十四章キャラクター紹介中
すみません、中編になってしまいました(平伏)
●エリザベス・サウロン 人種 十三歳 女性
金髪ツインテールの美少女で、プライドが高く偉そうに振る舞うサウロン公爵家の末娘。才能はあるが、取り巻きを引き連れて偉そうに振る舞うその言動から、英雄予備校の他の生徒達からは距離を置かれ、上辺だけの付き合い以上の関係になることを避けられていた。
実際には見栄っ張りだがそれは自信がない裏返しで、後ろ盾のはずのリームサンド伯爵には身体を狙われており、それを拒否しているため援助を渋られ経済的に苦しい状況に追い詰められており、放課後は貴族としての勉強や社交ではなく、変装してバイト(冒険者ギルドで雑用など)を行って食いつないでいた。
住まいはリームサンド伯爵家の屋敷……の敷地内にある離れという名称の小屋。肉親である母親は精神治療院に入院しており、信頼できるのは姉妹同然に育った侍女のマヘリアのみという環境。ゾーナ達ほかのパーティーメンバーには、本当は自分の立場が弱い事がばれたら見捨てられるのではないかと恐れて、話せないでいた。
そして、状況が好転する見込みもなし。そんな詰んだ状況に置かれていたが、パーティーの作戦会議をするのに使った空き教室にヴァンダルーがいたことに気が付かず、「ここにいる皆は私の仲間よ!」と言ったために、ヴァンダルーに憑かれる事になった。
その後に行われたヴァンダルーのスパルタ形式の特訓によってメキメキと実力をつけ、ついでに経済的にも楽になり、当初は半ば無理だと思っていた主席卒業も見えてきている。
さらに精神治療院に入院していたアメリアを助けられ、自分の体を狙っていたリームサンド伯爵を排除してもらい、さらにはヴィダル魔帝国の皇女になる事が内定するという……一年前の自分に話しても絶対信じないだろう状況になっている。
新しくできた体長約百メートルの義理の弟や、いまだに背後に憑いていて自分の事を様付けで呼ぶ一つ年下の義父等の事で頭がいっぱいで、もうサウロン公爵家の家督は比較的どうでもよくなっている。しかし、現当主のルデル・サウロンはエリザベスに公爵位を譲る気である。
変身装具を渡されカナコ達からレッスンも受けているため、歌って踊れる女公爵になるかもしれない。
現在はシルキー・ザッカート・マンションに住んでおり、屋敷の複雑怪奇な仕掛けに四苦八苦している。同居人達が人外魔境なことには慣れて……感覚がマヒしてきたため大丈夫だが。
しかし、最近マヘリアがネズミと会話しているのを発見し、リタやサリア、ベルモンドと何かしているのを見て不味いかもしれないと思っている。
●マヘリア 人種 十三歳 女性
エリザベスに仕える侍女の少女。パーティーでは斥候職を務めている。
母親がアメリアの生家である騎士爵家に仕える侍女であったため、サウロン公爵家に仕えているのではなくエリザベス個人に仕えている。
姉妹同然に育ったためその絆は強く、長い間エリザベスが唯一胸の内を話せる相手だった。
基本的にエリザベスのためなら何でもするため、バクナワへの挨拶もダンスと歌のレッスンも進んで付き合っている。……若干、エリザベスはどこに向かっているのかと疑問に思うこともあるが。
ヴァンダルーに対してはエリザベスとアメリアを救ってくれたことに深く感謝しているが、この人を将来の主人とするのは大変そうだなとも思っている。
そのためパーティーメンバーとして、そして使用人としてのスキルアップを目指して様々な人と交流を図っている。その一環で、タダノ・ネズミ、サリアとリタ、ベルモンドに教えてもらっているが、それを見たエリザベスから誤解を受けていることを彼女はまだ気が付いていない。
