表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/186

015零の秘密

作者のアイです。


今回は、零さんの正体がわかるお話です。

 零封亭に着いた。


 まだ夕方なので日課のリハビリを早めに行う。

 宿屋の部屋に戻ってパワードスーツから出ると、ベットの端に手をつきながら歩行訓練。


 今まで宇宙で過ごしてきたが、宇宙で筋肉トレーニングはしていたので、ぎこちない歩行だがだいぶ歩ける様になってきた。

 前に転送装置として作った杖を持って、ナノマシンの関節サポートなしで散歩する事にする。


「きつい。20mおきに休憩入れないと無理だ」

 道をよろよろ杖を使って歩いている。


「ジェスさん! 晩御飯は肉と魚どちらが良いですか?」


 20代の白髪で赤瞳の女性が接近してくる。何処かで見た気がする。

 今の姿がジェスなのを知っているのは、ラクアと零さんだけのはずだが?


「どちら様でしょうか?」


「あら!零ですよ」


「ヘ? 年齢が若返ってないですか?」


「女性は化粧で化けるんですよ」


「そう言うレベルではない気が……」


「お話があるので今晩にでも、私の部屋に来てください。司令部が起動した件でお話しましょう」


「え???!」


 もっと話したかったが、晩御飯の買い出しに零さんがいってしまった。

 追いたくても歩行速度が間に合わない。とりあえず零封亭に戻って晩御飯まで待っていた。


 晩御飯になって出てきた肉料理を、なんの肉かわからないが美味しくて涙を流しながら食べた。


 晩御飯の配給が終わった後に、零さんが部屋に戻るのを確認して零さんの部屋に行く。

 ラクアが晩御飯を食べに来なかったのが気になる。


 コン、コン


 ノックする。


「どうぞ!」


 ドアを開けると露出度が高いセクシーな衣装をまとった零さんが、ベットに座って待っていた。


「お話って?」


「ジェスさんて、連邦軍の人でしょう?」


「何故それを?」


「私の本当の名前は、第2帝国軍所属 テスト素体ナンバー00。

 帝国で肉体の年齢制御の為に、造られた実験体です。ベースの記憶は誰かの記憶であり、その本人が死亡した際に意識が戻りました。」


 零さんから帝国で行われていた、脳の機械化の機密を教えてもらう事となった。


 脳の記憶を脳と全く同じ機能の機械に移植すると、知識はあるが感情がなく自立した行動をしないデータが入っているだけ物になる。


 ところが、移植した機械を10個用意して、移植元が死ぬと10個のうち1個が感情と自律性を発動する。


 帝国でも解明できていないが、今の次元にはその人はユニークで、1人しか存在出来ないと言う結論に達している。


 肉体の年齢制御の実験用に作られた、零さんの記憶の主のである人物が死んでしまい、数あるデータ中で、零さんの素体が感情と自律性を取り戻し意識を回復したと言う事らしい。


 回復したのは先ほど行った帝国施設の実験場で、意識が覚めた時は1000年ほど前。


 転送装置で外に出たが、呼吸によってver9.3のナノマシンを吸収した事により、体内のver4.0ナノマシンがver9.3に書き換わってしまい、上位権限無効で戻る方法がなくなったと言う落ち付きだった。


 私は脳内にパワードスーツのリンク用と、記憶用のインプラント(生体チップ)が入っているだけで、ほぼ生身であった為か影響が無かった様だ。


 呼吸する生物的なナノマシンは、全てがver9.3以上という事も理解した。

 ますます無機質のver3.5パワードスーツは、上位権限がある為に、神レベルの貴重品である理解を深める。


 1000年間、多くの知識があるが移植元の記憶がなくなっていたので、自分は何者だったのかを探す旅に出ていたそうだが、ナノマシンの変調をきたし始めた。


 老化が進行したり若返ったりし始めた為、元の研究施設に入る手段はないか、模索する為に1番近いルークの町に住んでいたと言う事だった。


 先ほど、今迄入れなかった施設の司令部の通信システムがONになった事と、ジェスがその付近に向かっていた事、フルプレートアーマーに見えるがパワードスーツでなければ、ジェスさんが装備できる筈がない事を総合して相談した様だ。


 私は、最後の疑問を投げかける。


「何故、刺激的な服装を?」


「男性は、この様な服装の女性に弱いと知識にあったので……」


 あっているが、何か間違っている気がする。


「ここまで情報提供したのだから、お願い聞いてくれる?」


 何か大変な事に巻き込まれる予感がして来た。


少しづつ謎が消えていきます。


次回は、物語の原点の過去での別の物語が登場します。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー cont_access.php?citi_cont_id=202206315&s
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