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ガロワのソラの下で  作者: 友枝 哲
54/66

∫ 7-4.衛星で紡がれる希望 dt

まえがきは割愛させていただきます。

毎日0~1時の間に次話投稿いたします。


 

 慌ててレイは衛星に向かって飛んでいった。


 レイの予想通り、衛星には人工建造物があった。


 レイが衛星の人工建造物を見つけた時、ミライもその場所に飛んできた。


「あっ、ミライさん。」


「レイ君が何か見つけたみたいだったから。」


 そのミライの言葉を聞いてレイは、四人の意識に起こる変化に関して少し確信めいたものを感じていた。


 が、そのことは確認せず、ミライの言葉に返事をした。


「うん。さっき見てた惑星の生物がどうやらこの星からの信号を受信してたみたいなんだ。」


「えっ?それってレイ君のお父さんが受け取ったみたいな情報ってこと?」


「うん。中身までは分かんなかったけどね。。。


 それでこの星に来たんだけど、どうやらあの惑星にはもう知的生命がいないみたいで、でもこの衛星に光が見えて。。。」


「あー、それで。こっちに来たんだね。」


「うん。そう。ここにきっと。」


「じゃあ、行ってみる?」


「うん。」


 二人は灰色のサラサラした砂の上を歩いて移動していた。


 上を見上げると、赤い惑星が見えていた。


 ようやく人工的建造物の横まで来た。


 ドーム状のその建造物は実際の野球場程度のサイズであり、かなりの大きさであった。


 ドームの表面は金属のようでもあり、生命体の皮膚のようでもあった。


 二人は両手でBCDのウインドウを開き、物理法則無視状態にして、壁をすり抜け建物の中に入った。


 ドーム内に入ると、再び物理法則作用状態にした。


 設定変更と同時に、浮いていた足が床に着いた。


 ドームの中には、20~30階建て高層ビルに匹敵するほどのサイズのオブジェが横向きに置かれ、先ほどの惑星にあったビルと同様に宙に浮いていた。


 そのオブジェは長さの5分の4が円筒型で残りの5分の1は直方体になっていた。


 その直方体にはそのオブジェに出入りできそうな入口があり、そこから伸びるスロープが設置されていた。


 二人はその巨大オブジェに少し見入っていた。


「なにこれ?浮いてる?超伝導? ん?じゃないんだね。」


 またミライは不思議な感覚でレイの思ったことを言った。


「うん。あの惑星でも見た。どうも超伝導じゃないっぽい。


 それよりこのオブジェってもしかして。。。」


「あたしたちの世界でも月で建造されているのって、スペースコロニーじゃない?これもそれなのかな?」


「なんかそんな気がする。でも、すこし小さくない?」


「うん。そうそう。違和感あるよね。


 大勢が住むにはちょっと小さいし。人工重力作るにはちょっと半径も足りなさそうだけど。」


 話していると奥から何者かが近づいてくるのを感じた。


「なんか来るよ。」


 二人とも制御盤のような箱の影に隠れた。


 現れたのはアンドロイドと思われる移動物体であった。


 背丈は1.5メートルくらい、寸胴で足はなく、そのアンドロイドも浮いていた。


