十四章キャラクター紹介下
●バルディリア ドワーフ 七十九歳 女性
アルクレム公爵領の最精鋭、『アルクレム五騎士』の一人、『千刃の騎士』。しかし、サウロン公爵家が呼び掛けた旧スキュラ自治区奪還作戦に参加し、両腕を失うという悲劇に見舞われ現在は療養しながら義手を使いこなすための訓練をしている。
以上の名目で、シルキー・ザッカート・マンションで暮らしているが、実は両腕を失ったというのは偽装情報で彼女の両腕はしっかりついている。
事情を知らない者との面会や、外出の必要があるときは両腕に金属でできた籠手を装着してそれを義手のように見せている。
しかし籠手は全くの見せかけではなく、生前サウロン公爵領の騎士だったらしい霊を籠手に宿らせた特殊なリビングアーマーであると同時に、サイモン達の義肢と同じく液体金属製の変身装具になっている。さらに、それを扱うための訓練を行っており、【霊体】スキルを獲得している。
六道が魔物を放った時は、それを活かしたロケットパンチ(実際に飛んでいくのは籠手の部分だけだが)で、魔物を倒している。
事件後、アルクレム公爵領とヴィダル魔帝国の密同盟が公にされたことで、彼女の腕が無事である事も公にされた。
そのため、お姉さまと慕うダルシアと一つ屋根の下で暮らせるのも終わりかと思っていた。しかし、ヴァンダルーが英雄予備校に通い続けることを希望したため、バルディリアも成り行きでシルキー・ザッカート・マンションでの生活を続けることになった。……アルクレム公爵が帰還させるのを忘れただけともいう。
ヴァンダルーの学校生活続行を望んでいるが、ずっと学校に通っていていいのにとも思っているので味方とも言い切れない。
●ブラバティーユ 人種 六十六歳(外見年齢二十歳) 男性
今は亡き『轟炎の騎士』の隠し子、ブラバティーユJr……ではなく、ブラバティーユ本人。
これまでは表向きブラバティーユJrと名乗ってきたが、事件後ヴァンダルーがその正体やアルクレム公爵領との関係を明らかにしたため、彼も正体を明らかにし、晴れて『轟炎の騎士』として名乗れるようになった。
ちなみに、彼の妻は旧スキュラ自治区奪還作戦で彼が死んだとされた後、「喪に服すため」という名目でボロを出さないために社交界に顔を出さず引きこもっていた。
なので、表向き新当主を名乗らなければならなかった彼の息子の方が苦労しているかもしれない。
●ケイティ・ハートナー 人種 六歳 女性
前世では【ウルズ】のケイ・マッケンジーだった転生者。ハートナー家の令嬢という立場を利用して、なんとかヴァンダルーと接触を図り、家族の安全のため交渉する事に成功する。
……実際には、ヴァンダルーがハートナー公爵家を積極的に滅ぼそうとは思っていなかったので、交渉自体はそれほど難しくなく、纏めることができた。本当に難しいのはこれからで、賢いと言われていても六歳の彼女が父であるルーカス・ハートナー達を説得する事だっただろう。
しかし、六道聖が起こした事件の結果ヴァンダルーがヴィダル魔帝国の存在を明らかにした事が彼女にとって転機となった。父ルーカスは一旦ファゾン公爵領と同盟を結び、反ヴィダル魔帝国に舵を切ろうとしたため際どいところだったが。
だが、過去にハートナー公爵家が行った事を水に流すための賠償として、彼女を魔帝国に嫁がせようと考えている者たちがハートナー公爵領に存在するため、まだ安心はできない。