彼女はストレスからネズミと会話しているわけでも、ビキニやハイレグ型の鎧や男装に興味があるわけでもないのだが。
●ゾーナ・チーノス ドワーフ 十五歳 女性
ピンク色の髪をしたドワーフの少女。一応貴族の令嬢。実際には、貴族の父が入れあげたドワーフの娼婦の母との間に生まれた娘。ただ、生まれる前に実の父親は母に使用人の男をあてがって結婚させ、表向きには使用人の娘になった。
しかし、成長する過程でゾーナの容姿が良く、さらに才能がある事に気が付いた実の父が彼女を養女とした。そんな複雑な自分の身の上をすべて知っており、人生について達観し「分をわきまえて幸福になるのが大事」だと考える強かな少女へと成長した。
母は娼婦から足を洗って、貴族である実の父親の弱みを握っているので使用人の妻にしては裕福な生活を送っているから幸せ。
育ての父は、ただの使用人だったのに美人の妻と結婚出来た。貴族である実の父からは、負い目から高めの給金を受け取っている。それに不満を覚えず、腐らず、妻と夫婦を続けることで妹や弟を設けているから幸せ。
実の父は母と育ての父に弱みや負い目から余計に金を払うことになったが、それで外聞は守られている。それに、自分が将来功績をあげる、もしくは地位の高い男と関係を持てば利益になるので幸せ。
そして自分は母が娼婦で誰とも結婚しないまま育てるよりも、ずっと裕福な環境で育つことができた。それに養女とはいえ貴族になる事で、使用人の娘でいるよりも結婚相手に選べる男の質が上がり将来が明るくなって、今のところ幸せ。
家族全員大団円、オールハッピー。なので、家族に思うところはない。
英雄予備校に入学してエリザベスのパーティーメンバーに加わったが、実の父が属する派閥で力のあるリームサンド伯爵からスパイを依頼されており、それに応えていた。エリザベスに対しても、大それた夢は諦めてそこそこの幸せで納得したほうがいいと、そう思っていたからで悪意はなかった。
しかし、それは他の取り巻きメンバー同様、リームサンド伯爵が実の娘より年下のエリザベスの体を狙っており、彼女の母親に毒を盛って人質にしている事を知らなかったからこそである。知っていたら、伯爵の手から逃げ出すよう勧め、協力しただろう。
母親から受けた英才教育を活かして取り巻きの男子三人を色仕掛けで篭絡したことがあり、パーティーに新たに加わったヴァンダルーにも同じ手法で自分達の味方に取り込もうとしたが、ヴァンダルーが筋肉を重視していた事と、アレックスとのトラブルに巻き込まれた事で失敗。逆にヴァンダルーの味方に取り込まれることになる。
エリザベスより先にヴァンダルー達の真実を知り、それからはヴァンダルーの妾になる事を狙っている。熾烈なライバル争いがあるかもしれないと思っていたが……特段そんなことはなかった。しかし何故か歌と踊りのレッスンを受けたり、バクナワに舐められたり、オルバウムが滅亡の危機に瀕したり、予想していたのとは方向性が異なる試練が課せられる毎日である。
ちなみに、ほかのエリザベスの取り巻きメンバーは、ノッポな槍使いのマクト・ハミルトン、小太りな剣士兼盾職のトーラス・ゼッツ、眼鏡をかけた魔術師のユーゼフ・カタロニスがいる。
●アメリア・サウロン 人種 三十二歳 女性
エリザベスの母親。騎士爵出身で、当時既に親子ほども年の離れていた前サウロン公爵に見初められ嫁いだ。そして、エリザベスをサウロン公爵家の娘として認知するお披露目のあったその日にアミッド帝国の侵攻を受け、夫を失い故郷を追われるという過酷な運命を背負った女性。