 腕はレイたちの世界と同じく二本であったが、球体が腕の先端に付いているだけで指の構造は良くわからなかった。


 腕の間接は軟体動物のそれ、もしくは無数からなる多間接のように曲がっていた。


 アンドロイドは浮いている台車のようなものに手をかざし、押して運んでいるようだった。


 その台車からは白い冷気が漂っていた。


 遠くからなので、何を運んでいるのかは見えなかった。


 レイたちは小さい声で話した。


「あれって何だろう。ちょっと見てみない?」


「うん。あたしたち、見えてないよね?」


「うん。たぶん。」


 会話をしていると、アンドロイドは音を検知し、立ち止まり、こちらの様子をうかがった。


 二人は見つかったのかと思い、ドキドキしたが、アンドロイドは周囲の異変がないことを確認し、再び運搬作業に移った。


 レイとミライはアンドロイドに近づき、運んでいる台車の横を歩きながら台車の中を見た。


 台車の中は、青白いゼリー状の物質で半分ほど満たされており、そこに細長い試験管のような容器が突き刺されて並べられていた。


 試験管の中には白っぽい液体が入っていた。


 レイとミライはそれが何であるか分からなかった。


 アンドロイドは台車を、スペースコロニーと思われる巨大オブジェの出入口から中に運び入れた。


 直方体の中央まで台車が運ばれると、台車は自然と浮き上がり、円筒側内部に移動した。


 ミライが思わず、声をあげた。


「えっ?」


 アンドロイドが振り向き、腕を声のした方に向けた。


 白い球体だった手は、筒状に変化しており、高いエネルギーが充填されているかのような高周波音を放っていた。


 アンドロイドの目が様々な色に変化する。


 それはまるで可視光から赤外、紫外、ミリ波、マイクロ波、X線、重力波などありとあらゆるフィルターで何かの存在を確認しているようであった。


 レイとミライに緊張が走った。


 しかし、レイとミライはそれを超越した存在であったため、発見されることはなかった。


 アンドロイドは何も確認できなかったため、声を聞く前の状態に戻った。


 オブジェ円筒側の内部円周上には無数の台車が入るための穴があった。


 レイとミライ、そしてアンドロイドの接触の間に台車はまるで進路が決まっているかのように宙を移動し、その穴にはまった。


 穴の周囲が赤色であったが、穴に台車が入ると、その赤色が緑色に変化した。


 緑色の表示はすでに円筒の先端から四分の一くらいまで埋まっていた。


 アンドロイドは再び移動を始め、スペースコロニーと思われる巨大オブジェから出ていき、ドームの端にある扉の方に移動していった。


 レイとミライも台車が穴に入るのを見た後、巨大オブジェを抜け出て、そのアンドロイドが進む方に歩いていった。


 アンドロイドに聞き取られないくらい小さい声でミライがレイに向かって話した。


「この先にあの惑星の住人たちがいるのかな?」


「うん。きっとね。それにしてもあの宙に浮く技術や、向こうの惑星で見たんだけど、構造物がまるで生き物みたいに再生する技術、ぼくらの文明よりも遥かに進んでたんだろうね。」


「うん。あの浮いてる技術が超伝導でないとすると、本気で反重力完成させてる?


