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指風鈴連続殺人事件 ~恋するカナリアと血獄の日記帳~  作者: 須崎正太郎
山本キキラ《やまもとききら》の日記
60/131

2001年8月15日(水)

 おととい


 学校を出て


 M高校の近くをあるいていたら


 岡部


 って表札の家があって


 すごく古くてぼろかった


 だけどオカベ???


 まさかと思って ぎょっとした


 そこからおじさんが出てきて、いきなりうちを見てあいさつした


「あ……こんにちは……って」


 めっちゃガリガリだった


「な、な、な、な」


 めっちゃ早く寄ってきた


 ちかい ちかい ちかい


 って言うけれど オジサン聞いてない


「な、なんでお前がいる? 馬鹿、なんでお前、ここにいるんだ」


 いみ


 わかんない


 こわかった


「ふ、ふざけんな。ボクじゃない、帰れよ! なんでいるんだよ、お前はいなくなったはずだろ? おい、どうしてお前が!」


 いま思い出しても気持ち悪い!!!!!


 うちは「来ないでよ!!」って拒否ったけれど

 そしたらオジサンは目を真っ赤にして泣いていて


「来ないではこっちのセリフだよ! なんでお前が出てくるんだよ! 先週の女もそうだ! お前もそうだ! みんなしてボクを追い詰める……! また眠れない……! おい、なんでお前が生きてるんだ、お前は、お前だけはボクがやったのに、またこんな変な――もう、うんざりだ! バカヤロー! バカヤロー! やってないことはやったことになるし、やったはずのお前は生きてるし、もううんざりだよ、こんなわけわかんねえ事件!! クソバカヤロー!!」


 とか


 ずっと叫んでた


 そればかり


 こっちの話 きいちゃねえし


 でもヨシタロウとか言ってたから


 ぜったいこいつだって思った


 こいつが




 こいつが岡部義太郎だ。




 妹と遊び半分でヤッたり


 ナッちゃんとエンコーしてたおとこだ


 やばい こわい


 でもこいつがまさか


 若菜っちと


 長谷川も???


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