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なろう大学附属病院   作者: 菜須よつ葉
紺野班実習の軌跡
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紺野班実習の軌跡 【河西美佳編】

【紺野班実習の軌跡】

今まで受けてきた全ての実習で思い出に残る事を紺野班で話し合っていた時に聞いたことを、よつ葉が代筆をさせてもらいました。

 挿絵(By みてみん)



【小児看護実習】での実習記録




 今日から3週間の日程で始まった小児看護実習。なろう大学附属病院での実習。看護実習生は実習生ように与えられた更衣室で着替え、必要なものを持ち控え室で待機する。看護部長の挨拶があり、看護部長に連れられ小児科病棟へ行き、病棟看護師長へと引き継がれ、そのあと看護師さんたちに紹介をしていただき指導看護師さんを紹介される。


「河西さん、指導看護師を担当させてもらう綴明です。よろしくね」


「よろしくお願いします」


「担当患者の看護記録ね」


 そう言って渡された一冊の看護記録をナースステーション奥のテーブルで確認をする。


「白田まろん君 6歳かぁ」


綴明指導看護師と病室に向かう美佳ちゃん。


「はじめまして、まろん君」

「お姉ちゃんだぁれ?」


そんなほのぼのした始まりだった美佳ちゃんの小児看護実習だったが、突然に看護の神様から試練が叩きつけられた。


コミュニケーションタイムでお喋りをしていたときに急変が起きた。


「まろん君の好きな事はなぁに?」

「うんとねぇ……お絵描きしたり、お話を書くこと」

「まろん君、すごいね」

「うん!」


美佳ちゃんは、こうしてフェイスシートを書いていた時に


「みかお姉ちゃん……」


と言ってお腹を押さえて苦しみ出した。


「まろん君?!」

ナースコールをして状況説明をして指示を受けて綴明指導看護師と主治医の到着を待つ。


血圧測定をして、まろん君に声をかけ続ける美佳ちゃん。主治医到着して処置が始まる。


持続点滴処置が始まり痛み止めが追加される。主治医から検査オーダーを指示される。綴明指導看護師に教わりながら主治医の指示をこなしていく。


綴明指導看護師に検査付き添いを指示されチェックをされているような眼差しに緊張が走る。


「小児科病棟、白田まろんさん 6歳です。よろしくお願いします」


「はい。わかりました」


検査技師さんにまろん君を引き渡す。


「みかお姉ちゃんも一緒がいい」

「ここで待ってるからね」


 綴明指導看護師に時間がかかるから一度病棟に戻って連絡が来たら迎えにきましょう。と言われ躊躇っていると「学生のうちは一人の担当だからあなたがここで何時間もかかるオペを待っていても誰も困らない、でも病棟にはまだまだたくさんの患者がいるのを忘れないで」


そう言われ「ここで待ってるからね」の約束を破ってしまう事になるけど、これから看護師の道に進む学生にとって臨床現場で学ぶことは多い。


綴明指導看護師と病棟に戻り指示される事を黙々とこなしていった。検査室から連絡があり迎えに行くと不安そうな顔をしたまろん君がいた。


「小児科病棟から白田まろん君6歳を迎えにきました」

「検査データは病棟に連絡を入れます」

「はい、お願いします」


まろん君の車椅子を押して病棟に戻る。


「みかお姉ちゃん、看護師さんになってね」

「うん、頑張るからね」



【美佳ちゃんから聞いた思い出をよつ葉が代筆させていただきました】


検査室の前で待っていると言う約束は破ってしまったけど、まろん君からの看護師さんになってねという約束は美佳ちゃんなら必ず守ってくれると思います。 ~よつ葉より~





今回の舞台は小児病棟


患者様役、白田まろん様

指導看護師役、綴明さま


出演協力ありがとうございました。


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