なお、ヴァンダルーとしてはそうした政略結婚の縁組が来た場合は、原種吸血鬼ゾルコドリオの養子であり元アミッド帝国皇帝マシュクザールの実子であるジークか、ヴィダル魔帝国将軍兼宰相のチェザーレの甥であるサルア・レッグストンに回そうと考えている。
前世では仲間であっても恋愛関係は一切なかった三人が、「えぇ……?」となる縁組が実現しないことを祈るばかりである。
●ルデル・サウロン 人種 三十歳 男性
サウロン公爵領の現公爵。しかし、公爵位を継承する際にアミッド帝国に占領されたサウロン公爵領で戦い続けたレジスタンスの功績と存在をないものとし、レジスタンスを支持する村の住人達に圧力をかける等をした。
それでヴァンダルーに早々に見限られ、旧スキュラ自治区を占領されてしまった。
そのままならいつか適当な時にヴァンダルーから侵攻を受け、速やかに討ち取られていた可能性もあった。しかし、今回の事件でヴィダル魔帝国の存在が明らかになったためその前に降伏する機会に恵まれた。……当人はその幸運に気が付いていないが。
また、彼はヴァンダルーと親交があるエリザベスに、「これでお前の望み通りだろう!」と公爵家の家督を譲ろうとしているが、エリザベスがもうサウロン公爵家の家督に価値を見出していない事にまだ気が付いてない。
レジスタンスの件はドルマド軍務卿に唆されたという理由もあり、それ以外では特に悪政を敷いた訳でもヴィダの新種族を殊更迫害した訳でもない。しかし、ルデルが蔑ろにした人々とだけヴァンダルーが交流し続けてきたため、ヴァンダルーに敵とみなされてしまった。いろいろと間と運の悪かった人物。
●ヴィーダル・サウロン 人種 二十歳 男性
サウロン公爵家の五男。本来は後継者として争えるほどの立場ではなかったが、アミッド帝国の侵攻によって腹違いの兄である長男が死亡したために、後継者候補の一人として名乗り出た。
しかしルデルに敗北し、渋々だが彼の家臣となる事でそれなりの地位を確保している。
後継者争いではエリザベスを蹴落とすために、彼女を不義の子……つまりアメリアが前サウロン公爵以外の男との間に作った娘だと噂を流すなどした。
エリザベスの事を本当の妹とは思っておらず見下していて、自分がとった手段も跡目争いでは当然の手段だと考えていた。
そしてオルバウムにあるサウロン公爵家の別邸で大使のような仕事をしていたが、事件でヴァンダルー達に強制的に救助された際、その力を目にして心が折れた。
エリザベスに土下座して命乞いをし、ヴァンダルーから「手練れの変質者」と誤解を受けつつも、ある意味では感心されるほどの転身を見せた。
●アレックス 人種 13歳 男性
それなりの美少年で【大鑑定の魔眼】というレアなユニークスキルを持つ、英雄予備校の優等生。
農村出身だが、対象のステータス、そしてどれくらいでスキルの獲得やレベルアップが可能なのかを見ることができる【大鑑定の魔眼】を活用して自身の適性を把握し、英雄予備校に合格するほどの実力を身につけた。
そのためか他人を【大鑑定の魔眼】で確認できるステータスの高さや、ユニークスキルの有無などで判断する傾向が強い。英雄予備校に入ってから結成したパーティーも、それを基準に選んでいる。幼馴染のハーフエルフの少女アナベルは子供の頃からの付き合いだが、彼女に魔術の才能がある事を教えて才能を開花させ、英雄予備校へ行くことを誘ったのもアレックスである。
二槍流の槍使いのロビンと、兎種の獣人で斥候職のトワもそれぞれ【大鑑定の魔眼】でユニークスキルを持っていることを見抜いてスカウトしている。
