031創られた世界
主人公のジェスです。
零さんのデバックが終了します。
もうすぐ町から離れて、宇宙へ目指す旅に出ようと思っています。
やり残した調査をしたら、新しい謎が見えるお話
零封亭でパワードスーツを脱いで、昼飯を食べている。
零さんとラクアがやってきた。
「討伐依頼は、どうでした?」
「それが、相手が弱すぎて、練習にならないんですよ」
ラクアさん、相手が弱いのではなくてラクアが強すぎるのだろうと突っ込みたいが我慢する。
「私の治療は、明日の朝に終わると思う。明日からの予定を話し合いましょう」
「まずは、王都?」
「王都の地下1km付近に墜落した戦艦がある可能性があって、脱出用のシャトルが取り出せれば宇宙に出れる」
「他には?」
「獣王の国の闘技場の地下2km付近には大型の基地があって、壊れてなければ駆逐艦レベルの宇宙船があるはず」
「地下2kmは凄いな入れるか微妙だ」
「あとは海の中に沈んでいる都市があって、防衛システムが生きていて近づけない場所があるわ」
「今の段階では、その3箇所に宇宙船がある可能性があるのね」
「ラクアは、海を見たことがないので海に行きたい」
ラクアが、ニコニコして回答する。
流石だ! 話の内容がわからなくても話についてきている。
昼御飯を食べ終えたら、また別れて明日の旅立ちに備えて色々準備を開始する。
帝国施設に戻り司令室に入る。
隕石が落ちる迄の地球に存在した帝国の基地情報や都市情報を脳内インプラントに移していく。
まだ試していない事を実施してみる。
司令室の入力形態を音声入力に切り替える。
「《地球の首飾り》の4番衛星にリンク」
『リンクしました。上位権限認証しました。全機能が使用出来ます』
「通信アンテナを最大まで広げて通信可能性な施設を検索」
しばらく待つと壁のモニターに結構な量が表示される。しかし、観測用の小さな衛星や宇宙デブリ的なゴミと月基地2箇所であって、地上は零さんが指摘した3箇所だけだ。
「月基地にアクセス!」
『権限がないのでアクセス出来ません』
直接いくしかないのね。
「まだ生きていて、動く衛星はないか?」
『《地球の首飾り》の4番衛星、ミサイル迎撃トライ衛星、気象観測用ネプス衛星、エネルギー反射衛星が37個』
「なんだって!? エネルギー反射衛星の反射元と、送信先を表示」
『反射元は、太陽の静止軌道上にある巨大ソーラー発電所、送信先は地表全体』
「おおお!!」
大気中のナノマシンは、光と振動や電波などをエネルギーに変換して動いているが、それのサポートでエネルギー補充用の衛星がある事がわかった!
完全に意図的に作られた世界だ。
妙に、エネルギーの蓄積率が高いはずだ。
ナノマシンがエネルギーを、変換しやすいエネルギー波が地表にあふれている為だったのか。
「一体、誰が、なんの目的で? 全く想像がつかない」
今の地球は、意図的に創られていると感じる情報が入りました。
何か、裏で動いているのでしょうか?
次回は遠い過去のこの世界創生の鍵になるお話。
次回へ続く。




