表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
67/186

060不死

悲しみに暮れるラクアです。


一緒に旅をしていた零さんが、死んで火が消えたようです。


今回は、その後のお話。

 海上に浮かんでいるシャトルで、いつから自分が感情を表に出すようになったか考えていた。


 昔は喜怒哀楽などなかった。ただ命令通りに動いていた記憶がある。

 1番最初の感情は帝国皇帝を倒す際に、方法が見つかった際に安堵した感情だった気がする。


 その前に何をしたか思い返していると、仮設ベットから音がする。


 ラクアが目を覚ます。

 珍しく落ち込んでいる。


 アルテアも目を覚まし、不慣れな両足でアルテアが歩いて私の横に来る。


「すまない、元の体の構造を記録していなかったので、人間と同じような姿になってしまった」


 いままで、大蛇の下半身であったアルテアだったが、今は人間のような外見になっている。


「いいえ、助けて下さってありがとうございます。セシル様に関して、話したい事があります。

 いつ会えるかわからないだけで、セシル様は不死なので問題はないんですよ」


「「へ?」」


 ラクアと私が一緒に、呆然とする。


「セシル様は、過去にも魔族とのトラブルや事故で、何回か死んでいるのを知っていますが、数日以内に、すぐ戻って来ました。

 今回のように1000年間戻らない時があったので、いつ戻ってくるかは保証出来ませんが、不死ですので死亡に関しては問題ないかと」


「「え!」」


 なんてこった! 零さんは、帝国の人だったな……


「あははぁ」


 ラクアが笑い出す。


「という事は、どこかで目を覚ました零さんを、探し出せば良いという事になるのかな?」


 私が聞くとアルテアが答える。


「そう言う事になります」


 ガコン! バシュゥゥ!


『遠隔操作が実施されました。上位権限認証、目的地に出発します。座席に着席し固定ベルトを装備してください』


 突然、シャトルが動き出す。

 何事か操作コンソールに行くと自動操縦になっており、こちらからのアクセスが効かない。


「どういう事? 操作が効かないよ」


 ラクアが操縦席に着席してレバーを動かしているが、ロックされていて動かない。


 シャトルの外の風景をモニターで見ると、進行方向は海底研究所!


 ドプン!海に潜る。

 既に研究所までの距離が1kmを割っている。


「上空からの攻撃がない??」


 まさか、水中からいけばステルス衛星に襲われなかったのか?

 それはないな、高性能のセンサーがあるはずだ。

 と言うことは、このシャトルが攻撃対象の例外なのか、何者かがステルス衛星の攻撃を止めたことになる。


 海水が綺麗なためか、目の前に巨大都市にしか見えない海中研究所が、綺麗に見えて接近して行く。

 100階は、あるだろう建物が密集して立っており、周囲でも30階以下の建物がない。


「なんて大きさだ」


 建物の下に、大きな基盤となる施設が存在する。そこまで接近すると施設の水中ハッチが開いていく。

 中に入るとハッチが閉じて、ちょうどシャトル水に浮くほどに、海水が抜けて船の様に大型通路を進んでいく。


 港の様な所に着くと接岸して停まった。

 横を見ると、宇宙船の駆逐艦が3隻ほど停まっていた。


 シャトルの通信機から明るい声が聞こえる。


「ジェスさん、ラクア、アルテア。 帝国科学研究所へようこそ」


 零さんの声が響く。

結局、生きてた零さん……いやセシル。


今後、セシルの謎が解き明かされていく。


次回、帝国科学研究所のお話。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー cont_access.php?citi_cont_id=202206315&s
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