五十二話 成らぬものは成らぬもの。では他に成る方法を考えよう
この日、バーンガイア大陸のみならず世界中で水と知識の女神ペリアの従属神、氷の神ユペオンの神像から血の涙が流れた。そしてユペオンの加護を受けた者達は「神の悲鳴」を聞き、卒倒した。
その原因はヴァンダルーが氷の魔槍アイスエイジの魂を砕き、滅ぼした事だがアイスエイジの意思が本体であるユペオンの元に戻らなかったため、分身を失ったユペオンも含めてそれを知る者はいなかった。
人々は魔王が復活するのか、堕ちた勇者ザッカートが再び蘇るのかと凶兆に怯え、それぞれの地で聖職者達は対応に追われた。
やや掃除が杜撰だが、それでも整えられた謁見の間には重い空気が満ちていた。
ドラゴンゴーレムに挑んだ者の内、ストーンゴーレムは除くとしても殆どの者がそこにまだ残っていた。
『おぉぉぉおぉん』
骨狼や骨鳥達は、複数の獣が一度に鳴いたような不思議な声を出すボーンキマイラと成っている。
居ないのは、この謁見の間を修繕した当人であるヴァンダルーと、背骨や腰骨等が砕かれてまだ自力では動けなかった骨人だけだ。
彼らは、今も王城の地下に残っている。
破壊されていた蘇生装置が修理できないか調べる為に。
アイスエイジの魂をヴァンダルーが砕いた後、ボークスでも一度の戦闘でここまでの量を稼いだ事は無いと言う程、大量の経験値が入った。S級昇格が確実と言われていた【氷神槍】のミハエルが仲間と挑み、全ての仲間を失い本人も致命傷を受けて尚倒しきれなかった女神謹製のオリハルコンで出来たドラゴンゴーレム。
それに止めを刺した事で、彼らは莫大な経験値を手に入れたのだ。
その結果ヴィガロはランク7、歴史上確認されているグールの中では最高にして最強とされるグールタイラントにランクアップした。二メートル半ばを超える巨人種の様な巨体と、新たに二本増えて四本の腕を持つ最強の戦士だ。
リタとサリアは鎧の外見は同じだが、ランク6のハイマジックアーマーにランクアップして【霊体】スキルも上昇していた。以前の丸太で構成された人型よりも、ずっと人間に近づいている。
……ヴァンダルーが見たら、「推理物の漫画で犯人が描写される時の、年齢性別不肖な全身タイツの白バージョン」と言うだろうが。
実際、そんな【霊体】がハイレグ型やビキニ型の鎧を、色々な部分をぶかぶかな状態のまま着ているので何処か冗談の様な滑稽さが漂っている。
そして他のメンバーも大きくレベルが上がっている。ここに居ない骨人も恐らくランクアップしているだろうし、ヴァンダルーのジョブレベルも大きく上昇しているだろう。
しかしそれを喜ぶような空気には無かった。
「長いな……」
既に数時間が過ぎているが、ヴァンダルーが戻って来る様子は無い。彼も負傷こそエレオノーラに血を少量分けた以外は無かったが、魔力を多く使い【限界突破】スキルも起動していた。疲労していないはずが無いのだが。
しかし、誰も「様子を見て来よう」と言う事が出来なかった。
蘇生装置が壊された事でヴァンダルーが受けたショックの大きさを思い浮かべていたからだ。
この場に居る中でエレオノーラはヴァンダルーとの付き合いが短く、幼い頃実の両親に売られているため家族に良い思い出が無い。
だがヴァンダルーが母親の蘇生をどれだけ望んでいるのかは、知っている。
幼い時に母親を殺された。それだけなら珍しくない、何処でも聞ける不幸な話だ。残された子供は大きな傷を抱えながらも、哀しみを過去の物にして生きていくしかない。両親に売られた事を過去の物にして生きているエレオノーラのように。
時間属性に適性がある彼女ですら、過去を消す事は出来ないのだ。
(だけどヴァンダルー様には力がある。死者を完全に蘇生させるという神にも不可能だった事が、可能かもしれないと思えるほどの力が)
可能かもしれない。手を伸ばせば届くかもしれない、頑張れば実現するかもしれない。だからヴァンダルーは母親の死を過去の物にしようとしない。
事実、届きかけたのだ。ダルシアの蘇生に。
それを彼にとって到底納得できない理由で邪魔され、踏みにじられたのだ。その怒りと受けたショックの大きさ、苛立ちは想像するだけで恐ろしい。
(ヴァンダルー様は自分から幸福を奪おうとする存在を、憎悪するお方。怒り、憎み、呪い、恐れ、その破滅を心から喜び、滅びに安堵する方)
セルクレントや、タレアを殺そうとした従属種達の魂を砕いた時に何よりそれを感じた。だからこそ今日も、アイスエイジの魂を砕いた。
だがセルクレントの時と違って、今回はアイスエイジの魂を砕いただけでは溜飲は下がらないだろう。
(私が慰められればそうしたいけれど……怖い訳でも無いのに何故そんな事を私は考えたの?)