サウロン公爵家の一員ではあるものの、立場はあまりにも弱かったため公爵家の家臣の護衛はほぼおらず、父(エリザベスの祖父)に守られて逃げ延びたが、そこでサウロン公爵家の次期当主を巡る後継者争いに巻き込まれる。
すぐに何もかも投げ出して平民になる道もあったが、匿ってくれたリームサンド伯爵家が後継者レースに参加する事を望んだためその意向を無視する事は彼女にはできなかった。
それに、彼女がエリザベスとともに後継者争いに白旗を挙げても、エリザベスがサウロン公爵家に認知されている事実は変わらない。アメリアにとって最悪の場合、ルデルやヴィーダルが政略結婚等に利用するために彼女からエリザベスを取りあげようとする事も十分考えられ、それは彼女にとって耐えられなかった。
その後精神を病み、リームサンド伯爵の勧めに従って精神治療院に入院するが、病状が年々悪化し入院生活をおくっていた。薬と偽って精神に悪影響を及ぼす毒を飲まされ続けていたので、悪化しないはずがないのだが……。
以後、自分はサウロン公爵の妻であり、夫は生きていると思い込み、視界に入る男性の中の一人を夫だと誤認するようになってしまった。
そしてヴァンダルーに遭遇してからは、彼を自分の夫だと信じ込むように症状が変化した。……別に治ったわけではない。
ちなみに、アメリアは使い魔王もヴァンダルーだと認識しており、自分の夫が同時に複数別々の場所に存在している事に矛盾を覚えていない。もちろん、目や口や手足の数が多かろうが、殻や甲羅に覆われていようが、全く気にしない。
以上の事についておかしいと指摘された場合、それがどんなに理論的でわかりやすかったとしても、アメリアはまず相手を「落ち着いて」と穏やかに諭す、もしくは落ち着けようとする。
それでも相手が指摘するのを止めない場合は泣き出し、最後には奇声を発したあと気絶してしまう。そして気絶する前の事を忘れてしまう。
なお、現在では泣き出す前に使い魔王が会話を妨害し、非常事態にはヴァンダルーが現れて会話を中断させるため彼女の狂気は守られている。
ヴァンダルーも【精神浸食】で彼女の精神を弄ることは可能だったが、以前の正常だった頃に戻せるかどうか自信がないため実行せず彼女の前では彼女の夫として振る舞っている。……病状が悪化する危険を冒してまで無理やり正気に戻して真実を知るよりも、今のままのほうが幸せなのではないか。そんな考えもあるようだ。
精神治療院を退院した後はシルキー・ザッカート・マンションで暮らしているが、時折使い魔王に連れられてレベリングを行っている。
オルバウムの貴族達からはヴァンダルーとの男女の関係を疑う声よりも、ヴァンダルーが彼女と娘のエリザベスを使ってサウロン公爵家に何かしようと企んでいる事を疑う声のほうが圧倒的に多かったようだ。
彼女のジョブに【見習いメイド】や【メイド】があるのは、騎士の家に生まれたが女騎士になる気も予定もなかったため、行儀見習いのため主君の家でメイドとして働いていたため。それが、前サウロン公爵の手がつくきっかけになってしまったのだが。
その後、貴族の妻としてのマナーや作法、しきたり、社交ダンス等を学んだ結果【淑女】のジョブに就き、以後はジョブチェンジを経験しなかった。これはアメリアだけではなく、戦わない貴族の女性も多くの場合そうなる。
今まで魔術を欠片もかじっていなかったのに、最近になって魔術系のジョブとスキルを獲得している。それはレベリングを行うためにカナコから【ヴィーナス】で記憶を移植してもらって魔術を使う感覚を覚え、理論ではなく実技から魔術を習得したため。
その結果、【魔法少女】ではなく【魔法淑女】や【変身淑女】のジョブを獲得し、今のところは某姫導士の影響から逃れることに成功している。彼女自身はザディリスとほとんど面識はないのだが。
