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「浅い」


 更新直前にミスを見つけて修正していたら、予定より少し更新時刻が遅くなってしまいました……(汗


 それから、前回更新後に2件レビューをいただきました。ありがとうございます。


 それでは、お楽しみいただければ幸いでございます。







 敵の戦力が、ロアたちのいる右翼方面に集中し出した。


 右翼はケンタウロスと魔物が中心……。

 一方、ジオのいる中央方面には扉の中からの増援が到着したそうだ。

 そしてジオはその増援をすぐさま右翼へ回した。

 これを聞いたニコは俺に、


「貴様の引き連れてきた元中央方面の魔物たちを中央へ戻す。こちらはもう我々に任せよ。貴様は戻って、他の軍を助けるのだ――あの呪術で」


 と言った。

 右翼には四戦煌がいない。

 ロアは強いが、四戦煌には劣る。

 他と比べると心配ではある。

 ジオのいる中央も一度、直接様子を見ておきたい。


「わかった。あんたらは当面、守り重視で備えておけ。わかってるとは思うが、第六との交戦は避けろよ」

「言われずとも」


 再び魔物たちを引き連れ、俺は中央へ戻った。

 一旦、ジオたちと合流。

 彼らは前線から少し下がって急場で設えた陣を張っていた。

 治療を受けている豹兵の姿がちらほらと目につく。

 死体もあった。

 腕など身体の一部を失った者もいる。

 どっしり佇み陣を見渡しているジオに、声をかけた。

 豹王装の俺を見て、ジオが少し冗談っぽく言う。


「来たな、豹王」

「敵の騎兵隊を一つ潰したそうだな」

「これでも一応、四戦煌最強という称号持ちなもんでな」


 ジオはしばらく傷ついた豹兵たちを黙って見つめたあと、


「ただ……こっちも犠牲なしとはいかねぇ。敵戦力の全体像がいまだ掴めねぇってのはいまいち不安だ。例の第六騎兵隊ってのも、まだ出てきてねぇしよ」


 そう話すジオ自身はほぼ無傷と言ってよかった。

 ジオの観察を終えた俺は、


「敵の隊長と戦った割には、傷らしい傷がない」

「おまえんとこの副長と比べれば、楽な相手だ」

「ロアたちの最新状況は入ってるか?」

「報告によると、大分やれてるようだぜ。リィゼが送ってきた援軍をすぐあっちへ回したのが効いたかもな。ああ、それと……こっちにも敵の新手が向かってる気配があるそうだ。こうなると、ニコのところへ送り込んだ魔物たちを連れ帰ってきてもらえたのは正直助かる」


 黒毛だからあまり目立たないが。

 付着した血の量。

 あの返り血の量からして、ジオは他の兵の何倍――

 否、


 何十倍も、殺している。


 規模の大きな戦争。

 通常、一人の力などたかが知れている。

 が、ジオは一人で劣勢を覆す力があるのかもしれない。

 ジオ・シャドウブレード。

 一人の力でどれほど殺したのか。

 やはり四戦煌内では、明らかに一人戦闘能力が突出している。


 当人は”一応”などと謙遜したが。

 間違いなく四戦煌最強と呼ぶにふさわしい人物。

 この戦い……。

 この男が戦えるだけで、味方の生存率は大分上がるはずだ。

 戦闘能力に留まらず、戦場での勘や指揮能力も優れている。


 こいつは――死なせたくない。


 個人的感情としてもそうだが……。

 味方の犠牲を抑えるという視点でも、必要な人材だろう。


「…………」


 信頼して別の戦場を託せるってのは、心強い。

 ジオが豹兵たちに視線を置きつつ、口を開く。


「……今、言っとくぜ。オレは、おまえが最果ての国に来てくれて本気でよかったと思ってる。……ありがとよ」

「リィゼの指摘通り、俺も打算あっての協力だ。そこまでありがたがられる筋合いはねぇよ」

「だとしてもだ。ニコも、おまえが駆けつけなきゃ命が危なかったかもしれねぇ。おまえがいることで……オレも、気兼ねなく戦えてるところがある」

「…………」


 グルゥ、と小さく含み笑いをするジオ。


「ちょいと、クサかったか」

「いや――似たようなことを考えてるな、と思ってな」

「?」


 と、ジオが耳をピンと立てた。


「ああ、そういや――おまえに耳に入れておきたい情報があったんだ。ついさっきだ。右翼方面に偵察へ出てた豹兵が、気になる情報を持ってきた」


 ジオはその情報を話した。

 俺はあごに手をやる。


「……伝令に対して隊番や身元の確認を徹底、か」

「今ロアたちとぶつかってる騎兵隊……そいつらが移動中に話してたのを聞いたそうだ」


 ――俺のやり口がバレた?