ふぅと息を吐いたエレオノーラは胸元に手で触れた。アイスエイジの氷に貫かれ、ヴァンダルーの魔術と血で跡も残さず治った場所だ。
以前なら命を救われたのに何の役にも立てなかった事を恐怖した。こんな役立たず要らないと、見捨てられるのではないかと怯えたはずだ。
しかし、今胸にあるのは恐怖とは明らかに違う感情だ。ムカムカする気分の悪さと、締めつけられるような苦しさ。
(この正体不明の感情のせいで、慰めたいと思ったの? 今まであからさまな手段でヴァンダルー様に取り入る必要は感じなかったのに)
何せ取り入るまでも無く甘やかしてくれるのだから。では一体何故?
「御子はまだ地下に?」
エレオノーラが自分の内面を深く顧み始めたその時、ヌアザが謁見の間に入って来た。
「うむ。まだ出て来ておらん」
「そうですか……お詫びしたい件があったのですが」
『二年前、俺と坊主と三人で地下に入った事か? だとしたら、詫びるべきは俺だ。お前じゃねぇよ』
それまで残っている方の顔に皺を刻んで黙り込んでいたボークスが口を挟んだ。
『俺があいつにザンディアの嬢ちゃんやジーナを探すように頼んだ。その前に蘇生装置の事を話していれば、ミハエルの槍が自我を持つアーティファクトの可能性に気が付いていりゃあ……そもそも、二百年前ミハエルの野郎に俺が負けたりせず、あの槍を圧し折ってやればこんな事には成らなかったんだからな』
出会った当時、ボークスはヴァンダルーの【死属性魅了】に耐えた。今でも、しようと思えば出来るだろう。
だが自らの意思で耐える事を止めた。意味が無い事に気が付いたからだ。
無表情で何を考えているか、何処を見ているかも分からないガキ。
そのガキは今まで空虚だったタロスヘイムに、活気と日々の生活の喜びを取り戻してくれた。
無償で。
ヴァンダルーに言わせれば見返りは十分貰っているのだが、それはボークス達からしてみれば必要経費でしかない。
安全な街での暮らしもヴァンダルーが城壁を修理したからだし、美味い食事も彼が調味料を魔術で作っているから、王城の広い部屋も彼が直したからだ。
得られた好意や尊敬も行いを見ていれば当然で、『御子』の尊称も最初はヌアザが言い出したものだったが、今では相応しい事を成している。
ザンディアとジーナの死体を取り返すのはまだだが、それも数十年程でやると言った。タロスヘイムの英雄が全員揃っていても敵わないだろう原種吸血鬼を相手に、数十年なのだから早すぎるくらいだ。
それで、やっと恩を返せると思ったら寸前で遠のいてしまった。様は無い、何が元A級冒険者だ、報酬の先払いを受け取っておきながら、仕事の一つも果たせやしないとは。
「いえ、その事ではないのです」
しかしヌアザがヴァンダルーに謝りたいのは別件だったようだ。
『あぁ? じゃあ何だってんだ?』
「御子に折角直していただいた神殿を一部、私自身の意思で壊しました。ヴィダとペリアには既にお詫びいたしましたので……」
「破壊? それはもしかして……」
「氷の神ユペオンの神像です。台座と一体になっていたので、慎重に切り離した後地面に埋めました」
多くの神殿では神殿の主である神以外の神の神像も祭られている。流石に全ての神の像が揃っている訳ではないが、従属神でもユペオンは十万年前から存在している。
明らかに敵対しているアルダとその眷属なら兎も角、タロスヘイムのヴィダ神殿に神像があってもおかしくない。
それをヌアザは埋めたと言うのだ。
『い、良いんですかっ、そんな事して?』
別に呼吸している訳ではないが、サリア達は息を飲んだ。元々神殿を建立した事の無いザディリス達にはピンとこなかったが、この世界で神の像と言えば特別な意味を持つ。