名前:アメリア・サウロン
種族:人種
年齢:32歳
二つ名:なし
ジョブ:変身淑女
レベル:41
ジョブ履歴:見習いメイド メイド 淑女 見習い魔術師 魔法淑女
・パッシブスキル
精神汚染:7Lv
毒耐性:1Lv
能力値強化:導き:2Lv
自己強化:夫:1Lv
自己強化:変身:1Lv
・アクティブスキル
家事:3Lv
礼儀作法:2Lv
舞踏:2Lv
枕事:1Lv
無属性魔術:3Lv
魔術制御:3Lv
火属性魔術:1Lv
生命属性魔術:1Lv
杖術:2Lv
御使い降魔:1Lv
・ユニークスキル
ヴァンダルーの加護
●カナコ・ツチヤ カオスエルフ 4歳(外見年齢15歳ほど) 女性
選王にも名前を知られるようになった、今を時めいているアイドル兼プロデューサー。以前目をかけていた才能あるスタッフのルドルフが、実は『真なる』ランドルフであったというサプライズに、かつて自分をはめた六道聖との再会が薄れてしまった。彼女にとって納得できる程度には、しっかりやり返したが。
オルバウムが壊滅状態になってしまったことには、今後の市場拡大を目論んでいたため地味にショックを受けていた。しかし、ヴァンダルーがヴィダル魔帝国の存在を公にして再建と復興に動き出したため色々やりやすくなったと、考え直して立ち直っている。以前のステージを見てファンになってくれた人たちも無事だったし。
エリザベスやアメリアの事は、「今更ライバルが一人や二人増えても誤差の範囲です。私も途中から加わった立場ですし」と考え、むしろ彼女のこれまでの境遇と容姿から「むしろ、逸材なのでは?」と思って歓迎している。
【土属性魔術】から覚醒した【舞土魔術】と、【水属性魔術】から覚醒した【詩水魔術】の上位スキルを獲得した。どちらも踊りや歌を取り入れて使っていたからこうなったと思われる。歌うように呪文の詠唱を行う【歌詠唱】スキルと同時に使用することで、高い効果を発揮する。
・名前:カナコ・ツチヤ
・種族:カオスエルフ
・年齢:4歳(外見年齢15歳程)
・二つ名:【転生者】 【魔法少女】 【伝道者】 【勇者】
・ジョブ:大魔法少女
・レベル:75
・ジョブ履歴:見習い盗賊 魔術師 弓術士 盗賊 土属性魔術師 花火師 魔法少女 マジカルアイドル マジカルダンサー 芸導士 マジカルシンガー 大魔術師
・パッシブスキル
闇視
精神汚染:2Lv
直感:8Lv
死属性耐性:7Lv(UP!)
敏捷強化:7Lv(UP!)
気配感知:6Lv
弓装備時攻撃力強化:極大(UP!)
高速再生:5Lv(UP!)
怪力:4Lv(UP!)
魔術耐性:6Lv(UP!)
色香:6Lv(UP!)
自己強化:祖:8Lv(UP!)
自己強化:導き:7Lv(UP!)
自己強化:変身:8Lv(UP!)
導き:芸道:4Lv(UP!)
芸道誘引:4Lv(UP!)
魔力増大:1Lv(NEW!)
・アクティブスキル
舞土魔術:1Lv(土属性魔術から覚醒!)
詩水魔術:1v(水属性魔術から覚醒!)
生命属性魔術:10Lv(UP!)
魔術精密制御:1Lv(魔術制御から覚醒!)
歌唱:10Lv
舞踏:10Lv
短剣術:5Lv
格闘術:6Lv(UP!)
弓術:6Lv
忍び足:5Lv
鍵開け:3Lv
罠:3Lv
投擲術:3Lv
調合:3Lv
砲術:1Lv
花火作成:4Lv(UP!)
限界突破:7Lv(UP!)
御使い降魔:6Lv(UP!)
歌詠唱:4Lv(UP!)
連携:2Lv(NEW!)
・ユニークスキル
ヴィーナス:10Lv
混沌
ディアナの加護
ヴァンダルーの加護
ボティンの加護
ヴィダの加護(NEW!)
