カルテID#002 帆ノ風ヒロさま(1)
整形外科病棟に配属された新人看護師のよつ葉。
「菜須さん、慣れてきたわね」
島指導看護師に言われた。
「ありがとうございます」
「研修ノート今週の目標を書くから持ってきておいてね」
「休憩室に置いてあるので取ってきます」
そんな事を話している時、内線が鳴り響いた。電話の近くにいたので内線に出る。
「整形外科病棟、菜須です」
「救命救急、佐藤です。患者様の受け入れをお願いしたいんですが」
「患者様の性別は?」
「男性です」
「ありがとうございます。確認してきます」
「お願いします」
看護師長に救命救急からの入院依頼を伝える。
「5号室の奥が空いてたわよね」
「はい」
「病床連絡は入れておくから受けていいわよ」
「わかりました」
看護師長に確認し許可をとり、保留しておいた内線に向かう。
「お待たせしました。受け入れ許可をもらいました。受け入れをお引き受けします」
「ありがとうございます」
「お願いします」
内線を切り朝の申し送りのため集まっていた。
「○○さん、夜中発熱あり解熱剤で経過観察中です」
夜勤帯の看護師からの引き継ぎを受ける。看護師長がよつ葉に言葉をかけた。
「菜須さん、今の内線の内容を伝えてください」
「救命救急から男性患者様の受け入れ依頼がありました」
申し送りが終わり夜勤の看護師が帰り日勤帯の看護師がバタバタし始めたときに内線が鳴り響いた。
「菜須さん、救命救急に迎えに行って」
看護師長に指示を受け救命救急へ向かう。
「整形外科病棟の菜須です。患者様のお迎えに来ました」
救命救急受付に声をかける。
「処置室にいらっしゃいますよ」
「ありがとうございます」
「お願いします」
教えられた処置室へ向かって歩いていると、担当をしていたであろう看護師から声がかかった。
「整形外科病棟の方ですか?」
「はい、整形外科病棟の菜須です」
「ご苦労様です。救命救急の佐藤です。引き継ぎしましょうか」
「お願いします」
救命救急の看護師から、患者様の申し送りを受ける。
「患者様は帆ノ風ヒロさま、男性。通勤途中に駅の階段10段ほど登ったところで階段を踏み外し転落。救急車で当院へ来院。検査の結果、大腿骨頚部骨折。整形外科の医師への連絡も済ませてあります。よろしくお願いします」
「ありがとうございます」
佐藤看護師と帆ノ風さまの元へ向かった。
帆ノ風ヒロさまへ
患者役を快諾してくださり本当にありがとうございます。退院までしばらく続きますが楽しんでもらえたら幸いです。
あんなことやこんなこと書いてますが笑って許してくださいね。