神が確実に存在する世界なのだから、それは文字通り神をも畏れない行為だ。法命神アルダを国教に据えるアミッド帝国やその属国の軍はヴィダやその従属神の像をよく破壊するが、それは彼等が奉じる神がそれを推奨しているからだ。
しかしミイラ化したヌアザの顔に迷いは見られなかった。
「無論です。ユペオンは高らかに宣言したのです、眷属であるアイスエイジを介して。我々は敵であると。
しかし私達には何も恥じる事等無く、罰せられる覚えもありません。ならばかの神にとって我々が神敵であるように、我々も敵として遇するのが当然でしょう」
神そのものがこちらを敵対視しているのだ、しかもヌアザ達の主神であるヴィダ込みで。なら、ヴィダと共に人魚を産み出した海の神トリスタンと同じペリアの従属神だとしても、遠慮する理由は無い。
「ですが御子に直して頂いた神像を埋めて処分したのも事実。なのでお詫びをと。ところで、日が落ちて随分時間が経ちます。様子を見に行くべきではないでしょうか?」
『あっ? そんなに経ったか?』
『この部屋からだと太陽も星も見えませんからねー』
「アンデッドじゃと時間の感覚が鈍くなるのぅ。じゃが、確かに時間が経ち過ぎじゃな」
「よし、様子を見に行くぞ」
切掛けが出来たので、流石に全員でゾロゾロと行くのはどうなのかと思ったが、全員ヴァンダルーの様子が気になったために結局皆で地下に再び降りる事となった。
『ぢゅっ? どうかしましたか、皆さん』
そして広間に着く前に骨人と鉢合わせに成った。
『骨人さんこそ。骨を直してもらったんですか?』
『ええ。それで、主から伝言を任されまして』
「伝言? ヴァンダルー様はなんて言っているの?」
『はい。もう少し装置を調べたいので暫くここに残ります。後、お腹が空いたのでご飯を持って来てください。お願いしますとの事です』
「……ショックで飯も喉を通らないと思ったら、我達が思っていたよりは冷静だったな」
『よーし、坊ちゃんのためにとっておきの料理を作りますよ! 私以外が!』
『リタ、メイドなら簡単な物ぐらい作れるようになりなさいよ』
「いや、考えてみると儂ら、真面目に料理が出来るのは坊やぐらいじゃったな」
「肉を焼くだけなら、何とか」
『そんなもん、俺でも出来るぜ』
『おぉぉぉぉおぉん』
地球なら女子力の低さを指摘されても仕方ない女性陣だった。
夜はしっかり眠り、朝昼晩と食事を欠かさず取り、勿論風呂にも入った。
そんな寝食を忘れない調査を一月続けて蘇生装置を調べたヴァンダルーは、「修理は可能だが、今は無理」と結論を付けた。
蘇生装置は女神ヴィダが作っただけあって、【錬金術】スキルを獲得したがまだ平均的な腕しかないヴァンダルーにはさっぱり分からない物だった。きっと石器作りを覚えたばかりの原始人が、半導体から手作りでスーパーコンピューターを作ろうとしている様なものだろう。
しかし、ヴァンダルーには【ゴーレム錬成】と言うスキルがある。無生物をゴーレムにして形を自由に変える事が出来るこのスキルなら、壊れた装置を元通りの形に戻す事が可能だ。
アイスエイジの氷は蘇生装置に穴を空け、切断した。だが幸いな事に爆発して部品が原型を止めていなかったり、重要な部分が吹っ飛んで消えたりしたわけでは無かった。元の形に戻す事は出来る。
ただ、肝心の【ゴーレム錬成】を蘇生装置の部品が受け付けなかったのだ。
【鑑定】を使っても「謎の合金」とか「謎の宝石」としか分からない蘇生装置の部品は、ヴァンダルーの魔力をオリハルコンよりも強固に弾き、ゴーレムに成らないのだ。
多分オリハルコンが材料に含まれているか、未知の神造金属で出来ている。何せここは剣と魔術のファンタジー世界だ。オリハルコンがあるのと同様に、ヒヒイロカネや神珍鉄と言った伝説上の金属が存在してもおかしくない。
しかしあの戦いで更に【ゴーレム錬成】のスキルレベルが上昇し、オリハルコンなら何とか形を変えたまま止める事は可能に成った。だから更に【ゴーレム錬成】のスキルレベルが上昇すれば、何時かこの装置を元通りに出来るかもしれない。
