紺野班実習の軌跡 【鈴木ゆみ編】
【紺野班実習の軌跡】
今まで受けてきた全ての実習で思い出に残る事を紺野班で話し合っていた時に聞いたことを、よつ葉が代筆をさせてもらいました。
【母性看護実習】での実習記録
「おめでとうございます。元気な男の子ですよ」
母性看護実習にきて自然分娩での出産に立ち会い赤ちゃんが生まれてくるのを目の当たりにしました。人間の生命の逞しさを感じた。
「鈴木さん、ベビーのネイムバンド用意してつけてあげて」
「はい」
古都ノ葉指導看護師が、手順を指示する。ベビーネイムバンドを準備してペンを持つ、ゆみちゃんに声がかかった。
「ゆみさん」
担当産婦さんの鷹羽飛鳥さまだった。
「はい、どうかされましたか?」
「赤ちゃんのネイムバンドなんですけど、赤ちゃんの名前を入れていただくのは可能ですか?」
飛鳥さまは、出産を終えて今から胎盤処置という時だった。医師も手を止め会話を優先させてくれていた。
ゆみちゃんは古都ノ葉指導看護師に視線を送ると、古都ノ葉指導看護師が頷いたのを確認したゆみちゃんは
「はい、大丈夫ですよ。お名前伺ってもよろしいですか?」
「男の子と聞いていたので主人と決めていました。[翼]と書いてもらえますか?」
「翼くんですね。かっこいいお名前ですね」
「ゆみさん。ありがとう」
飛鳥さまは、出産の後産の処置を再開していた。
「平成30年○月○日 午後2時15分 鷹羽 翼くん 3340g」
書けたネイムバンドを鷹羽さまに確認していただく。
「これで大丈夫ですか?」
「ええ! ありがとうございます。退院の時にくださいね記念にしますから」
そう言ってもらえて嬉しかったし、看護学生としてこの場にいられたことを感謝をしたい気分だった。
お母様の鷹羽様が動けるようになるまで沐浴は、担当学生に任せられた。翼くんを沐浴させてミルクを飲ませてゲップをさせる。1日数回繰り返していたので、コツを覚えていく。
「鈴木さん、覚えてきて手際が良いわね。翼くんが眠ったら鷹羽様のおっぱいマッサージにいきましょうか。昨日教えたこと覚えていますか?」
「はい。大丈夫です」
「眠ったようですね。それではお母さんのケアに行きましょう」
蒸しタオルを持って病室に向かう。
「鷹羽様、今日からおっぱいマッサージです」
「はい、お願いします」
パジャマの上半身を開けてブラジャーも外してもらい蒸しタオルで乳腺を温める。
「始めますね」
「はい、お願いします」
ゆみちゃんは、助産師さんや古都ノ葉指導看護師さんに教わった通りにおっぱいマッサージを進めていく
「痛いですよね?」
「出産終わって新たな痛みとの戦いですね」
「乳腺を柔らかくしてあげるんですよ」
「こんなに痛いなら粉ミルクでいいよって思いますね」
乳房のマッサージと共に、赤ちゃんが吸いやすいように乳首も摘まんで柔らかくの意味と乳腺が開いてきているかの確認も怠らない。
「痛い痛い、乳首は痛いですね」
鷹羽様が耐えきれず言葉を発する。しかしここでやめてしまってはいけないと教わっているので励ましながら一回分のおっぱいマッサージは左右きちんと行う。
「左のマッサージ終わりましたよ。鷹羽様、左右違うのわかりますか?」
「柔らかいような気がします」
「それでは右のおっぱいマッサージしますね」
「お願いします」
左右のおっぱいマッサージを終えて、午前の処置が終わりました。
「午後から、翼くんを連れてきますね」
「はい」
「それまでゆっくりしていてくださいね」
「ありがとうございます」
「おっぱいマッサージ、完璧だったわよ。痛いと言われてやめてしまう学生が多いなか、声をかけ続けマッサージをやめなかったのは偉いわよ」
古都ノ葉指導看護師に誉めてもらえたゆみちゃん。
「ありがとうございます」
ナースステーションに戻り看護記録に記入をする。古都ノ葉指導看護師に見てもらいサインをもらい看護記録を棚に戻す。
【ゆみちゃんから聞いた思い出をよつ葉が代筆させていただきました】
初めての産婦人科病棟での実習にわくわくしてたのを思い出しました。沐浴の練習も一緒にしたよね。男の子の模型にピンクの産着を着せるイタズラをしていたよね。そのあと、小野君が女の子と思って沐浴練習のときオムツ外しての一言はウケたよね。小野「女の子なのについてる!」には爆笑だった。残りの日々も頑張ろうね。
今回の舞台は産婦人科病棟
患者様役、鷹羽飛鳥様
指導看護師役、古都ノ葉さま
出演協力ありがとうございました。




