表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
指風鈴連続殺人事件 ~恋するカナリアと血獄の日記帳~  作者: 須崎正太郎
山本キキラ《やまもとききら》の日記
48/131

2001年7月30日(月)

 おやとけんかした


 親は「佑樹のことは忘れろ」「殺された友達のことも忘れろ」って言う


 忘れられるわけないやろ!!!!!


 好きな人やん!!!!!


 友だちやん!!!!


 それを忘れられるわけないやろ!!!!!


 うちの父おや おかしいわ


 天ヶ瀬はあんたの息子やろ


 息子が殺人事件の現場を目撃したのに


 なんで会いにいってやらんの


 毎日 おさけばっかりのんで ときどきゲームとかしたりふらっとさんぽにいったり 働かんし 最悪 最低


 こんなやつと 天ヶ瀬と うちが 血がつながってるとか 思いたくない




 ナッちゃんの気持ちがちょっとだけわかった


 あの子もおやと仲が悪かった


 だからさみしくてエンコーとかしてた


 それはいけないことだけど、いまならちょっとだけ気持ちわかる


 誰かに必ようとされたいシ 誰かに愛されたい


 うそでもいいから愛されたいんだよね




 うちだって


 いまわけわからんもん、もう


 天ヶ瀬にあいたい あした 会おう


 天ヶ瀬の家にはいったことなかったけど


 場所はなんとなくわかる


 前に近くを通ったときに、若菜っちが


「あの家が佑ちゃんの家だよ~」


 って指さしてたから




 ……若菜っち


 なんで殺されちゃったん


 いい子だったのに


 天ヶ瀬のこと好きだったのに


 恋のライバルだったし


 勝ちたかった


 でもこんなカタチじゃない


 若菜っち 友だちだった 親友だった


 死んでほしくなんか、なかった……




 天ヶ瀬……


 アイタイ


 あって話したい


 うちらのこと、事件のこと、若菜っちのこと


 そして愛し合いたイヨ


 天ヶ瀬


 お兄ちゃんでもいい


 うちを愛してほしい


 だれも愛してくれないうちを愛して

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