……レベルが上限に達しても無理かもしれないし、形だけ元通りにしても正常に動くとは限らないのだが。
だからヴァンダルーとしては、【ゴーレム錬成】スキルのレベルを上げる以外に蘇生装置を修理する手段か、他にダルシアを復活させられる方法が欲しい所だ。
エレオノーラの時間属性魔術で装置が壊される前に戻す……のは難しいらしい。
「時間属性に適性があったからビルカインには拾われたけれど、この属性は良く言えば大器晩成、悪く言えば超一流以外は大した事の出来ない名前負け属性なのよ」
時間属性は時と術の魔神リクレントが司る、オリジンには無かった属性だ。しかし適性がある者は空間属性同様に他の人間魔物通じて他の属性よりも少なく、また他の属性に在る分かり易い効果も期待できない。
勿論10レベルにでもなれば時間を止めたり、巻き戻したり、未来や過去の出来事を見通したりと、人知の限界に迫る事が可能だ。
しかし、エレオノーラ程度の術者では自分の時間を加速して早く動いたり、何時間もかけて数日前の過去や数秒後の未来を予知するのが精々らしい。
「ヴァンダルー様から魔力を頂いたとしても、一秒前に戻せるかどうか……」
申し訳ありませんと必要も無いのに謝るエレオノーラを甘やかして、ヴァンダルーは他の手段を考える。
可能なら確実な手段は、この装置を作った女神ヴィダやその眷属に修理を頼む事だ。作った本人だから、修理は可能なはず。それに死者の蘇生を研究していたのだから、タロスヘイム以外にも似たような装置があるかもしれない。
問題は、何処にいるのか分からないと言う事かだ。
ヴィダはアルダに敗れた後、このバーンガイア大陸南部で眠りについていると言う。しかしこの大陸の三分の一を占める、強力な未知の魔物が生息する魔境だらけの土地を捜し歩くのは時間もかかるがそれ以上に危険すぎる。
蘇生装置を使わない方法としては、人間社会に存在する魔術師ギルドや王国の書庫にある書物を読み漁り、古代の魔術師の霊やリッチから情報を聞き出して、他の方法を探ると言う事程度しか思いつかない。
「つまり地道に努力しながら情報を集めるしかないと言う結果に落ち着きました。すみません」
三度目の人生五度目の夏、五歳に成ったヴァンダルーはそうダルシアに報告した。
『気にしないで、あなたが悪い訳じゃないわ。それに、何だったら母さんアンデッドでも……』
「ダメです。そもそも容れ物が無いじゃないですか」
もしダルシアの死体が在れば、ヴァンダルーもそれを考えたかもしれない。しかし、ゴルダン高司祭等によって見世物のように火炙りの刑にされてしまったため、今ダルシアが宿っている小さな骨の欠片しか残っていない。
ここから全身を修復するのは、幾らヴァンダルーでも不可能だった。
『うーん、じゃあサリアちゃん達みたいな鎧を使って、リビングアーマーに成るのはどうかしら?』
「サリアやリタが宿っている様な形の鎧は早々ありません」
『や、やぁーねー、別にあの形が良いって言う訳じゃないのよ。確かに綺麗な鎧の方が良いけど、あそこまでは、ちょっと』
ヴァンダルーもダルシアにビキニアーマーやハイレグアーマーを勧めたい訳ではないので、本人が乗り気でないのは大歓迎だ。
……ヴァンダルーが冷静に思い返せば、生前ダルシアの露出度は平均よりも高かった事に気が付けるのだが。
しかしここ数年彼はそのダルシア以上に露出度が高いグールの女性陣に囲まれているので、気にしないかも知れない。
寧ろ、最近仲間に成ったエレオノーラは露出度が少ないなと思ったぐらいだ。勿論、口に出した事は無い。彼女が脱ぎだす未来しか見えないからだ。
『でも、ヴァンダルーに苦労ばかり掛けてるし、鎧の形くらい――』