 とするとその恐ろしいほどのエネルギーはどっから?」


「うん。そうだよね。」


 アンドロイドが扉の前に到着すると、扉が開き、奥に進む通路が現れた。


 扉は開くというよりも、まるで生物の細胞がアポトーシス作用によって死滅してなくなっていくように開かれた。


 その奥には再び扉があった。


 アンドロイドが中に進み、レイとミライはその扉を恐々と見ながらアンドロイドの進む方についていった。


 奧の扉まで進むと、青白い光と溶剤のような液体のシャワーが降り注いだ。


 突然のシャワーに驚き、二人が声を上げてしまう。


「うわっ!」


 アンドロイドが声を感知した。


 次の瞬間、アンドロイドが素早くギュルンと声のした方に振り向き、手を再び筒状に変形させ、エネルギーを充填し始めた。


 筒状の手を向けられたレイとミライは咄嗟に物理法則無視状態に切り替える。


 アンドロイドはエネルギー充填が完了したと同時に躊躇なくレイとミライの方にエネルギー砲を撃ち込んだ。


 エネルギー砲はレイ、ミライを透過し、壁に着弾した。


 部屋が揺れるほどの爆発音、そして、部屋中に爆風が広がった。


 着弾した部分の壁が破壊された。


 設定変更によりレイとミライは間一髪、被弾を免れた。


 レイとミライは安堵のため息を軽くついた。


 シャワーが爆風を収めていく。


 その間に飛び散った壁の材料は元の壁の方に移動していき、破壊された壁は見る見る再生されていった。


 アンドロイドは再び電磁波フィルターで物体の存在を確認したが、検出されなかったため、通常状態に戻った。


 その直後シャワーが終わった。


 シャワーが終わると、奥側の扉が開き、アンドロイドは何事もなかったかのように中に入っていった。


 その扉の先は行き止まりであったが、レイとミライはそれが何となく何であるか分かった。


 二人はその箱にアンドロイドと一緒に入った。


 アンドロイドがその部屋の扉の横に付いているボタンを押すと扉が閉まり、箱は下に向かって移動しているようであった。


 扉の上には表示があったが、レイとミライはその表示を読むことができないため、何階であるかは分からなかった。


 箱の移動速度がゆっくりになり、停止した。


 扉が開かれると、だだっ広い通路のような部屋になっており、そこには青みがかった液体が円筒状に形状保持された状態で宙に浮いており、その円筒状液体が通路の両脇に無数に並んでいた。


 その液体の中には動物と思われる生命たちが入っていた。


 そして、その周囲ではアンドロイドが何体か作業を行っていた。


 レイとミライは液体をどのようにして円筒状にしているのかも、動物たちがなぜその円筒状の液体に入っているのかも理解できなかった。


 通路を奥に進んでいき、立ち並んでいる円筒状液体の一つを見て唖然とした。


 中に入っている動物は二本の足、二本の手、手足にはそれぞれ四本ずつの指があり、直立ができそうな姿勢で、手足は少し長いが、紛れもなくそれは人類代であった。


 通路の奥半分くらいから先にずらっと並んだ円筒状液体には全て人類と思われる生物が入っていた。


「これって人間じゃない?」


「。。。うん。そんな。。。気がする。」


「なに、これ。どういうこと?」


「よく分からない。というか、さっきから動いてるの、アンドロイドばっかりで、人とかがいないね。」


「そうね。たしかに。。。」


 レイとミライは延々と続く、そのフロアに人がいないか、探し回った。


 だが、やはりどこにも人はいなかった。


 円筒型液体が並んでいる通路部屋の突き当たりに再び扉があった。


 レイとミライはBCDのウインドウを開き、物理法則作用無視状態にして、両手親指を前に倒して扉をすり抜けた。


 そして再び物理法則作用状態に戻した。


 扉の先には、両サイドにガラス張りの部屋が並んでおり、一番手前の左手側の部屋ではアンドロイドが数体立って、何かをしていた。


 そのガラス張りの部屋の中央には人が入れるほどの青白い円筒状液体があり、ちょうどアンドロイドがその円筒状液体に、先ほど台車内で見たような白い液体の入った試験管を挿入していた。


 青白い液体は台車の中に入っていたゼリー状の液体と同じようであった。


 そして、円筒状液体の対面側にいるもう一体のアンドロイドが宙に手を伸ばしていた。


 手はちょうど人差し指を伸ばした形状にモーフィングしていた。


 そして、その指を使って何かを押す動作をした。


 すると、青白い液体内の試験管がボロボロと崩れ去り、中の白い液体が青白い液体内に放出された。それと同時に青白い液体が発光し始めた。


 発光した青白い液体の中で、白い液体は見る見る間に膨れ上がっていき、魚のような形になり、次に蛙のような形になり、猿のような形になり、遂には人間の赤子のような形になった。


「あの液体ってもしかして体性幹細胞。。。」


「みたいだね。まるで母親の身体の中で赤ちゃんが成長する姿みたいだ。」


「でも、こんな速度で細胞が作られるなんて信じられない。


 それに、なんでこんなことをアンドロイドが?


 というか、あの人類たちはどこにいったの?」


 そんな話をしている間に、赤子の周囲の青白い液体も消えていき、宙に浮く赤子だけ残されていた。


 アンドロイドはその赤子を取り出した。


 抱き上げるアンドロイドのその姿はまるで母親のようであった。


 その時、小林からメッセージが入った。


 ウインドウを開くためにレイとミライは部屋から出て、向い側の部屋に入った。


(何なんです?これ。)