 が、そのやり方で倒した第十騎兵隊は残らず仕留めたはず。

 その時、近くに人間の気配もなかった……。

 目撃者がいたとは考えにくい。

 伝令に偽装する手を予測したヤツが敵にいる?

 しかしそれは、つまり……

 こちらに”人間”という手札があると、向こうが推察していることに……


「話を聞いてた豹兵の話によると、例の狂美帝とかいうのがこっち側にいると思われてるみてぇだな」

「……そういう、ことか」


 敵はミラが最果ての国と組んでると見てるわけだ。

 なら……蠅王ノ戦団の存在に行き着いたわけではなさそう、か。

 ただまあ、


「伝令に偽装して不意を打つやり方は、これで封じられちまったと見ていい」


 と、言いつつ……。

 疑われても、射程範囲にさえ入れるならまだ使える手でもある。

 蝿王ノ戦団や状態異常スキルの存在もまだバレていない。

 が、やはりリスクは増加する。

 俺は、鼻を鳴らした。


「フン……ま、これはこれでいいさ。これで、伝令が来るたびに向こうは疑心を抱かざるをえない。少しだけ、向こうの動きを鈍くする効果が期待できるだろ」


 セラスのような真偽判定の力でもない限りは、な。

 と、こちらの伝令がやって来る。


「来ました! 敵の騎兵隊が、こちらへ向かっています!」

「数は?」

「目視で200ほど!」


 ジオは身体の向きを変え、すぐさま指示を飛ばした。


「怪我人は下がらせろ! 戦える連中は、オレと来い!」

「――俺も行く」


 言って、この辺りの地図を頭に思い描く。

 ここの近くには、あの地形か……。

 局所的な樹林地帯があったな。


「ジオ、地図を」



     ▽



 騎兵隊が、林の前に姿を現した。

 左右には切り立った崖。


「止まれ」


 先頭の男が隊を停止させた。

 あれが騎兵隊長だろう。

 崖上を見やる隊長。

 崖の上から、何やら合図のようなものを受けている。

 隊長は馬上で、満足げにヒゲを撫でた。


「崖上はおれたちの兵が固めている……さて、あそこの林だが……」


 目の前に広がる深い林を見据える隊長。

 この岩場にあって、いうなれば砂漠のオアシス……。

 が、爽やかな青々しさは薄い。

 見た目を暗く彩る鬱蒼とした茂み。

 木々の幹は太く、葉は大きい。

 ゆえに、日中でも太陽の届かぬ場所となっている。


「つまるところ……」


 隊長が言った。


「身を潜めるには持ってこいの地形……なるほど、人モドキもそれなりに考えてはいるらしい。だが姿や気配はなくとも、林の中に奇襲用の兵を伏せてあるのは見え見えだ。獣ゆえ、狩猟本能とかで気配くらいは消せるのかもしれん……が、我々人間は獣性を上回る知性を持つ。それによって我々人間は、獣の野性を凌駕してきた。獣たちよ……そなたらは、常に――」


 隊長が腕を挙げると、兵が、馬上にて弓を構えた。





 火矢。

 林の中へ、火矢を射かけるつもりか。

 さらに、別の隊列が魔導具を構え――


「放てぇぇぇぇええええええええ――――――――ッ!」

「!?」


 隊長が、ハッとしてあごを上げた。

 崖上が騒がしくなっている。

 隊長が気づく。


「ちぃい!? 敵の伏兵は林の中ではなく……あの崖の上かぁ! このおれとしたことが、見誤ったわ……ッ! あぁ!? 向こうも弓兵だとぉ!? 小賢しいわ、獣ども――、……うおっ!?」


 崖の上から矢が降り注いだ。

 そこへ、ジオ・シャドウブレードの声が続く。


「ここの地形を見りゃあ、そこの林ん中に何かいると思うのは当然……その分、てめぇらは崖上へ割く戦力を疎かにした。悪ぃが一方的に――やらせてもらうぜ!」


 ジオが、崖上から槍を投擲。


 ズドッ!


 一人の騎兵が盾ごと貫かれた。

 隣の兵が、激しく動揺する。


「ひ――ひぃぃ!? 盾を貫通しただと!? バ、バケモノ……ッ!」


 それを見た隊長が、


「あ、あぁぁああああぁぁぁああああああ――クソクソ、クソがぁぁああああ!」


 吠えた。

 隊長は吠え猛った直後、


 ブチィイッ!


