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035戦艦ログ

主人公のジェスです。


やっと戦艦にたどり着きました。

これで、少しは地球に何があったかわかるのだろうか?


そんなお話です。

 ゲートを通過すると広いパワードスーツの格納庫に出る。


 想像以上に大きい戦艦のようだ。

 パワードスーツ格納庫もここだけではないようだ。


 艦橋を目指す。

 空調が止まって長い為か、かなり温度と湿度になっている。普通の人なら長時間いたら死んでしまうレベルだ。


「空調が復旧するまでは、スーツのフェイスを解除しないでください」


 ラクアと零さんに忠告する。


「そもそも、フェイス解除の方法を知らないです」


 ラクアの突っ込みが入る。


 使用方法は身体に入れたはずだが、感覚で覚えているが、頭には入ってない感じか?


 何箇所か隔壁が降りていたが、壁にある開閉スイッチで苦もなく空いた。

 セキュリティがコンピューター以外はされていないようだ。


 艦橋に到着。

 船長の席らしき部位にミイラ化した死体があった。

 手にはタブレット型の航海日誌があった。


 死体を調べるとカードキーを発見した。

 これで、何でも使えそうだ。

 死体を漁っている間、ずっとラクアが「キャーキャー」騒いでいた。


 死体を艦内にいる雑用ロボットを呼び出して、遺体安置場へ死体を送らせた。


 戦艦制御装置に接続して情報を吸い上げる。

 エネルギー残量78%

 反重力エンジン 損害率36%

 破損外装 1%未満

 破損内装 0%

 武装損害率 0%……

 エンジン壊れているが他に壊れているところがない。


 緊急用のシャトルは、どうだろう?

 4機搭載しているはずだが、残機0になっている。

 戦艦を捨ててシャトルで脱出したという事か?


 あとでエンジンが修理可能か見てこよう。


「航海日誌が、ヒントだな」


 そう呟くと、零さんとラクアと私で並んでメインモニターに、航海日誌の最後から再生して行く。


 宇宙暦354年6月12日

 帝国軍の罠にはまり地球から脱出しようとしたが、ステルス衛星が軌道上に確認しただけでも30個以上設置されていた。地上30kmを超えると自動攻撃してくる。武装シャトルは全滅し友軍戦艦4艦が全壊して、墜落した。我が艦はエンジン部位に軽傷のみだった為、不時着した。その際に私は怪我をしてしまい、これが最後の記録になるだろう。隕石衝突による噴火や隕石の地表を巻き上げた砂が雨のように戦艦を叩いている。戦艦と共にここに埋もれるだろう。連邦軍に勝利あることを祈って。

  艦長 アルベルト・モトスミ


 宇宙暦354年6月11日

 掃討が海底都市と大型シェルターを残すだけになったが、宇宙から帝国艦隊が襲ってきた。しかも、戦線布告のメッセージには隕石を落として倒したはずの帝国人が、私達を馬鹿にするような事を言っていた。地球を囮に使ったようだ。倒してもバックアップから同じ人間が戻ってくるなど、もはや人間ではない!


 宇宙暦354年6月8日

 ほとんどの帝国人が隠れているシェルターを破壊した。命乞いする人々もいたが機械であって人間ではない。私は騙されない。


 宇宙暦354年6月6日

 まだ生き残ってる帝国人が地表にいるようだ。

 狩の時間だ。戦艦5機と武装シャトルを全機出撃して、生き残りを始末しなくてはいけない。


 宇宙暦354年6月5日

 地球に隕石を無事に落下させる事に成功した。

 《地球の首飾り》も5個程の巻き込んで破壊した。

 これで、帝国軍の民間人含む60億人程のロボット供を処分できたはずだ。生身でない人間など人間ではない! 人権などある訳がない。ロボットなどに人間様が支配される訳がない。


「うはぁ、壮絶な最後だな」


 私が言うと零さんのが思いつめたように語る。


「私もバックアップがあれば、すぐ復活するけど、人間なのか疑問に思う時もあるわね」


「零さんは、人間だゾォ」


 ラクアが慰める。


 エンジンがある機関室に移動した。

 外壁はナノマシンの自己修復で治っていたが、エンジンは自己修復を付けると衝撃などで暴走する為、自己修復機能は付いていない。

 故に壊れたままだった。


 パワードスーツの大剣部分のナノマシンに、修復機能を付けてエンジン取り込ませる。


 修理完了まで時間をパワードスーツの人工頭脳に聞いた。

『17万秒程です』

 秒で答えられても.....2日程かな?


 修理は大剣のナノマシンに任せて、いったん地上に戻ろう

戦艦ログをゲットしました。

少しづつ地球で何があったか、わかっていきます。


次回は、遠い過去のこの世界創生の鍵になるお話。


次回へ続く。

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