ただ別に悪意はなく、悪人ではない。自身の仲間等深い付き合いになるだろう相手を選抜する基準を才能に定め、それを見極める手段として【大鑑定の魔眼】を使っているだけで。
また、普段はそうした能力重視主義を表に出さず人当たりの良い少年として振る舞っているので、気の良い少年で通っている。これには本性を隠すというよりも、持っていることが知られれば身柄を狙われかねない【大鑑定の魔眼】というユニークスキルを持っていることを隠すという目的のためだが。
頭角を現した英雄予備校でエリザベス達に勧誘されるが、彼女達の才能が自分の求める基準に達していない事、そしてエリザベスが抱える面倒な事情を知っていた事、最後に取り巻き達の平民を下に見る態度から「仲間にする価値無し」と判断して断っていた。
エリザベス達よりも新入生のパウヴィナに興味があったのだが……そのエリザベスの取り巻きにヴァンダルーが加わっているのにその時は気が付かなかった。
その後、ヴァンダルーのステータスを【大鑑定の魔眼】で見ようと試みるが、圧倒的すぎる実力差があった事からステータスを見ることはできなかった。逆に、ヴァンダルーが持っていた【根源】スキルによって自分のステータスを見せてしまう結果になる。その事から自分のステータスを見た者がいると気が付いたヴァンダルーに殺されかけるが、駆け付けたダンドリップ(ランドルフ)先生によって命を救われる。
その後は、この世界の真の強者から見れば自分はまだまだだという事を思い知り、仲間たちと共に自己研鑽に努めている。
ヴァンダルーからは、徹底してエリザベス達の試金石として扱われている。第一印象の悪さと、性格的に合わないためスカウトは考えていないようだ。
また、もしアレックスがオルバウムではなく他の公爵領の冒険者学校にいた場合、アルダやその従属神達が英雄候補にしようとちょっかいをかけていた可能性が高い。そうならなかったのは、ヴァンダルーと接触する可能性があり、その際に導かれるかもしれないとアルダ達が危険視したためである。
●ハインツ 人種 三十歳(外見年齢:二十歳) 男性
『五色の刃』のリーダーにして、『英雄神』ベルウッドを目覚めさせたアルダの英雄。アルダ勢力の地上における最高戦力である。
その自覚があるため、ヴァンダルーから再三「オルバウムに来るな」と警告されていても、ヴァンダルーが「勝てる」とはっきり言わなかった相手である六道聖に対処するためにオルバウムに仲間と共に向かった。
共通の敵が存在すればヴァンダルーとも共闘できると考えての事だったが、戦場に駆けつけてみればヴァンダルーにとっては「どちらも敵」だったため、同時に相手どられてしまった。
また、『五色の刃』のメンバーであるジェニファーやダイアナはヴァンダルーにとって仇打ちの対象ではないため、六道に盾として利用され、形としては六道と共闘してヴァンダルーに殺されないよう立ち回るという、不本意な形になった。
グドゥラニスが復活した後は、ヴァンダルーがハインツを狙うことはなくなったが、ハインツがヴァンダルーを信用する事は既にできなくなっており、共闘はやはり実現しなかった。
そして鍛えに鍛えた剣技はグドゥラニスの【危険感知:死】を反応させる、つまりグドゥラニスの命に届くまでに成長していたが、倒すには至らずヴァンダルーに止めを刺される。
その後、グドゥラニスが今際の際に残した、半ば呪詛に近い復活宣言を否定することができず、またヴァンダルーがそれに耐えられると信じることもできなかったため、彼との対決を改めて宣言して決死の覚悟で挑むもナインロードによって強制的に【転移】させられ、オルバウムではその後行方不明として扱われている。
