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034戦艦への道

話についていけないラクアです。


今回も零さんとジェスさんが、戦艦がどうたらこうたら言ってますが、全く意味がわかりません。


今回は、そんなお話です。

 ランチを食べた後は、馬車が入る程の大きさの倉庫を商業ギルドで借りて荷車を倉庫に入れる。


 ラクアのパワードスーツの背中にある大型通信システムを利用して、地下に埋まっている戦艦へのアクセスを開始する。


「ラクアのパワードスーツの制御用人工頭脳を音声入力式に切り替えて」


 ラクアに、お願いしてみる。


「ジェスさん!どうやるの??」


 オドオドしてるラクアをみて、零さんのが優しく教える。


「念じてみて」


「音声入力!音声入力!そもそも、音声入力って何ですか?」


 そこから、まず教える必要があったのか!


「いつも頭に語りかけてる、スーツの声を(外と会話してみよう!)ってイメージかな?」


「イメージ!イメージ!!!」


 ラクアが踏ん張ってる。


『音声入力に切り替えました』


 ラクアのパワードスーツから電子音が聞こえる。


「出来た!」


「流石ラクアだ!」


 褒めてみると、ラクアがデレデレになっていた。


 ここからは人工頭脳と私のトンチ問答のような事になって行く。


「1番近い通信可能装置を検索」


『地下978m付近と地下989m付近にあります』


 2つあるのか?


「両方にアクセス」


『両方ともアクセス権限不足でログイン出来ません』


 どうにかして入れないか、足掻いてみる。


「ゲスト権限では入れないか?」


『989mの通信システムとは、ゲスト権限で入れます』


「ログインしてくれ。」


 やった!入れた!


『ログインしました。連邦軍所属パワードスーツ格納庫、端末コード番号0326』


「えええ!!連邦軍の戦艦かよ!」


 帝国軍の戦艦だと思っていたので、意外性で驚く。


「現在の権限で出来ることを言ってくれ」


『ハッチの開閉、船橋への通信、照明の点灯と消灯』


 お!通信がある!


「船橋への通信は、可能か?」


『可能ですが、画像と音声のみです』


 データー通信は、無理だったか……


「映してくれ」


 壁に投影機で船橋が映し出される。

 破損等はなく誰もいない船橋で、暗いため細部まで見えない。


「画像に写っている場所の座標は、分からないか?」


『情報量が、少なすぎで演算不可能』


 最後の望みが……連邦軍?まさか?


「私のパワードスーツとリンクしてくれ」


 最大限の期待を込める。


『リンクしました』


 接続完了!


「私のパワードスーツの認証で2つにアクセス!」


『989mの通信システムにアクセス成功しました。

 権限解除。

 連邦軍パワードスーツ格納庫端末の全ての機能が使用可能です』


 ビンゴ! 成功した。


「ジェスさんやっぱり連邦軍だったのね!」


 零さんに突っ込まれる。帝国施設を使えていたので、私が帝国軍の可能性を考えていたらしい。


「それは、まだ秘密です」


 零さんが睨んでくる。


「とりあえず格納庫の転送システムが使えると思うので、こちらの座標に迎えのゲートを遠隔で開いてみますね」


 パワードスーツに命令を送ると、目の前にゲートが開く。


「さて! いきますか!」


 上手くできたので、思わず本気で叫んでしまった。


「楽しみ!!」


 相変わらずのラクア。


「連邦軍の戦艦に興味はあるわね」


 好奇心満々の零さん。

戦艦への道が開かれました。


次回、動くのか戦艦?


次回へ続く

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