「待ってください、お願い」
安堵していたら妙な決心をダルシアが決めかけたので、慌てて止めたのだった。
選択肢の一つに、魔物等の死体を加工してダルシアの身体を作ると言うのを出す事で、何とか彼女のリビングアーマー化を思い留まらせた。
まさかファンタジー世界でフランケンシュタイン博士をする事に成るとは思わなかったが、こっちは遺体を縫い合わせるだけなので可能だろう。ダルシアそっくりにと言うのがとても難易度が高いだろうが。
何処かに教えてくれそうな猟奇殺人犯の霊は居ないだろうか? 原種吸血鬼の魂を砕く前にそのノウハウだけは聞いておくか。
「後この前手に入った【神殺し】ってスキル、何なんだろう?」
【魂砕き】以上に検証し難いスキルが手に入ってしまった。ユニークスキルと言う事は、ヴァンダルー固有のスキルなのだろうし、誰も知らない可能性が高い。
『うーん、やっぱり神様を殺しちゃうスキルなんじゃないかしら?』
一応聞いてみたけど、ダルシアも含め誰も知らなかった。
ゲーム的に考えれば、多分神とその眷属に与えるダメージにプラス修正とか、そんな程度だとは思うのだが。
アイスエイジはただのオリハルコンの棒に成ったため、近くに神の眷属は存在しない。試しようがないのだが。
後は、ドラゴンゴーレムのお蔭で手に入った経験値で【ゴーレム錬成士】のレベルが上限に達したので、明日にでもまたジョブチェンジしに行こう。
【ゴーレム錬成士】はステータスの上昇率が知力に偏っていて、敏捷がだいぶ落ちるが、力や体力は底辺に近かった。魔力も期待より上昇しなかったが、スキル補正は役に立った。
そんな印象のジョブだった。
・名前:ヴァンダルー
・種族:ダンピール(ダークエルフ)
・年齢:5歳
・二つ名:【グールキング】
・ジョブ:ゴーレム錬成士
・レベル:100
・ジョブ履歴:死属性魔術師
・能力値
生命力:115
魔力 :224,506,933
力 :79
敏捷 :80
体力 :83
知力 :392
・パッシブスキル
怪力:1Lv
高速治癒:3Lv
死属性魔術:5Lv
状態異常耐性:5Lv
魔術耐性:1Lv
闇視
精神汚染:10Lv
死属性魅了:5Lv
詠唱破棄:3Lv
眷属強化:7Lv
魔力自動回復:3Lv
・アクティブスキル
吸血:3Lv
限界突破:4Lv
ゴーレム錬成:6Lv(UP!)
無属性魔術:4Lv
魔術制御:4Lv
霊体:3Lv(UP!)
大工:4Lv
土木:3Lv
料理:2Lv
錬金術:3Lv
格闘術:2Lv
魂砕き:2Lv(UP!)
同時発動:2Lv(UP!)
遠隔操作:2Lv(UP!)
・ユニークスキル
神殺し:1Lv(NEW!)
・呪い
前世経験値持越し不能
既存ジョブ不能
経験値自力取得不能
・ジョブ解説 ゴーレム錬成士
【ゴーレム錬成】スキルと、それを使用して得られるスキルに補正がかかるジョブ。幅広くスキル補正がかかるが、その分能力値の成長幅は少ない。
このジョブに就くには【ゴーレム錬成】スキルを1レベル以上で習得しているのが条件だが、現在ラムダではヴァンダルー以外に【ゴーレム錬成】スキルを持っている者は人間魔物問わず存在しない。
・スキル解説 遠隔操作
身体の一部を切り落とされるなど本体から離されても、引き続き自分の身体として操作する事が出来るスキル。
主に高位のスケルトンやゾンビ、リビングアーマーやデュラハン等のアンデッドが習得している。また、極偶に生命力の強い魔物が習得している場合がある。
レベルが高くなるほど操作できる距離が延び、一度に操作できる数も増える。
勿論人間でこのスキルを習得している者はいない。また、訓練法も伝わっていない。
ネット小説大賞に応募いたしました。良ければ応援よろしくお願いします。
次話は11月24日に閑話2を投稿する予定です。




