前へ目次 9/9 梅花 月雁霜音立 【梅花】 木枯らしに 萌し綻ぶ紅と 白きの咲う 春の訪い こがらしにきざしほころぶくれないとしろきのわらうはるのおとない ──寒風の中、紅白の梅が開花しようとしている。もうじき春が来るのだなぁ。 揮毫:辻堂安古市 様 揮毫:辻堂安古市 様 【月雁霜音立】 月に雁 煌々として 冴え渡り 深々と霜 柱立つ音の つきにかりこうこうとしてさえわたりしんしんとしもはしらたつねの ──煌々と冬の夜を照らす月を背に飛びゆく雁の群れ。霜柱の立ち上がる音が聴こえる様な、静寂の冷え込み。 揮毫:辻堂安古市 様