005過去の回想
作者のアイです。
今回は、誰にも伝えられていない昔のお話。
宇宙暦 326年
大きな円卓に、2人の提督と3人の大将が座っている。
円卓の前には、科学者の様な白衣を着た初老の男性が立っている。
大柄な大将の一人が口を開ける。
「強化人間の計画は、どうなっている?」
「人間の脳にインプラントを埋め込み、擬似記憶とパワードスーツに特化した人間の開発は成功です。
初期段階で10万人を製作しました。
生身の脳でパワードスーツにリンクが出来るのは、まだ数名ですが、音声入力で補填が効くので十分戦えます」
初老の男が答える。
小柄な提督が言う。
「これで5年間も、押されていた戦局がひっくり返せるはずだ。
奴らが不死ならば、我らは無限に生産すれば良い」
女性の大将の一人が言う。
「試験管でいくらでも量産できるのだから、連邦の勝利は間違いないでしょう」
高齢の提督が言う。
「来年までに10倍、いや100倍は生産できる様にしてくれ」
「了解しました」
白衣の男は、その部屋を後にする。
白衣の男が通路を歩きながら独り言を漏らす。
「機械で生産された人間。人間から機械に変わった人間。人間の真似をしている悪魔。どれが本当の人間だろうな」
ジェスの出生の秘密が少しづつ紐解かれます。
次回は、闘技場にハマったラクアと零さんを説得して海底都市を目指すお話のはず?




