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058零の正体

種族ナーガのアルテア・ルントです。


1000年も待った主人の関係者らしき人がやって来ました。

これで、主人が見つかるかもしれません!


期待に胸膨らみます。


今回は、関係者の人が何かを見つけてくれるお話です。

 いつもの名乗りをあげると、アルテアが暫く無言で考えたのちに、口を開いた。


「それでは、何者かわかりません。セシル様の敵ですか?」


 アルテアが、身を構える。


「敵か味方かは、わからないが私達も海底都市に用事があるので、セシルに出会ったらアルテアが城で帰りを待っている事は伝える事はできる」


 アルテアが脱力して納得したような顔をする。

「わかりました。協力しようと思いますが、どうすれば良いですか?」


「セシルは、過去にどれぐらいの頻度で海底都市に行ってました?」


「多い時は、7日に1回、少ない時は、1年間に1回程度でした」


「セシルが、海底都市に向かう前に、城の何処かに行くと思うのだが、その場所はわかるかい?」


「城の制御装置がある部屋に、行ってました」


「そこに案内してもらいたい」


「良いですが、私も入れなかったので入れれば良いですが」


 案内された部屋の前には大型の鋼鉄製の扉があり、横のコンソールで開閉をするようだ。

 オープンを選択するした。


『アクセス権限が無効です。再入力してください』

 コンピュータの合成音が響く。


 前回ゲットした中将のアクセスコードを入力してみる。


『アクセス権限が付与されました。権限クラスは中将です。全機能が解放されます』


「ジェスさん。連邦じゃないの? 帝国軍の中将さんだったの? 全くわからないわ。宇宙に行ったら教えなさいよ」


 零さんが困惑している。


 扉をオープンして、中に入る。

 入ると大きな部屋の1つの壁に数百のモニターが画像を映している。その1つに闘技場の対戦が映っていたり、ルークの町の冒険者ギルド、王都や法国など見覚えがある場所が映っていた。


「ウヒャ! 世界中が、ここで見えるのかな?」


 ラクアが感嘆してる。

 戦艦で操作方法を覚えたのかラクアがモニターのコンソールらしき所をいじり始めると、画面が全て変わりあらゆる角度からの私達が映った。


「ジェスさん、これ凄いよ。場所だけでなく人物を指定するとその人を映す上に、写っている人がみんな登録されてる」

 コンソール画面に名前が出ていた。


 捜査対象 ラクア

 表示人物一覧

 ーーーーーーーー

 ラクア

 解析不能 例外

 セシル・レイスタ

 アルテア・ルント

 ーーーーーーーー


「は?!」


「え!!!」


「セシル様?」


 しばらく沈黙。

 アルテアが困惑しながら喋り出した。


「皆さん、お顔を見せてもらって良いですか?」


 全員、パワードスーツを解除する。

 零さんを見た瞬間。


「セシル様!!」


 零さんにアルテアが飛びついて抱き上げる。


「戻って来られたのですね。お待ちしておりました。ルスカとグレのお墓に一緒に報告に行きましょう」


「えええ!! 私がセシルなの?」


 零さんが大混乱。


 結論では、私が解析不能の人物となる。


「過去の人だからかな?」


 本音をつぶやく。


 零さんと相談した結果、零さんの素体の素がセシル・レイタスであり、1000年ほど前に海底都市に向かった際に、何かがあって本人が死亡してしまい、零さんが意識を取り戻したと言う結論に達する。


「ただ記憶が無いので、全く実感がないわ。記憶を取り戻したいわね」


 零さんが、遠い目をして私を見る。


「自分を見つけてしまったが、海底都市へは行くと言う事かな?」


 零さんに、継続の意思を確かめる。


「そういう事ね。記憶が戻るまでは、実験素体00のままよ」


 微かに笑う。


「では早速!」


 私が再び操作コンソールへ向かう。

零の正体が、判明!


零=セシルでした。

後は記憶が戻れば、かなりの謎が解けるはず!


次回は、記憶を戻す為に海底都市へ向かうお話。

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