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VRMMOに男の娘が挑む  作者: 白夜の桜
仮面の回想(まとめ)
44/604

調子に乗った代償

その服装は、


黒のレザーグローブ


白のシャツに赤のネクタイにタイ・バーが付き(基本的な結び方)


黒のスキニーパンツ


黒のロングコート(帽子付き)


黒色のベルトのロングブーツ


どうだ!素晴らしいだろう!

ふふふ、俺様の邪道よこしまなみちを阻む者を悉くを倒し!俺様はこう呼ばれるのだ、


黒の殺戮者


っと。

素晴らしい!


「ふふふ…」



これを三人称で見てみよう。


血溜りに立つ、妖しい仮面を着けて、真っ赤に染まった服のまま、妖しく笑う人。


見た者は言うだろう、


狂人がいる


っと。


だが、ここには人はいなく、また、本人も気にしないだろう。



「ふふ、もう少し力を試したかったが仕方ない、まずは、街を落としに行くか……」


仮面は街の方向を見て、成功を確信しているのかのように言った。


__________________


〈街の門前〉


カツ カツ カツ カツ


門前に唐突に現れた人を見て、門兵は武器を構えた。

だが、それでも止まらず。

警告の意味を含めて、門兵の一人が話かけた。


「止まれ!貴様は何者だ!言え!」


門兵の話とは名ばかりの威圧的な話し掛けだったが、その者は止まった。


「俺様か?」


門兵達はその者の可愛い声に少しの間固まった。

先に、戻って来たのは話し掛けて来た門兵だった。


「き、嬢ちゃんは何者だ?」


女の子だと思った門兵は、優しく語りかけた。

その者は、門兵の言葉にポーズをとって言った。


「ふっ!俺様が何者か?だと、いいだろう!教えてやろう、我の名前は…………はて?なんだったけ?」


緊張感が漂っていた門前は、その一言で霧散した。


「はぁ、警戒して損した。嬢ちゃんは記憶喪失って事でいいんだよな?」


記憶喪失?っと首を傾げた仮面の少女を見て、門兵は記憶喪失だから仕方ないか、っと思い、教えて上げた。


「いいか、記憶喪失ってのはな……」


説明が終わり理解したのか、仮面の少女は言った。


「ふむ、そんな病気があるのか」


「病気なのか?まぁ、いいか。俺も詳しく知ってるわけじゃないしな」


「で、それが何故、我と関係があるのだ?」


口調は戻さずに、理解出来ない、と聞いてきた仮面の少女に門兵は驚いた。


「記憶喪失は理解出来たのに、それには気づかないとか、どこか抜けているな嬢ちゃん」


「貴様みたいに、髪の毛など抜けていない!」


「おい、嬢ちゃん。それはどういう事だ?」


髪の毛、の言葉に反応した門兵は、指をポキポキ鳴らしながら仮面の少女に近づいた。


「ほぅ、我に戦いを挑むと言うのか。ふっ、その愚かさを身重って知れ!」


仮面の少女はそう言って、門兵に拳をぶつけた。

しかし、攻撃は効かなかった。


「ほぅ、その程度で俺に喧嘩を売ったんだな?」


「あれ?な、何故効かん!」


「純粋なレベル差だよ、嬢ちゃん」


「な!この肉体はレベルなど関係ないのだぞ!」


「何を言ってるんだ。それよりも、覚悟は出来てるんだろうな?」


仮面の少女が上を見上げると、そこには、強面の顔と屈強な肉体が目に入った。


「ひっ!や、やめてくれ!我には大事な目的が…」


「ほぉ~、その話し聞かせてもらおうか」


仮面の少女はそこに希望を見出だした。

逃げれるかも、っと言う希望を。


「話!話から頭に置いた手を放してくれ!」


だが、その希望は砕け散る。


「あぁ、お仕置きが終わってから話してくれ」


「えっ、お仕置き?」


絶望している事が伝わる声で言った。


「あぁ、お仕置きだ」


笑顔で宣言した門兵を見た仮面の少女は、悪魔か!っと思っていた。


「あ、あの~俺様、親が待ってるので帰らせてもらいます」


「記憶喪失だろ、嬢ちゃん?」


論破された仮面の少女は、他に退路がないか探したが、手遅れだった。


「さて、始めるとするか…」


その言葉と共に、頭に力が加えられていく。


「イダーー!痛いぞ!痛!は、な、せ、貴様!放せ!!」


痛みに声を上げながらジタバタしたが、意味は無く。


「もう一度言うが、嬢ちゃんの攻撃は効かないからな。じゃあ、門の中に入るまでこのままな」


頭を鷲づかみされながら、門の中に入るまで絞め続けられたのだった。

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