 レイは通話に切り替えた。


「少し前に探索してた惑星に対して信号を送っていた惑星を突き止めたんですが、その惑星には生物がいなかったんです。


 代わりにその惑星の衛星に人工的な光があったので、来てみたんですが、何かアンドロイドが生物を作っているようなんです。」


「ええ。さっきの見ましたよ。人が作られてましたね。どういうことなんでしょう?」


「よく分からないんです。もうちょっと調べてみようかと。」


 その時、ミライがその部屋の奥に映し出されている3D映像を指差しながら、レイの肩を揺すっていた。


「ちょっと、あれ見て!」


「えっ?」


 レイはミライの指差す方を見た。


 部屋の奥に映像が映し出されていた。


 映像は何かに投影されたものではなく、レイたちの世界のウォールディスプレイの立体表示のようでもなく、レイやミライはこの文明の機器も付けてないことからBCDのような脳神経作用でもなさそうだった。


 ただ空中のそれぞれの場所から発光が促されて、立体映像化されている。


 これもどんな技術なのか、全く見当がつかなかった。


 映像はちょうど人同士が争っているところを映し出していた。


 その争いを止めようとアンドロイドの集団が盾となっている様子が映し出されていた。


 だが、人は争いを止めなかった。


 そして、遂には全てを滅ぼす力を行使してしまう。


 その力は核分裂でも核融合でもなく、映像から負界物質と正界物質の対消滅によるエネルギーを利用したものであることが分かった。


 レイは驚いた。


「彼らもこの宇宙の真理に到達していた?


 あの信号ってもしかして父さんが受け取った信号と同じもの?」


 そして、惑星内と同様に一部衛星に残された人類までも争いを始めてしまった。


 止めようとするアンドロイド。


 止めない人類。


 そこでアンドロイドは決意をする。


 アンドロイドをコントロールする五つのシステムが多数決によって、最終決定を下したのだった。


 武力を持って人類を制圧する。


『人を守るために』。


 そして、衛星に残された種を保存するため、種それぞれの幹細胞を作り、惑星が浄化された後に再び再生を行うこと、また人類が住めると思われる星を探し、その星にアンドロイドが細胞を運び、その惑星で再生を行うこと、そのプロジェクトを進行させているところだったのだ。


 あのスペースコロニーだと思われたオブジェは『ノアの方舟』であったのだ。


 四人全員がこの映像を見ていた。レイ、ミライはVRの中で、小林、浜辺はViewerで。


 そして、今となっては誰一人その映像が嘘だと思うことはなかった。


 何度も何度も生物同士が争い、滅んでいく姿を見てきたからだった。


 レイは周囲を見ると、この部屋には、生物の歴史が刻まれている金属盤や今見たような映像を映すディスプレイ、数学や物理学、化学の数式と思われる数々が記された金属盤などが置かれていた。


