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なろう大学附属病院   作者: 菜須よつ葉
紺野班実習の軌跡
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紺野班実習の軌跡 【小野 玲編】

【紺野班実習の軌跡】

今まで受けてきた全ての実習で思い出に残る事を紺野班で話し合っていた時に聞いたことを、よつ葉が代筆をさせてもらいました。

挿絵(By みてみん)



【成人急性期看護実習】での実習記録



 秋月指導看護師に担当患者様のもとに連れられていく看護実習生の小野 玲。


「日向様、担当させていただきます小野 玲です。よろしくお願いします」

「よろしくね」


 ここは成人急性期看護実習、病棟は循環器内科。生命維持装置のアラーム音がひっきりなしに鳴っていて看護師は、バタバタ廊下を急いでい病室へ急ぐ姿が目に飛び込んできた。


 午後から予定されていた検査のお迎えに行ったとき試練が起きた。


「日向さま、CT検査に呼ばれたので行きましょうか?」


 車椅子の準備をして病室にきて異変を察知した。日向さまが、吐血をして苦しそうにしていた。


「日向さま?!」


 初めての事に驚いた小野君はアタフタしてしまう。声をかけながらナースコールをして応援を呼び主治医に連絡をしなければいけない。一刻を争う急性期看護の現場。迷っている暇はない。


 向かいのベッドの患者様の検温を頼まれて、たまたま病室に入った、よつ葉が小野君の慌てっぷりに日向様を見ると吐血をして苦しそうな姿が目に入る。


「小野君! 体位変換!」


 指示出したけど小野君が動く気配がない、勝手に身体が動く。


「実習生の菜須です。528号室日向様吐血です。応援をお願いします」


 ナースコールで応援を呼びつつ、日向様の体位変換をして吐いたものが気管に詰まらないように顔の向きも気を付ける。そして応援が来るのを待つ間、酸素の準備やベッドの柵を下ろして治療しやすいように準備をしておく。


 秋月指導看護師と医師が駆けつけてきた。


「菜須さん、ありがとう」

「いえ」


 そう伝え小野君に代わろうとたち位置を小野君に促すが突然の吐血に驚き動けないでいた。


「菜須さん、フォローお願い」


 小野君の指導看護師の秋月看護師に言われる。


「はい」


 秋月看護師の指示に従い医師のフォローに入る


 処置が終わり日向様の容態が落ち着いた頃、検査が行われる。その準備の指示を出し医局へ戻っていかれた主治医。


 その後の検査で日向様の症状が少し悪化していてそのために起こった吐血だった。


 実習の間、小野君の担当の日向様は容態が安定しなくて小野君はバタバタしてばかりの実習になってしまった。


 実習最終日、秋月指導看護師に呼び出された小野君。


「小野さん、今回の実習を振り替えってどう思うの?」

「焦ってしまって動けませんでした」

「あの時、菜須さんが居なければどうなっていたかしらね」

「はい」

「もう一度実習を受け直してください。今回は不合格にします」

「はい」




 ―――――――


 こうして小野君は「成人急性期看護」の単位を落としてしまいました。再実習が1つなら、再実習を受けれます。2つ以上は残念ながら留年です。


 小野君が落とした単位は、これひとつでした。







今回の実習は【成人急性期看護】です。


患者様役 日向七帆さま

指導看護師役 秋月 煉さま


ご出演ありがとうございました。

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