010過去の回想
連邦軍大将のレック・アイリスです。
部下から、機密情報を手に入れました!
この内容が実施できれば、帝国を打倒できます。
何故、上層部は使わないのだ?
今回は、そんなお話です。
宇宙歴 7982年
連邦軍
首都 マインゴーシュ内
司令会議室
会議室には、軍服を着た提督と2人の大将がいた。
会議室は広いが、大きなテーブルにある大量の椅子にたった3人が座っている。提督は60歳ほどに見え、2人の大将は30代ほどで若く見える。
「連邦軍で既に、人間と言える者は何名いるのだ」
提督のオリバー・ラフェアエルは、頭を抱える。
帝国と戦いで度重なる人体実験を繰り返し連邦軍の軍勢は、全て脳を培養工場で生産して植え付けた命令に従うだけの軍勢に成り果てた。
残された国民や軍人子供たちも奇形や重度の脳障害が多くなっていき、今や数万人しか7000年前の奇形などが発生しない、正常なDNAを持つ人間と言える人が生き残っていなかった。
「既に、首都以外で意思の疎通できる人が存在しません。生産された脳に帝国との戦いのための情報入れたインプラント(記憶チップ)に従って増殖して帝国と戦っているだけです」
大将のモルト・ケルヤが発言する。
「しかし、そのおかげで帝国と戦えており、戦況は五分と五分です」
大将のレック・アイリスが発言する。
「だが、もはや作戦すら立てれぬ。我らが接近しても攻撃されぬだけで、自律的に動かぬ部下を少人数でどうやって制御する? ハリボテの軍隊ではないか!」
提督が興奮して叫ぶ。
「7000年前の機密の実験データーを入手しました。これを使えば、帝国を殲滅出来ます」
レックが、力強く言う。
「まさか! クロードファイルの事か! あれは駄目だ。貴様は、それでも連邦軍の軍人か!」
バキューーン!
レックが、オリバーの頭を装備していた、旧式の銃で撃ち抜く。
「な! 何をするんだレッグ大将!」
「君は、賛同してくれるかいモルト大将?」
「クロードファイルに関しては、使用したら連邦軍ではな………」
バキューーン!
モルトも頭を撃ち抜かれて倒れた。
「これで、私を止める者は誰もいない! 父上と母上の仇を討つ事に何のためらいがある! あはははァァァ」
レックの笑い声が流れ続ける。
大将のレック・アイリスが、連邦軍の指揮を全て握ったようですね。
次回は、ジェスの物語に戻ります。
帝国皇帝が登場?
次回へ続く!