 自分のあごヒゲを数十本、まとめて引きちぎった。


「――ふぅぅ。よぉし、落ち着いたぜ。さぁて……」


 今のは、自分を落ち着かせる儀式のようなものだったらしい。


「盾、構えぇええっ! このままじゃいいまとだ! 崖上を目指すにも、ここからじゃ位置的に不利っ……そこで一旦、林の中に身を隠す! 頭上の矢に注意しろぉ! ゆくぞ! おれに続けぇ!」


 号令を発し、馬の腹を蹴る隊長。

 矢の雨の中、騎兵隊は林へ雪崩れ込む。

 盾で矢を防ぎきれなかった騎兵は林まで辿り着けず、続々と転倒していく。


「……よし、もう大丈夫だ! 撃ってこない!」


 林の中に入ると、隊長は騎兵の速度を落とさせた。

 隊長の横に馬首を並べる騎兵が背後を振り向く。


「……けっこうやられましたね。あの黒い豹人……隊長、どう思います?」

「相当やるな。しかし逆に、ここであれを取れればでかい」


 まだだ。


「さて……我々はここからどう打って出ますかね?」

「向こうがこの林に火でも放たん限りは、ひとまず様子見だな……あるいは、他の騎兵隊が到着すれば逆に挟み撃ちにできるかもしれん」


 ……まだ。


「我々の現状を伝える手段が、あればいいのですが……」

「第九か第六あたりなら、おれたち第三の状況を察して動きを合わせてくれるかもしれん。ただ、こん中だとおれたち騎兵の本領は発揮できない。もしあの黒豹どもが追ってきたら……下馬して、懐かしの密林戦だ」

「隊長、遠くに魔物の気配があります。かすかに、鳴き声も」

「ああ、おれも感じ取ってる……動いてはいねぇが、近づいてきたらやるしかねぇな。偵察がてら……もう少し、進んでみるか」


 ――、…………もう、少し。


「しかし……亜人風情に、見事に裏をかかれましたねぇ」

「もしあの豹人に妻でもいたら、目の前で寝取るとかでもせんと……これは、気が済まんよなぁ」


 ――――まだだ。


 引きつけろ。


 ギリギリまで。


 ごく微細な息遣いが耳へ届く。


 周囲から伝わる、全身の肌を打つような緊張感。

 



 あと、もう少し――




「ほんと昔っから人のもんを奪うのが好きですよねぇ、隊長……」

「盗賊時代からの趣味だからな。普通なら興味を抱かんものでも、人のものとなるとなぜか欲しくなっちまう。性分だな」

「というか……隊長が奥さん強引に寝取ったから、この前グレイが自殺しちゃったじゃないですか! あいつ、日に日に痩せ細っていって……」

「ぶははは、あれはグレイに悪いことしちまったな! だがなぁ……ほれ、あいつだって盗賊時代には、襲撃した村で引くほどひでぇことを――」







「――――――――







 ガササッ!


 弓矢を構えた豹人がそこかしこで、立ち上がった。


「あぁ? ……、――ッ!? こ、ここにも伏兵を……置いて、やがっただとぉお!? しかも、こんな近くにだぁ!?」


 豹人たちが、一斉に矢を放つ。


「ぐっ!? まさかこいつら最初から、このつもりでっ――」


 俺はすでに――【パラライズ】を、放ち終えている。

 豹兵たちが雄叫びを上げ、武器を手に続々と駆け出す。


「いや、待て! こいつらよく見ると、数は大して――、……がっ!? あぁ!? ……身体、が……動か――ね、ぇ!?」


 やや後方で待機させていた魔物たち。


 その魔物たちには、あえて存在感を


 そしてこいつらはしっかりそっちの気配に注意力を奪われた。

 だから、より近くに潜んでいた俺と豹兵の存在感が薄れたのだ。

 次のスキルの発動体勢に入りながら――俺は、敵の隊長に言ってやる。



「浅い」



     ▽



 第三騎兵隊に勝利後。

 再び、ジオらと後方の陣へ引き返した。


 今回は負傷者をほとんど出さず勝利をおさめられた。

 予備戦力にしておいた魔物部隊も使わずに済んだ。

 ま、敵の注意を引くという意味では彼らも働いてくれたわけだが。


「……なんつーかな。おまえと一緒に戦ってると、負ける気がしねぇ」


 ジオが言った。


「俺は、天才だからな」

「こうまで結果が出てると、普通に否定できねぇんだよ……」

「フン……ま、実際は小細工が運良くハマってるだけだ。相手がもっと賢かったり勘がよかったりすりゃ、こう上手くはいかねぇだろうさ」


 そう、たとえば……


 エリカとか、ネーアの姫さまとか。

 他には、高雄姉とか……戦場浅葱とか。

 あの辺が相手だと、これほど上手くハマらない気もする。


「豹人の目と耳のおかげで、遠くにいる敵の動きを逐一掴めたのもでかい。他の兵団をけなすわけじゃないが、あんたの豹煌兵団は特に動かしやすい」

「ま、豹煌兵団は四戦煌最強のこのオレだけの兵団じゃねぇってことだ。どいつもこいつも、ずっと厳しい訓練につき合ってくれた連中だからな。その、まあなんだ……感謝しかねぇよ、オレについてきてくれたあいつらには――ん? ありゃあ、伝令か?」



