三百七十二話 卒業を前にして
アミッド帝国が皇帝を排し、アルダ大神殿が信仰だけでなく政治も司るアミッド神聖国へ移行した。さらに、アミッド神聖国ではアルダ融和派を国全体の方針とし、実施しているという情報はオルバウム選王国を震撼させた。
オルバウム選王国のファゾン公爵以外の公爵達から見れば、これから国内をヴィダ派の勢力で纏めてヴィダル魔帝国と同盟を結び、アミッド帝国と戦う事になるのだろうと予想していた矢先の出来事だ。
もちろん、ヴァンダルーが……ヴィダル魔帝国が吸血鬼や魔人族にも人としての権利を認めるヴィダ原理主義である事を、彼らは知っている。アミッド神聖国の国民達を動かしたハインツと、深い敵対関係にあるという事も。
それとは逆に、オルバウム選王国内のヴィダ信者やヴィダの新種族達が、「アミッドがアルダ融和派になったのなら、戦争まではしなくてもいいのではないか」と疑問を持ち、和平を訴える可能性が考えられた。
さらに、『英雄神』ベルウッドをその身に降臨させることができるハインツとアミッド神聖国、そして『法命神』アルダの神々と神殿勢力が組むことで、敵対戦力が集結してしまったのも彼らにとっては頭の痛い問題だ。
彼らが抱える『ジャハン七山将』等の精鋭部隊から失踪者が出るなど、戦力が大幅に低下したままだというのに。
……これを機に長年の敵対関係に終止符を打つために和平を、という意見はほぼ出なかった。それだけ両国の間にある溝は深いのだ。
もし両国が過去の遺恨を飲み込んででも、力を合わせて倒さなければならないと考えさせられる強大な敵が存在していたら、そして神が直接降臨し、神の選んだ英雄が圧倒的な功績と大神の神威を背景に「共に力を合わせて戦おう」と人々を導けばそれもあり得たかもしれない。人は共通の敵が現れた時、争うのを止める。結局、争いは無くならないが。
『法命神』アルダは当初、それを企んでいたのだろう。
だが、現実では強大な敵になるはずだったヴァンダルーは、魔王グドゥラニスを倒してアミッド帝国と手を組むはずだったオルバウム選王国と同盟を結びつつある。そのため、この展開につながったのだろう。
そしてオルバウム選王国にとって良い事もあった。国民が、対アミッド神聖国に傾いたまま変化しなかったこと。そして彼らが積極的に動く前に『五色の刃』の評価が大きく下がった事だ。
オルバウム選王国の民にとって、アミッド帝国とその属国は建国以来の敵国である。それは神聖国と名前を変えようが、アルダ融和派に変わろうが関係ない。敵国は敵国でしかない。
ハインツ達はアミッド帝国側の生まれながら、オルバウム選王国内で冒険者として活躍を続けてきた事から高い評価と信頼を得ていたが、再びアミッド……アミッド神聖国側に寝返ったと考えた国民達からの支持はガタ落ちになった。
それでもハインツ達がアルダ融和派として活動してきた中で助けられた者達の中には、彼を弁護する者も存在し続けている。しかし、彼と彼を旗印としたアルダ融和派の評判が落ち、風当たりが強くなったのは事実だ。ファゾン公爵領以外では。
そう、ファゾン公爵領ではハインツはまだ英雄のままなのだ。
『五色の刃』がアミッド帝国へ渡った事が正式に明らかになった事で、態度を変えると予想されていたファゾン公爵だったが、彼は反ヴィダル魔帝国という態度を全く変えなかった。
それどころか各公爵家が送り込んでいた密偵からの報告によると、ファゾン公爵はハインツをアルダが遣わした現代の、そして真の勇者であると奉っているらしい。彼は既に為政者ではなく、アルダの狂信者となっているのだろう。
そして密偵達や、短期間だが情報収集に赴いていたシュナイダー達『暴虐の嵐』が情報を掴めなかったという事は、ファゾン公爵に意見する者は存在しないようだ。