●エドガー 人種(?) 三十三歳(外見年齢:二十七歳) 男性
『五色の刃』の斥候職兼弓使いの、『灰刃』の二つ名を持つ男。性格は本来飄々としたパーティーのバランサーで、『緑風槍』のライリーが抜けた後は短剣で前衛を務めることが多くなった。
ヴァンダルーに魂を傷つけられ廃人寸前にされ、その治療のためにロドコルテによって『魔王の粉』を施され思考や感情をグドゥラニスに誘導されるようになってしまった。
そして六道との戦闘中に殺され、グドゥラニス復活のきっかけとなってしまったが、一般にはその死は英雄的な悲劇として認識されている。
それは戦場が地上から離れていたために会話が届かなかったことと、魂という肉眼では見えないものが関係しているためだ。
しかしそれもヴァンダルー達の挙げた功績と、彼らがそのままオルバウムに残って再建と復興を進めているために高まる存在感によって早くも薄れつつある。
●六道聖 亜神 0歳 男性
前世では『オリジン』世界で神に至るものの野望を挫かれたが、テルカタニス宰相を甘言で以って操り『ラムダ』世界に転生する事に成功した。
その目的はヴァンダルーの抹殺……そして、その後の『ラムダ』世界で唯一の神となり頂点に君臨する事。
最終的にはヴィダ派だけでなくアルダ勢力の神々も封じるなどして排除し、自分を奉じる宗教国家に世界を統一させるつもりだった。
亜神を転生させるため、ロドコルテによってグドゥラニスの魂の欠片である【魔王の記憶】と【魔王の本能】が魂に埋め込まれていた。それによって、テルカタニス宰相が秘密裏に集めた【魔王の欠片】で構成されている肉体を操っていた。
しかし、【魔王の本能】と【魔王の記憶】を完全に制御できているというのはグドゥラニスの魂によって植え付けられた誤認であり、実際はグドゥラニスによって彼の復活のために誘導されていた。
そしてエドガーを殺したことで彼の魂に施されていた【魔王の粉】を吸収してしまい、グドゥラニスに乗っ取られてしまう。
人間だった頃は野心家で傲慢な本性を隠して策を進める忍耐強さを持つ理性的な性格だったが、アークアバロン、そしてダークアバロンになってからは本性がむき出しのまま戻らなくなっていた。
自分自身をそれ以外の森羅万象より上の存在であると認識しており、そうであることが世界の正しい形であると疑わない。また、自分に死すら厭わない忠誠を捧げている守屋達の事は彼なりに大事にしているが、それ以外の存在は利用価値の有無だけで判断している。
もちろん自分の野望のために無辜の民が巻き込まれること等、何とも思っていない。自分が惑わし利用したテルカタニスに対しても、それは同様である。
そうでありながらヴァンダルーを殺すために『五色の刃』を利用するなど、野望のためには手段を問わない。自分より下の存在を利用して、殺されないよう立ち回っても彼の認識の中ではプライドは傷ついていないという、狡さを遺憾なく発揮した。
【魔王の鼻】や【魔王の皮脂腺】、【魔王の肉球】等の欠片を多用したのは、死属性魔術ではヴァンダルーが圧倒的に勝っていたので、【魔王の欠片】を使わないと対応できないためである。決して、鼻に病的な執着があったためではない。
なお、ダークアバロンとはアイラがつけた仮称であり、彼自身は一度もそう名乗っていない。
●グドゥラニス 魔王 ?歳 男性(?)
