070ケリテファ
主人公のジェスです。
タワーダンジョンを攻略していましたが、謎の少女に出会う!
今回は、謎の女の子のお話。
女の子が話しかけてくる。
「下から出てくるならわかるが、横から出てくるとは奇怪なやつじゃ」
「ここのモンスターは?」
「なんじゃ、規則性もわからん奴か? ここは299階だ。
200階を超えてからは、偶数階にモンスターがいて奇数階は休憩が出来る様になっておる。
ここまで来るのに気がつかないとは、とんだ間抜けが来たな。あはははぁ」
ツボに入ったらしく腹を抑えて笑う。
「え? 休憩できる階?」
「そうじゃ、100階までは20階おきにあって、タワーの20階と40階の休憩階には町があるぞ。
100階から200階までは、10階おきに休憩階があったな。
場所によっては、森になっていて食料すらあったぞ。
ここまで来るのに100年もかかったが、食うに困らんかった」
あ! タワーの中に町があったから、他のダンジョンでは入り口に出店などあったが、このタワーの入り口には何もなかったのか!
ダンジョン中にあったとは……観光的には、20階までは普通に行っとくべきだったか。
「ぬし、相当強いな。298階にいた熾天使長ウリエルを倒すのに15年はかかったが、ここに上がって2年しかたっておらんから2年以内で倒したのか?」
いや、出会ってすらいないんですが……
「ここで2年って? どうやって暮らしてる?」
「まぁ、しばらく待ってみろ、私も初めてみたときは驚いた。
それが始まるまでは、50年振りに話せる奴に会ったのじゃ。しばし話そう」
得意げな顔をして、知ってる事を教えてくれる。
「私は、ジェスと言います」
「我は、ケリテファじゃ」
「ケリテファ? 前魔王?」
「なんじゃ我を知っておるのかの? ぬしは、魔人かエルフか?」
「いいえ、人間ですよ。観光でここへ来ました」
「へ?!……まぁよい。
我は、喧嘩に負けてしまったので鍛えるためよ。
もう戻っても勝てると思うが、このタワーの先も気になってな。
200階以降からは、負けそうになったら退却出来たので粘って先を目指しておる」
悔しそうな顔ををして語る。
「300階のモンスターは、強いんですか?」
「モンスターというより250超えた頃から、天使が出て来てくる様になって、300階のやつは熾天使指揮官のミカエルと副指揮官のラファエルの2体じゃ。
まだ攻略方法も見えてない状態じゃ」
ケリテファが肩をすくめた瞬間に、床から食料が載っているテーブルと椅子そしてベットがせり上がる。
「おう!! 食料が生えて来た。」
驚いてる私を見て笑っている。
「我も驚いたが毒も入ってない上に美味い。ベットも寝心地最高だ。朝になるとまた床に消えるので、食ってしまおう」
ケリテファと晩御飯を食べて、明日の朝に戻りたいので、私は300階に行く事にした。
ケリテファが、アドバイスをくれる。
「そこの螺旋階段登ると、300階だ。
初めは相手が動かないが、少しでも攻撃すると動き出す。
魔法攻撃と肉弾戦両方出来ないと辛い戦いになるぞ。
危なくなったら降りてくれば追ってこない」
さて、300階で最後のだと良いのだが……
明らかになるタワーダンジョンの内容。
最終攻略も近いのか?
次回、タワーダンジョン攻略終了?