早い段階でファゾン公爵と同じ狂信者と化したか、公爵達に逆らう意思や力がないのか、それとも排除されているのか、いずれにしても、ファゾン公爵領に方針を変えさせるには武力を含めた外部からの干渉以外にないだろう。
オルバウム選王国のファゾン公爵領以外の十一の公爵領を治める貴族達は、建国以来初の本格的な内乱を覚悟した。
一方、ヴァンダルー達ヴィダル魔帝国側はたいして衝撃を受けていなかった。
しかし、それでも敵対勢力に大きな動きがあったのは事実なので、タロスヘイムの王城では会議が行われていた。
『むしろ、アミッド帝国がアミッド神聖国へ変わった事は俺達にとってマイナスよりプラスに働いた点の方が多いと思います』
だが、ヴァンダルー本体の姿はなく、代わりに居るのが本体とそっくりな外見をしている本体型使い魔王である。
『それは、アルダ融和派に傾いたからですか? 陛下、もしそうなら反論させていただきたい』
将軍兼宰相であるチェザーレは、生前ミルグ盾国のレッグストン伯爵家の一員だった故に理解していた。帝国が神聖国と名を変えて、アルダ融和派を国教とすると決めても属国の意識はそう簡単には変わらないだろうという事を。
『神聖国の首都ではベルウッドの降臨を目にした者が多く、その威光でアルダ大神殿の政策に逆らう者はごく少数となっていると、オルバウム選王国経由で得た情報にはあります。ですが、ベルウッドの降臨を見ていない者……特に伝聞でしか知らない地方都市や、日頃から不満をためている属国を治める貴族や王族は、この大きな変化を支配体制が乱れる前兆と考え独立を狙うはずです』
「俺も兄貴と同意見だ。アミッド神聖国の政策転換がもし仮に上手くいったとしても……正直、長く保つとは思えない。せいぜい五年から十年ってところだろう」
チェザーレの弟で、冥系人種になりヴィダの新種族の国から妻をもらって、すっかりヴィダル魔帝国人になったクルトがそう述べる。
『それも含めて、俺達にとってはプラスです』
だが、ヴァンダルーもそれは理解していた。
アミッド神聖国がアルダ融和派に方針転換をした。それは良い事だ。
神の降臨を直接見るような大きな体験をしていない人々の価値観は、そう変わらないだろう。それでもヴィダの新種族の一部が、法律で迫害する事を許可された被差別民から法律では守られている一般人になったのだ。
生活をしている中で誹謗中傷を浴びたり、仕事の内容や給与で差別されたり、そういうことは続くだろう。しかし、突然攫われて奴隷にされる事が少なくなるなら、以前よりはずっとマシなはずだ。
融和派が保護対象としていない吸血鬼や魔人族、そしてグールに関しては、魔物扱いされるのは以前からなので融和派に変わっても何も変わらない。なら、マイナスではない。
そもそも、ヴィダの新種族の隠れ里はシュナイダー達の働きによってヴィダル魔帝国に亡命済だ。
そして、今の体制が長期的には保たないのならそれもプラスだ。敵国が数年から十年程で、何もしなくても崩壊してくれるのだから。
崩壊するまで、何年も待ち続けるつもりがなかったとしても。
『アミッド……アルダ勢力の神々が戦力を纏めようとしているのも、それを俺にぶつけようとしているのも、以前から分かっています。
アルダがどんなつもりで、エイリークがどう動くとしても、数年も経たずにこちらに仕掛けようとするはずです』
『ハインツの名がありませんが、やはり今回の一件を主導したのはアルダと教皇のエイリークだと?』
チェザーレの疑問に、本体型使い魔王は頷いた。
『ハインツにアミッド帝国を動かす力は、ベルウッドを降臨させない限りないでしょうから。年単位の時間があれば、【導き】でファゾン公爵領と同じようにどうにかなっていたかもしれませんが。
そう、タッカードとハドロスが言っていました』