名称不明の異世界、仮称『魔王の世界』から『ラムダ』世界を侵略するために十万年前に現れた魔王。
ガンパブリオ、マルドゥーク、ゼーノ、シザリオンといった大神の魂を砕き、ボティンを封印し、ペリアとリクレントとズルワーンに深い傷を負わせ、ザッカート達四人の勇者を殺して魂まで滅ぼした存在。
その力は死属性魔術に酷似していると考えられていたが、酷似ではなく真実彼は死属性魔術の使い手だった。彼がそれを明言しなかったのは、自身の力を明らかにする事を嫌ったことと、自分以外に使えない術の記録を残す必要性を感じなかったためである。
グドゥラニスが他の属性魔術の素質を何故持たなかったのか、『オリジン』や『ラムダ』とは全く異なるはずの『魔王の世界』で何が起きていたのかは、不明。グファドガーンやフィディルグも、グドゥラニス自身の生い立ちや魔王になる以前の事は全く知らなかった。……そもそも調べる意味を感じていなかった。
魂を砕くことが可能だが、そのためにはヴァンダルーと違い条件が存在する。肉体を持つ相手は殺さなければならず、神のように肉体を持たない相手には行動不能になるほど大きなダメージを負わさなければならない。
ボティンを滅ぼすのではなく封印したのは、ボティンと他の従属神達に深いダメージを負わせる時間がなく、手早く封印で済ませたほうが面倒のない状況だったため。そしてリクレント達は条件を満たす前に逃亡に成功した、もしくは仲間の救援が間に合った結果である。
また驚異的な生命力の持ち主で、全身をバラバラに引き裂いても殺せず、魂を分断して封印する事でしか活動を止めることができなかった。
しかしエドガーの魂に【粉】を混ぜられてから密かに彼の思考や感情を誘導し、自身の復活をかなえようとしていた。
エドガーがヴァンダルーに対して無謀なほど攻撃的だったのも、深い憎悪を抱いていたのもそのため。彼にとってヴァンダルーは、自身が封印されている間に自身の肉体を弄び凌辱する存在だったからである。
その反面、自分自身の仇であるベルウッドに対してはすっかり腑抜けきっているのを見て、関心を失っている。
当初はヴァンダルーにエドガーを殺させることで、【粉】をヴァンダルーが吸収している【魔王の欠片】と接触させ、自身の肉体を取り戻すつもりだった。
しかし、ロドコルテが六道に【本能】と【記憶】を埋め込んだことで、作戦変更。エドガーを六道に殺させ、六道が操っている【魔王の欠片】製の肉体を乗っ取ることに成功した。
ロドコルテと六道の企みで最も得をしたのはグドゥラニスといえるだろう。
しかし、【本能】と【記憶】と【粉】だけでは魂を構成するには圧倒的に足りなかったため、不足している分の魂を六道の魂で補う不完全な復活となった。
その結果、ヴァンダルーに対して撤退を選ぶことができず、また自身の肉体を取り戻すという目的を優先しすぎたため敗れ食い殺されてしまった。
生来の性格は傲慢だが、必要とあれば策を弄する事もできる柔軟性を併せ持つ存在。ただ人間に対する理解が不十分で、そのために以前もベルウッドに敗れている。……まさかあれだけ「世界を、人々を守る!」と謳っていたベルウッドが、世界の総人口が三千人にまで減るような無茶苦茶な総動員作戦を実行するとは考えなかったのだ。
しかし今回は人間の理解が浅いためではなく、ヴァンダルーに吸収された自身の肉体が変質し、真にヴァンダルーの一部になっているという事態を想定できなかったために敗れている。
また、ヴァンダルーに食われても彼の体内に巣くい、いつか乗っ取ってやると死に際に呪詛を喚いていたが、今のところその様子はない。
●ロドコルテ 輪廻転生の神 ?歳 男性
ついに釘ではなく杭を霊的に打たれた『輪廻転生の神』。六道聖との企みをアルダに黙って……彼が最終的にはアルダも排除するつもりであると知っていて……進めたため、自業自得といえる。