「報告します! ニコ様のいる左翼方面にて――神獣を、発見したとのこと!」



 反射的な動きでジオが前へ出る。


「神獣だと!?」

「……例の第六が、いよいよ動き出したのかもしれねぇな」


 ミカエラの情報では、神獣は第六所属となっている。


「どうする、ドリス?」

「…………」

「どうした?」

「――第六騎兵隊らしき連中の姿は?」


 伝令に聞く。


「い、いえ! どうも第六ではなく、第五という情報があり……」


 眉根を寄せるジオ。


「他の隊に……第六が、神獣を貸し与えてるってことか? どんな理由で、なんでそんなことをする?」

「あるいは、あえて第五に化けているとか――」

「ほ、報告!」


 と、別の伝令が息せき切って飛び込んできた。

 今度は、中央方面の伝令である。


「我々が先ほど第三騎兵隊を撃破した戦場の近くにて、神獣を見つけたとの報告です! 命令通り深追いは避けていますが……い、いかがいたしましょう!?」

「あ?」


 ジオが片眉を上げ、俺を見る。


「どういうことだ? 敵には神獣が、二人も――」

「ほ、報告いたします!」


 今度は、右翼からの伝令――


「ロア様とケンタウロスたちの奮戦により、右翼方面――第十一騎兵隊を押し返した模様! なお、こちらの被害は少ないとのことです……ッ! さらに――」


 まさか、






「押し返したのち周囲を偵察していたところ――神獣の姿を確認したと、報告が!」






 ジオが「あぁ!?」と眉を顰める。


「右翼にも神獣だぁ!? どういうことだ、そいつは!」

「…………」


 実は神獣が何人もいた?

 いや――おそらく違う。

 これは誘い込むための罠……。

 逆手に取ってきた。

 こちらの最優先目標を”釣り餌”にしてきたのだ。

 だが、この敵の釣り餌作戦……。

 実は敵の手の一つとして、ニコの増援へ行った時にその可能性を思いついた。

 ゆえに、ニコには伝えてある。

 深追いだけはするな、と。

 だから、まず安心だとは思うが……。

 一応、改めて指示を――


「……今すぐ、各方面へ通達。指示が出るまで神獣らしきヤツを見つけても追うな。一旦、守りを固めろ。これは敵の罠の可能性が高い――高すぎる」


 すぐさま伝令を各方面へ放つ。

 ほどなく直近の中央方面は後退を開始。

 あとは、両翼……。

 やがて、左翼方面から伝令が戻ってきた。


「ジ――ジオ様……蠅王様! 蠅王、様!」


 嗜めるジオ。


「おい、豹王装の時のこいつを呼ぶ時は――」


 俺は、ジオの前へ腕を突き出し……制した。

 決めてあった呼び名を意識できないほどの狼狽ぶり。

 伝令の血の気は完全に失せている。

 俺は、促した。


「報告を」

「ニ、ニコ様たちが――」

「報告しますっ!」


 その時、だった。

 今度は、右翼方面からの伝令が飛び込んできたのだ。

 ロアたち右翼方面の者たち……。

 彼らは深追いを避け、後方へ移動を開始したそうだ。

 反射的に追ったりしなかった。

 よし。

 ロアは、冷静に判断できている。

 が、


「で――ニコが、どうしたって?」


 改めて、ジオが聞いた。

 左翼方面から来た伝令。

 ガタガタと、震えている。

 今にも倒れそうだ。


「もう一度聞く――?」


 凄まじい迫力で詰め寄るジオ。

 が、伝令はそれでも言葉が出てこない。


 ”口にするのもおぞましい”


 そんな、感じ。

 俺はその間、応急処置ができる兵を含む豹兵を何人か募った。


「案内しろ」


 俺が言うと、ジオが己の刀に手をやった。


「オレも行く」

「だめだ。あんたはこのまま、中央の指揮を執れ」

「…………」


 ジオは歯噛みし、再び伝令に詰問した。


「なら、せめて教えろ……ニコに――ニコに一体、何があった!?」

「ぃ……い、ろ……ろ――……、――ぃ……」


 伝令は怯えきっていて、呂律ろれつが回っていない。

 それでも――伝令は、どうにか告げた。






「第六、騎兵隊」








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[一言] 敵側の隊長の 自分の髭をぶっちぎった瞬間 「あぎゃあアアアアア」からいきなり「ふう、スッキリしたぜ」 の精神状態になるのが ジョジョのエシディシで再生された あぁァァァァァんまりだァァ…
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