普通の政治、というものにヴァンダルーは疎かった。国は為政者の好き勝手には動かせない事は、世論に連戦連敗している経験から分かっている。しかし、ヴィダル魔帝国の政策は基本的にヴァンダルーの望む方向に動くから、政治的な抵抗勢力と本格的に激しい衝突をした経験がなかった。
そのため、詳しい知人と友人に意見を求めたらしい。
「ハインツがアミッド神聖国の政治に関与していない、ただの偶像である事がプラスかマイナスかはさておいて……陛下、それで俺達はどうします? こっちから仕掛けるのか、それとも相手が仕掛けてくるのを待つか」
クルトの言葉に、本体型使い魔王は『まあまあ、落ち着いて』と答えた。
『焦る理由はありません。機を待ちましょう。オルバウムに対アミッド、対ファゾン公爵領の機運が形成され、戦争もやむなしとなるか、向こうから動くのを。
アルダがこの世界をどうするつもりなのか知りませんが、俺達は百年後も千年後もこの世界で生き続けるのですから、作らないでいい敵を作るべきではありません』
オルバウム選王国が納得する大義名分もないのに、ヴィダル魔帝国がアミッド神聖国やファゾン公爵領に攻め込むのは悪手だ。支配者の気分次第で他国を侵略する国だと……たとえ、一部その通りだったとしても思われるべきではない。
アルダはヴァンダルーさえ倒せれば、残った人類の数が魔王グドゥラニスとの戦いに勝った直後の約三千人と同じ程度でも……それを遥かに下回る数だったとしても、また十万年以上の年月をかけて世界を再構築するつもりなのかもしれない。それが可能か不可能かは分からないが、アルダの頭の中では可能なのだろう。
しかし、ヴァンダルー達はそうはいかない。ハインツやアミッド神聖国、そしてアルダを倒せればその後の事はどうなっても構わない、という訳ではないのだ。
ヴァンダルーにとってハインツやアルダを倒すのは自己幸福を追求するための条件であって、目標ではない。それに、戦いの後の国家運営や外交を考えるのは当然だ。
『ハインツ達『五色の刃』にしても、アミッドとファゾン公爵領を潰した後なら逃げ場が無くなるでしょうし。向こうから攻め込んでくるなら、そこを叩く方が逃げられにくいでしょうから』
そして、ハインツ達を殺すためにも状況を整えなければならない。今はアミッド神聖国の首都にいるようだが、攻め込んで前回のように逃げられたのでは堪らない。
もっとも、ハインツがアラディアの魔眼を破った際に彼女の身にまで害が及んでいたら、今頃ヴァンダルーはアミッド神聖国の首都に突撃していたかもしれないが。
改めて魔大陸で試して判明したアラディアの魔眼の能力は、月を自分の目として遠くの風景を見る事ができる、というものだった。その際、巨大な目のように月が変化するが、これは魔眼によって発生する幻であり、攻撃されても魔眼の効果が解けるだけでアラディア本人にはダメージが及ぶことはない。
効果範囲は月が出ている場所なら世界中どこでも。発動条件も対象とする地点に薄くでも月が出ている事。曇りや雨の日でも使える事は使えるが、その場合アラディアが見る事ができるのは雲だけになる。そして、一度に見える範囲は直径数十キロ程。
そして幻とはいえ月が巨大な目に変化するため、地上からは見られているのがはっきり分かってしまう。隠れて情報を収集するのは不可能だろう。
『では、引き続き戦力増強とオルバウム選王国との関係強化に勤しみましょう』
「それに関してなんだが……今月の卒業式で卒業するよな?」
『その予定です。普通は単位が足りていて一年……来年の三月まで在学するのですが。あの時ハインツを殺せなかったことが悔やまれますね』
特例で英雄予備校の在学期間半年での卒業を控えているヴァンダルーは、残念そうにため息を吐いた。
あの時もしハインツ達を殺し、ベルウッドの魂ごと喰い滅ぼしていたら、憂いが大幅に少なくなったヴァンダルーは来年の三月まで英雄予備校に居座るつもりだったらしい。