彼の目算では六道がヴァンダルーを殺し、ヴァンダルーが治めるヴィダル魔帝国を滅ぼした後、『ラムダ』世界を輪廻転生システムから切り離すつもりだった。
システムから切り離しさえすれば『ラムダ』世界でその後何があろうが、滅ぼうが自分に害が及ぶことはないと考えていたが、グドゥラニスが予期せぬ復活を遂げたことでその計画は暗礁に乗り上げる。
それでもグドゥラニスが当初の予定通りヴァンダルーを殺し、その後『ラムダ』世界の人類を滅亡させるなりなんなりすれば、結果的に当初の計画通りに事を進めることができる。そう考えてグドゥラニスの勝利を祈ったが、ヴァンダルーが勝利した。そのため、これからはアルダに全力で協力するしかないと考えを渋々改めたが、神域に訪れた時アルダの堪忍袋の緒はすでにブチ切れていた。
ロドコルテはもしかしたら自己の境界線が曖昧で、自分が「彼はこう感じるはずだ」、「彼はこうするはずだ」という考えとおりに他者が動くと思い込んでいたのかもしれない。
なお、ロドコルテの神としての力はアルダよりも上だが、『ラムダ』の神として認知されている以上アルダの『法の杭』の効果には抵抗できなかった。
また、他の神やヴァンダルーが『法の杭』で狙われた場合だが……杭を刺せるほどアルダに接近されることを防げれば問題ない。
つまり、よほど不意を突かれるか、抵抗もできないほど弱っていない限り対処可能。ロドコルテの場合はアルダに対して全く警戒心を抱いておらず、無防備に近づいたため杭で貫かれることになった。
その後は神域でアルダが派遣した御使いに監視されている。また、神域にこっそりズルワーンが侵入して亜乱達御使いと何かしているようだが、アルダの御使いには気が付かれていない。
●発展度
●ランキング
・I
ベルモンド
アイゼン
クイン
レビア王女
・H
ダルシア
タレア
バスディア
ワルキューレ(レギオン)
ジーナ
クーネリア
ギザニア
・G
アイラ
イシス(レギオン)
イリス
ラピエサージュ
・F
エレオノーラ
サリア
マギサ
シルキー・ザッカート・マンション(貴婦人形態)
カリニア
ガオル
リタ
フェルトニア
ユリアーナ(UP!)
・E
ペリベール
ミューゼ
セリス
ウルリカ・スカッチオ
オニワカ(UP!)
ジェーン・ドゥ(NEW!)
デディリア
エレシュキガル(レギオン)
オルビア
・D
カチア
ビルデ
パウヴィナ(UP!)
ザルザリット
アメリア(NEW!)
バルディリア
獅方院真理
ゾーナ(NEW!)
イザナミ(レギオン)
・C
カナコ・ツチヤ
メリッサ・J・サオトメ
ユキジョロウ
プリベル
ナターニャ
ドーラネーザ
見沼瞳(レギオン)
ミリアム(UP!)
マヘリア(NEW!)
・B
ベストラ
ザンディア
エリザベス(NEW!)
ザディリス
プルートー(レギオン)
ガブリエル(UP!)
・A
バーバヤガー(レギオン)
グファドガーン(憑代)
・AA
シェイド(レギオン)
計測不能&名誉顧問ヤマタ ティアマト
成長期を迎え、ランキングを一気に登っていくパウヴィナやオニワカ、ユリアーナ。そして地味にアップしているミリアム。エリザベス&アメリア母娘、マヘリア、ゾーナの新規参入組も善戦したが、やはり上層の厚さには敵わなかった。
逆上位争いもガブリエルが成長のため離脱。
なお、ヤマタと同じ理由でランキングに加わっていなかったジェーン・ドゥだが、無数に生えている体が外見は全て同じであったため今回から参加している。
●ヴィダル魔帝国発展度
・魔大陸を含めた総人口 約十一万三千人(タロスヘイム 約三万三千人 魔大陸 約五万人 ガルトランド 約三万人)
オルバウムとヴァンダルーの【体内世界】に存在するデーモン数千匹、クワトロ号の新船員十数名、インプマウス数百匹の戸籍を現在作成中。