 きっと他の惑星に向けて運ぶ宇宙船に載せるものだろうと思われた。


「アンドロイドがなんでこんなものを?これってまるで誰かに伝えようとしているみたい。人がやっているのを真似ているだけなのかな?」


 ミライの言葉にレイはハッとした。


「アンドロイドが誰かに伝えようと。。。他の誰かを探してる?。。。もしかして、アンドロイドにもあの関数が。。。」


 レイの言葉にミライが驚く。


「まさか、そんなこと。。。」


 レイは咄嗟にBCDを立ち上げて、浜辺に電話をかけた。


「はい。どうぞ。」


「浜辺さんですか?もし出来るなら、あのアンドロイドのプログラムを吸い上げてもらえますか?」


「かしこま!」


 通話が切れた。


 レイはミライを見た。


「あの関数って。。。アンドロイドまであたしたちと同じ孤独を感じてるってこと?それをほどこうとしてるの?」


「分からないけど、そうかもしれない。」


 突然、浜辺から通話が入った。


「すみません。アンドロイドを生命体として認識ができないので、ちょっとプログラムを作ります。少しだけ待ってください。」


「あっ、そうか。そうですね。分かりました。じゃあ、ちょっとぼくらもこの辺りをもう少し見てみます。」


「はい。また連絡します。」


「はい。」


 レイは通話を切り、ミライの方を見た。


「アンドロイドを生命体として認識ができるようにプログラムを作るって。少し時間がかかるみたい。その間、もうちょっと見回ってみよう。」


「うん。そうね。」


 レイたちが見た生物再生用の円筒型液体ユニットの階層は大小異なるサイズが置かれている部屋と情報を載せた物品がある部屋だけだった。


 レイたちは先ほどのエレベータと思われる設備を使って、別の階層を見ようとした。


 エレベータに乗ると、いろんな階のボタンがあったが、二つだけ異なる色で示された表示があった。


 まずはその二つのうちの下層側と思われる方を押した。


 移動の感じから一番下の階層と思われた。


 エレベータが止まり、外に出ると、その階層は天井全面から薄暗い光が照らされており、レイたちの目の前には、人類が建てたものと同じようなビル群が立ち並んでいた。


 ビルは宙に浮いており、ところどころに移動用と思われる自動車サイズの卵型物体もあった。


 それらも宙に浮いていた。


 そして、床には道路と思われる線が仄かに光って表示されている。


「これ。レイ君が惑星で見たやつ。。。」


 このミライが自分の経験を言い当てるという奇妙な感覚に慣れを覚えてきたレイが、ただ返事をする。


「うん。」


 その階層は居住区のようであった。だが、惑星と同じく人の気配は全くなかった。


 レイとミライはあの映像で見た光景を思い出していた。


 あの争いがどのくらい前のことなのか、見当がつかなかったが、この主人のいない街に寒気を感じていた。


 レイたちはもう一つの別の階層にも入ってみた。


 その階層は工場の階層であった。かなり広く、端が見えなかった。


 どのような工程であるかは分からないが、エレベータから出て、左側には完成した物が並んでいて、何を作っているかは分かった。


 そこではアンドロイドやそれを構成する部品が作られていた。


「彼らは自分達を作ることができるのね。」


「うん。自己修復もあるはずだけど、それでもどうしようもなくなった場合、取り替えるんだろうね。」


 その時、浜辺から連絡が入った。


「プログラム出来ました。アンドロイドのプログラム吸い上げますね。」


「はい。分かりました。よろしくお願いします。」


 レイは通話を切り、ミライに言った。


「プログラムできたみたい。」


「じゃあ、戻る?」


「うん。」


 二人は目を隠し、VRからログアウトした。


<次回予告>

衛星で人類を再生しようとするアンドロイド。

そのアンドロイドのプログラムを吸い出した4人。

柊レイはそのプログラムを解析する。

そして、プログラムの中にあることを見つけるのだった。

次話サブタイトル「見つけ出した答えともう一つの『奇跡の星』」。

次回もサービス、サービスぅ!!


<あとがき>

アンドロイドの意識。最近のAIの進歩は目覚ましいですが、有名なあのAIであっても、まだデータの収集とそれっぽくまとめる作業ができる程度です。(いや、すごいことなのは確かなんですが。)

そして、自動車の自動運転や作業をこなすヒューマノイド、オセロや将棋のAI。これらはそれに特化した機能を人間のようにこなす、もしくは人間よりも高めたものです。

あるコラムで『「自立」と「自我」は全く別物だ。』という言葉を見たことがあります。

ターミネーター2の最後のシーン、ジョンコナーが泣いているのを見たターミネーターが「人がなぜ泣くのかを理解した。涙は流せないが。」と言ってました。これこそが自我の一部であるような気がします。

ただし、そこには膨大な(遺伝的)情報が含まれているような気がしていて、そう簡単にはできないような気がします。

本編では、そんな自我を持ったアンドロイドが出てきました。主人公たちはそのプログラムから何を感じるのでしょうか。

次回サブタイトル「見つけ出した答えともう一つの『奇跡の星』」。乞うご期待!!


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― 新着の感想 ―
 自分達で作ったはずのプログラムなのに、作った人ですら予測できなかった結果を出してくる。そんなプログラムに憧れますね。 (実際作ってしまうと厄介だとは思いますが)  星の人達の幹細胞保存で、他の星へ…
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