試練再び!
「よし……これでどうだい?」
ミリカが引き籠もっている布団の寝台に腰掛けて言うと、
「何処に、いますかぁ~?」
声が聞こえるが、布団の中からでは何処に居るか分からないミリカは、布団の中から片手だけを出し探しながら問い掛けた。
「うん?ほら、ここだよ」
少し首を傾げた後、近くに来たミリカの手を握って教えた。
「落ち着くまで、このまま掴んでいて良いですか?」
握られた事で、ホッと安堵したミリカはそう頼んだ。
「良いけど、料理が冷めちまうよ?」
ミリカの頼み自体は良いけど、料理が冷めてしまう事を心配した。
「うっ!………少しの間だけ、お願いします」
料理が冷めてしまう事に、嫌だと思うも、先程の怖さから少しの間だけ、食べるのを後らせることにした。
「はいよ」
女将は料理が冷める事を気にしておらず。
まだ少し震えている手を見て、微笑ましく思っていた。
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「ありがとうございました」
それから十分程して、落ち着いたミリカは女将にお礼を言った。
「どういたしまして。落ち着いたのなら、料理を食べに行くかい?」
自分が作った料理が冷めようと、長く引き留めてしまったとしても、気にして無い女将を視ると、ありがたいなと思う。
今ミリカの中で、女将の存在は尊敬する人物の中に入った。
そんな女将からの問い掛けは、ミリカの中で決まっていた。
「はい!」
「ふっ。そうと決まったら食べに行こうか」
キラキラした瞳で見つめてくるミリカを微笑ましく思いながら、手を引いて促す。
「うん!」
ミリカは料理を楽しみなのも合間って、とびきりの笑顔で頷いた。
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「はいよ。冷めているが、味は保証するよ」
今、ミリカの前に並んでいるのは、これでもか!っと言う程の料理が並んで行く様は、圧巻だった。
「あ、あの……この量は多すぎませんか?」
量の多さに、食べきれるかを気にする前に、この量の料理を見ただけで、満腹感に襲われる所か………いや、これは言わない方が良いだろう。
「うん?数日もの間、寝ていたらお腹がそうとう空いてるもんじゃないのかい?」
女将の言葉は間違いでは無いが。
それでも、一つの皿に盛られた料理の量が多く、それが十皿もあれば、飢えに苦しんでいる人でも、限界だと言ってもおかしくない程の量なのだ。
ミリカが今、自分がおかしいのか?それとも、女将がおかしいのか?っと混乱しているのである。
「はぃ……その通りです!」
いくら、食いきれないとは分かっていても、好意から作ってくれた女将の前で、残すわけにはいかない!っと覚悟を決めたミリカは瞳に熱き炎を灯した。
「何、覚悟を決めた表情をしてるんだい。もしかして、それだけ腹が減っているのかい?」
ミリカの表情を見た女将はそう判断して、それだったら足りないかもと思い問い掛けた。
「いえ、十分な量があるので大丈夫です」
今のミリカの表情は、勇敢な兵士の表情だ。
「そ、そうかい」
女将は戸惑っていた。
女の子だと思っていたお嬢ちゃんが、男らしい顔つきになったのを見て、戸惑い、驚愕、混乱の三つの感情が一気に来て、頷く事しか出来なかった。
「では、いただきます!」
今ここに、ミリカの戦いが始まった!
投稿した日が深夜、それはつまり作者が一番元気な時間帯!
次話の話も明日ように書いてる話が、15分程で、大部進んだことから、やる気MAXなのは間違いない!
今まさに!「ヒャッハー!」してます。
追記
終盤に差し掛かっているのに、ゴールが離れて行く現象をなんと言うのでしょうか…………