グール、アンデッド、ブラックゴブリン、アヌビス、オーカス、巨人種、人種、獣人種、ドワーフ、スキュラ、ハーフエルフ、エルフ、リザードマン、アーマーン、吸血鬼、スクーグクロー、レーシィー、ゲヘナビー、鬼竜人、魔竜人、ラミア、竜人、鬼人、ハーピィ、ケンタウロス、人魚、カオスエルフ、ノーブルオーク、オーク、ハイコボルト、コボルト、ハイゴブリン、ゴブリン、魔人、アラクネ、エンプーサ、冥系人種、冥獣人種、ドヴェルグ、ハトホル、ダンピール、アンドロスコーピオン、グラシュティグ、氷雪系巨人種、ホムンクルス、ダークエルフ(カオスエルフ化待ち) オリジンからの移住者
ゴーレムやカースウェポンは含まれていない。ダークエルフの移住はほぼ完了。
●タロスヘイム施設
水銀鏡ゴーレム
探索者ギルド(交換所と配給所、ジョブチェンジ部屋)
ヴィダ神殿(従属神&ヴィダ派の神々、ズルワーンとリクレント、ザンターク、ファーマウン、ボティン、ペリア等の神像有り)
公衆浴場
各種屋台
公営カジノ
イモータルエントの森(ガンテエント植樹済み スクーグクロー&レーシィー増殖中)
各種ゴーレム工場
モンスタープラント畑
木人訓練場(アルダ側の英雄アンデッド在住)
劇場
見る者の心に残る芸術的なペイント(空からでなければ全貌は見えない)
生命体の根源
移住希望者用集団住宅
人間社会からの移住者用寮
タロスヘイム城
ゲヘナビー城
ヴァンダルーの巨大神像
B級ダンジョン×2(+1) C級ダンジョン×2 D級ダンジョン×3 E級ダンジョン×1
酒ヤシ栽培用ダンジョン×1
娯楽用ビーチダンジョン
漁業専用ダンジョン
デーモン軍仮住居用ダンジョン(ヴァンダルーの地下工房に併設)
●沼沢地リザードマン地区
カプリコーン農場
カプリコーン乳加工場
探索者ギルド支部
『五悪龍神』フィディルグとヴィダの祠
精神侵食ストーンサークル
D級ダンジョン×1 B級ダンジョン×1
●沼沢地スキュラ地区
田んぼ(魔ガモ農法採用中)
泥湯温泉
スキュラの英雄神メレベベイルとヴィダの祠
探索者ギルド支部
ヒュージカピバラ牧場
魔鴨の養殖場
精神侵食ストーンサークル
転移用極小ダンジョン
巨大ヴァンダルー神像(NEW!)
●サウロン解放戦線アジト(元スキュラ族自治区)
精神侵食ストーンサークル
自動アンデッド化魔術陣(侵入者リサイクル専用)
D級ダンジョン
転移用極小ダンジョン
闇夜騎士団本詰所
粗製アンデッド軍(クノッヘンの分体混じり)
●魔大陸
ザンタークの仮神域
街
温泉
ヴァンダルー巨大神像(完成式典待ち)
ダンジョン×無数
●ガルトランド
地上絵
壁画
B級ダンジョン×1
D級ダンジョン×4
●魔王の大陸
名無しのS級ダンジョン
無数のダンジョン
●仮設施設
クノッヘンコンサート場
サムのジョブチェンジ部屋
クワトロ号のジョブチェンジ部屋
クノッヘン仮設城(NEW!)
クノッヘンハウス(NEW!)
●導き:阿頼耶識の影響下にある境界山脈内部の国々(ヴァンダルーが直接訪問した国)
ノーブルオーク王国 人口約十万人
ザナルパドナ 人口約十万人
グール国 人口約五千人
ハイコボルト国 人口約一万六千人
ハイゴブリン国 人口約一万人
魔人国 人口約十万人(うち、魔人族約千人)
鬼人国 人口約一万人
竜人国 人口約五千人
ケンタウロス国 人口約一万五千人
ハーピィ国 人口約二万七千人
ラミア国 人口約二万人
ダークエルフ国 人口約一万人
『ヴィダの寝所』
人魚国 人口約四万人
●同盟国
・アルクレム公爵領
モークシーの町の自宅
飢狼警備
・ジャハン公爵領(非公式)
●国外拠点
シルキー・ザッカート・マンション
ザッカート街(NEW!)
●体内世界
冥達の仮住居
雨宮夫妻との面会用建物
デーモンの住処
元皇帝の監禁施設(NEW!)
次の話は、4月14日に投稿する予定です。