本体型使い魔王がヴィダル魔帝国の城の会議室で会議をしているその時、ヴァンダルー本体はジョブチェンジ部屋でジョブチェンジを行っていた。
「【導主】を選択」
《【能力値強化:導く】、【導主】スキルを獲得しました!》
《【超力】、【魔力常時超回復】 【従群極強化】、【神毒分泌:牙爪舌】、【身体超強化(髪爪舌牙)】、【魔力回復速度超上昇】、【魔砲発動時攻撃力増大】、【生命力増大】、【能力値増強:君臨】、【能力値増強:被信仰】、【能力値増強:共食い】、【自己再生:共食い】、【魂纏時能力値増強】、【杖装備時魔術力増強】、【全能力値増強】、【滅轟】、【神霊理】、【具現化】、【群体】、【超速思考】、【将群】、【装魔界術】、【魂魄侵食】、【迷宮支配】、【魂魄体】、【魂魄限界突破】スキルのレベルが上がりました!》
脳内アナウンスと共に、グシャボギと体内の骨や筋肉が歪み砕ける音が響き、毛細血管が弾けて目や耳から血が垂れる。
「おっとっと」
しかし、出血した血はヴァンダルーの体内に映像を逆再生でもしたかのように戻った。ジョブチェンジ部屋の床には、一滴の血も垂れていない。
どうやら、【導主】というだけあって、ヴァンダルーに導かれた人々の経験値の一部が彼に吸収されたために一気にレベルが上がったようだ。
「【能力値強化:導く】は、誰かを導いていると能力値が強化される、というスキルですか。
それはともかく、次のジョブを選ばないと」
とりあえず導士系のジョブは、出ているものには全て就いた。次は……。
「では、【堕武者】を選択」
・名前:ヴァンダルー・アーク・ヒルウィロウ・ソルダ・ザッカート
・種族:ダンピール(母:女神)
・年齢:13歳
・二つ名:【グールエンペラー】 【蝕帝】 【開拓地の守護者】 【ヴィダの御子】 【鱗帝】 【触帝】 【勇者】 【大魔王】 【鬼帝】 【試練の攻略者】 【侵犯者】 【黒血帝】 【龍帝】 【屋台王】 【天才テイマー】 【歓楽街の真の支配者】 【変身装具の守護聖人】 【女神の解放者】 【巨人帝】 【救世主】 【魔王殺し】 【自称人間】(NEW!)
・ジョブ: 堕武者
・レベル:0
・ジョブ履歴:死属性魔術師 ゴーレム錬成士 アンデッドテイマー 魂滅士 毒手使い 蟲使い 樹術士 魔導士 大敵 ゾンビメイカー ゴーレム創成師 屍鬼官 魔王使い 冥導士 迷宮創造者 創導士 冥医 病魔 魔砲士 霊闘士 付与片士 夢導士 魔王 デミウルゴス 鞭舌禍 神敵 死霊魔術師 弦術士 大魔王 怨狂士 滅導士 冥王魔術師 ペイルライダー 混導士 神導士 神滅者 虚王魔術師 神霊魔術師 ダンジョンマスター クリフォト デーモンルーラー 整霊師 魔杖創造者 匠:変身装具 冥界神魔術師 冥魔王 万魔殿 魂格闘士 ヴァンダルー 真魔王 陰導士 転導士 霊導士 導主
・能力値
・生命力:1,284,686+(513,874) (428,170UP!)
・魔力 :107,376,501,237+(107,376,501,237) (17,382,121,824UP!)
・力 :740,388+(74,038) (173,359UP!)
・敏捷 :608,913+(60,891) (197,813UP!)
・体力 :688,197+(68,819) (156,147UP!)
・知力 :821,897+(82,189) (234,480UP!)
・パッシブスキル
超力:6Lv(UP!)
超速再生:10Lv
冥界神魔術:9Lv
状態異常無効
魔術耐性:10Lv
闇視
阿頼耶識誘引(霊道誘引を統合!)
無詠唱
導き:阿頼耶識(導き:霊道を統合!)
魔力常時超回復:5Lv(UP!)
従群極強化:6Lv(UP!)
神毒分泌:牙爪舌:4Lv(UP!)
