虜2号
「うぅ、はっ!」
横を向いて寝ていた少女は目を覚まし、周りを見回そうと起き上がろうとしたら、
「おきたー?」
頭上から、声を掛けられた。
ビクッ!
急に声を掛けられて驚いてしま、俺様はその程度で驚いたりなどしない!
「ななな、なにぃ!者だぁ~!」
叫びながら、敵から転がって離れる。
離れてから敵を見ると、ピクリとも動いていなかった。
ふふ、俺様の叫びにやられてしまったみたいだな。
もちろん、実際は違う。
カミカミになりながらも離れて、威嚇行動をする様はまるで、猫のようだった。
声を掛けた幼女は、やられたとは言えるが、その行動に衝撃を受けていただけだ。
「おぉー!」
うん?やられたのではなかったのか?
それに、何だか目がキラキラしている気がする。
そう考えた時だった、
ダン!
「へっ?」
幼女が少女の目の前に現れたのだ。
ぎゅう~
そして行きなり、抱きついて来た。
「く、苦しい!離、れ、ろ!」
苦しいくて、抱きついて来た幼女を離そうと押すが、幼女の方が力が強く離せなかった。
スリスリスリスリ
「かわいい~~!」
「あっ、ダメ、限界……」
頬をスリスリさせながら永眠に入って行く。
そんな時だった、救世主が現れたのわ。
ドン!
「あぅ!いた~い!なにするのー、ヒーラー」
幼女が頭に手を当てる為に、抱きつきを開放されたことによって永眠を免れた少女はまだ、意識がハッキリしていないのかボゥ~っとしていた。
「私が声を掛けても気付かなかった貴女の自業自得よ」
意識がハッキリしない中でも、助けてくれた人が知りたかったのか、幼女が振り向いた方を見る。
そこに居たのは、綺麗な女性だった。
私が見ていることに、女性が気付いたのか此方を向いた。
「あら、起きていたの」
何を感じているのか分からない表情で、少女を見ていた。
ビクッ!
その表情によって、俺様は意識がハッキリとした。
「こわがってるー。ヒーちゃん、めっ!」
幼女が、ヒーラと言うらしい女性を叱りつけていた。
うん?……!
「だっ!誰が!恐がっているだとー!」
俺様が恐がることなぞ無い!
まったく、あの幼女が言ってることが分からん!
「貴女よ、恐がりの仮面さん」
「そんないいかたしちゃだめだよ~ヒーちゃん!」
幼女が女性を叱っている光景を見て俺様は、沸々と怒りが沸いてきた。
「ふふ、フハハハー!誰が恐がりだと言うのだ」
「貴女よ」
ふふ、ヒーラとやらは分かってないようだな、俺様の真の実力を!
「ふふふ、俺様は恐がってなどいない!勘違いしないでもらおうか?」
「おぉー!かっこいい~!」
分かってるではないか、あの幼女。
後で褒美として、俺様の眷属にしてやろう。
「それならどうして恐がっていたのかしら?」
「あれは唯の武者震いだ」
それを示すために腕を見せるが、
「私には、ただ震えているだけに見えるのだけど?」
「わたしもー」
これだから素人と言うものは、ダメなのだ。
「ねぇ、やれやれって感じ止めてくれない?」
「むぅー、これにはヒーちゃんにさんせー」
何故分かった!
「貴女、纏ってる空気で分かりやすいのよ」
「うん!」
なっ!こいつら手練れか!
「今さら気付いたの?貴女、バカって言われない?」
「ふふ、おもしろ~い!」
確か、造りし者がそんな事を言っていたような?
いやいやいや、騙せれるな!
造りし者はそんな事、言っていなかった!
大丈夫だ、俺様!うん?……!
「貴様らなんで、俺様の心が読めるんだ?!」
「あら、気付くの遅かったわね」
「うん、おそかった~」
二人で顔を見合せて小声で何を話し合っているんだ?
何故だろう、仲良さそうに話し合う二人を見てると寂しく感じるのわ。
「でも~かわいいよねー」
うずうず
「そうね、それは認めるわ」
うずうず
うぅ、耐えられない!
「貴様ら、俺様もまぜろ!」
俺様が突撃しようとした瞬間、先程までヒーラとやらと話していた幼女が此方を向いた。
その時見せた表情を見て俺様は急に恥ずかしくなってしまった。
だから、無理矢理止まり、そっぽを向きながら、
「やっぱり、貴様らと話しなんてしたくない」
そう言ったら、さらに視線が微笑ましくなったのを感じて、俺様はさらに顔が赤くなるのを実感した。
だから、聞こえなかった、
「かわいいでしょ~」
「えぇ、小動物みたいな可愛さがありますね」
ヒーラと幼女の会話を。
ラノベの紹介動画見てて気付いたんですが、新な小説を書く毎に被りが起こりそうですよね。
物語の設定を考えたり、キャラの設定を考えたりするのが多くなりそうですよね。
この作品自体、気楽に書いてるので、被りとか多くなりそうですが、気にしないでもらえるとありがたいです。
言いたかっただけです。
それじゃあ、また明日!




