程の衝撃を受けた。
だが、それも仕方がないだろう。
その男は、額に傷があり、強面で、屈強な体をしていたからだ。
その姿を見て少女は、
(ほぉう、俺様の英雄伝に相応しい敵だな)
不敵に笑い、額男を見据えた。
「おい、聞こえてんのかぁ?」
少女を威圧しながら額男は近づいて来る。
「フフフ、フハハハハー!」
近づいて来る男を見据えたまま、少女は笑いだした。
びくっ
「なんだぁ!急に笑いだして!」
自分が一瞬でも怯んだ事に、額男は怒りが沸き上がってくる。
それも、少女だろう者によって、だ。
弱そうな奴に、自分が怯んだ。額男は、その事に怒りが沸かずには要られない!
「フフフ、かかってこい」
右手を額男に向けて、クイクイと煽ってきた。
「お前っ!」
怒りが爆発した額男は、少女に突撃した!
「ふっ、遅い」
突撃してくる額男を見て、少女はカッコつけた言葉を言った。
だが、
「調子に乗るじゃあねぇ!」
ゴン!
「ぶべっ」
ドーン!
あっさりと仮面に拳を食らい、吹っ飛んで壁にぶつかったのだった。
「いてぇ!」
殴った額男は、殴った拳を押さえて呻いた。
額男が痛みに呻いている間に、
ガラガラ
少女は壁から出て来た、それも無傷で。
パッ パッ パッ
「ふぅー、何をするんだいきなり」
額男は、無傷で出て来た少女を見て、痛みも忘れて愕然とした。
「な、何で、無傷なんだ?」
愕然としたまま、額男は少女に聞いた。
額男の言葉に少女は、カッコいい態勢を取り、
「フフフ、我に攻撃などと言う稚拙な物は効かない……」
決め台詞を言った。
しかし内心は、
(ふふふ、決まった……しかし、俺様に攻撃するとはバカめ。俺様は無限の体力を持っているのだ。それも知らずに攻撃するなど、フフフ、フハーハハハ!)
もっと酷かった。
「そんな分けあるか!そんな、そんな、嘘通じる分けないだろう!」
少女の言葉に額男は、混乱、恐怖、怒りが混じり合った複雑な表情で、嘘だと断言した。
「ふっ、憐れな者だ。現実を見ないなど、愚かとしか言いようがないな……」
額男の信じないと表情で語る顔を見て、少女はヤレヤレと両手と首を振るった。
「くっ!ふさ、ふざけるな!」
先程まで感じていた感情を忘れる程、少女の言葉と態勢は額男をバカにしていた。
「事実を言ったまでだ」
ブチ!
「ハ、ハハ……死にてぇみたいだなぁ?」
少女の言葉は、額男の怒りを天元突破した。
「うっ!なん、なんだこの恐ろしい波動は……!」
天元突破した額男の迫力は、少女を後退りさせた程!
「悪道邪道の幹部である俺を怒らせた事を後悔させてやる」
額男は、戦闘態勢を取って、少女に言った。
額男の言葉に、少女も戦闘態勢を取り、
「ふっ、逆だ。その言葉は我が言うべきだ。改めて名乗ろう、黒の殺戮者と呼ばれている者だ。その我を怒らせた事を後悔させてやるぞ」
主人公である、ミリカ視点に戻りたい。
日常を!ほのぼのを!癒しを!作者は欲してる!
はぁ、無理矢理に終わらせようかな………