身体無限伸縮:舌
無手時攻撃力増大:中
身体超強化(髪爪舌牙):7Lv(UP!)
魔糸精製:8Lv(UP!)
魔力増大:10Lv
魔力回復速度超上昇:4Lv(UP!)
魔砲発動時攻撃力増大:中(UP!)
生命力増大:4Lv(UP!)
能力値増強:君臨:7Lv(UP!)
能力値増強:被信仰:5Lv(UP!)
能力値強化:ヴィダル魔帝国:7Lv(UP!)
自己再生:共食い:8Lv(UP!)
能力値増強:共食い:8Lv(UP!)
魂纏時能力値増強:極大(UP!)
殺業回復:9Lv
自己強化:殺業:9Lv
杖装備時魔術力増強:大(UP!)
全能力値増強:極大(UP!)
能力値強化:導く:1Lv(NEW!)
・アクティブスキル
統血:9Lv
滅轟:3Lv(UP!)
ゴーレム創世:4Lv(UP!)
虚界神魔術:4Lv
魔術精密制御:8Lv
神霊理:3Lv(UP!)
錬神術:5Lv
魂装滅魔神術:2Lv
同時多発動:10Lv
怪異術:4Lv(UP!)
具現化:9Lv(UP!)
群隊:9Lv(UP!)
超速思考:10Lv(UP!)
将群:8Lv(UP!)
死糸操術:1Lv
怨投術:4Lv
冥叫喚:1Lv
神霊魔術:8Lv
真魔王砲術:1Lv
装魔界術:4Lv(UP!)
欠片限界超越:7Lv
整霊:7Lv(UP!)
鞭術:5Lv
霊体変化:雷
杖術:5Lv
高速飛行:4Lv
楽器演奏:4Lv
舞踏:3Lv(UP!)
筋術:7Lv
魔闘術:5Lv
・ユニークスキル
神喰らい:10Lv
異貌多重魂魄
魂魄侵食:3Lv(UP!)
迷宮支配:2Lv(UP!)
大魔王
根源
神敵
魂喰らい:10Lv
ヴィダの加護
地球の神の加護
群魂
ザンタークの加護
群在
魂魄体:9Lv(UP)
魔王の魔眼
オリジンの神
リクレントの加護
ズルワーンの加護
完全記録術
魂魄限界突破:8Lv(UP!)
変異誘発
真魔王
亜神
ボティンの加護
ペリアの加護
体内世界
導主(NEW!)
・呪い
前世経験値持越し不能
既存ジョブ不能
経験値自力取得不能
「【堕武者】ではスキルは上がらない……では、これからに期待しましょう」
名前からして武器を使う前衛系のジョブなので、能力値では生命力や力が、スキルでは武術系のスキルが上がる事が期待できるだろう。
とりあえず、【ネオヴァンダルー】とか【ハイヴァンダルー】なんてジョブは出現しなかった。今はそれを喜ぶべきだろう。
「……待ち合わせの時間までもう少しあるので、工房に向かってみましょうか」
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●ジョブ解説:霊導士 ルチリアーノ著
霊を導くジョブ。滅導士などと違い生者を死に誘導するような事はなさそうだが、霊に特化しすぎて生者に影響を与えるのは難しいと思われる。
【霊媒師】等、日頃から霊に関わりがあるジョブに就いている者になら影響を与えやすいかもしれない。
●ジョブ解説:導主 ルチリアーノ著
名称からして、主に導く者であり導きに特化した存在……ではなく、導きの主である事を意味するジョブであると考えられる。
複数の導士系ジョブを経験している事が、出現の条件だと考えられるが、師匠以外がこのジョブに就くのはやはり不可能だろう。
また、自分以外の導士、もしくは導士になる素質を持っている者をも導いている事も重要な条件かもしれない。その場合は、ナインロードとファーマウンを率いていたベルウッドも条件を一部満たしていたことになる。しかし、ベルウッドが【導主】になっていない事を考えると、やはり複数の導士系ジョブを経験している事の方が条件として重要という事なのだろう。
次の話は6月5日に投稿する予定です。