ペリアの加護(NEW!)
●ミリアム 人種 十七歳 女性
アーサー達『ハート戦士団』のリーダーにして、高潔な精神と神を敬いながらも依存しない強い意志を持つ戦乙女。英雄を率いるに足る大器。そうオルバウムにいた英雄候補達に見なされているが、本人にその自覚もつもりもないため困惑するばかりである。
ミリアムとしては思ったことを率直に、しかし聞いてもらいやすいよう歯に衣を着せ、細部をぼかして語っているだけのつもりだったのが……。
しかも【英導士】のジョブを発現させた事で、それまでヴァンダルーやカナコ、ザディリスの話を「大変だなー」と思うだけで済んでいたのに他人ごとではすまなくなってしまった。
ちなみに、私生活ではアーサーとの仲が良好である。
ヴァンダルー陣営四人目の導士となったミリアムの明日はどっちだ!?
●ボークス ゾンビグレートレジェンドヒーロー ?歳 男性
魔物が放たれたオルバウムで元『魔人王』ゴドウィンや、生前からのパーティーメンバーであるザンディアとジーナと共に暴れまわり、数々の魔物を打倒し、人々に強烈な印象を残したアンデッドの一人。
タロスヘイムの英雄の一人である事が冒険者ギルドの関係者によって知られたことで、ルーカス・ハートナー公爵の毛根と心臓と胃にダメージを与えたらしい。
グドゥラニスとも戦う事ができ、彼にとっては今回の事件は満足だったようだ。冒険者として充実しているせいか、【ファーマウンの加護】を獲得している。本人は、『会ったことはあっても、祈った覚えはねぇんだが、もらっちまっていいのか?』と首をかしげている。
さらに今回の事件での戦いをきっかけに、【剣王術】を【真剣王術】に覚醒させることに成功した。
おそらく、現在のバーンガイア大陸で普通の意味で最強のアンデッドは彼だろう。普通の意味ではないほうの最強はクノッヘン。
・名前:ボークス
・ランク:16
・種族:ゾンビグレートレジェンドヒーロー
・レベル:63
・二つ名:【剣王】 【旧スキュラ自治区の死神】 【真なる巨人殺し】
・パッシブスキル
闇視
超力:3Lv(剛力から覚醒&UP!)
物理耐性:10Lv
剣装備時攻撃力増大:大(UP!)
非金属鎧装備時防御力増強:極大
直感:7Lv(UP!)
精神汚染:5Lv
自己強化:導き:10Lv(UP!)
魔術耐性:4Lv(UP!)
能力値強化:亜神食:6Lv(UP!)
能力値強化:殺業:3Lv(NEW!)
・アクティブスキル
真剣王術:1Lv(剣王術から覚醒!)
格闘術:10Lv
弓術:8Lv
鎧王術:3Lv(UP!)
限界超越:10Lv(UP!)
解体:6Lv
指揮:3Lv
連携:10Lv
教師:2Lv
魔剣限界超越:10Lv(UP!)
魔鎧限界突破:7Lv(UP!)
御使い降魔:5Lv(UP!)
・ユニークスキル
ヴァンダルーの加護
タロスの加護
ヴィダの加護
ファーマウンの加護(NEW!)
●タダノ・ネズミ デビルマウスチーフ 男 ?歳
ヴァンダルーが選王城の隠し部屋で、突如開催したネズミの真似コンテストにタダノ・ネズミと命名され参加し、優勝したネズミ。優勝賞品として魔力のこもったヴァンダルーの血肉を食べ、ただのネズミからインプマウスへと変化する。
その後同じくインプマウスに変化した同族たちを率いて諜報活動を行い、大いに活躍した。
事件解決後はシルキー・ザッカート・マンションに用意された巣箱で同族と暮らしている。魔物になって高まった知能を活かし、ネズミとは思えない衛生的な生活習慣を守り、壁や柱を齧らず暮らすことで共生しているようだ。
斥候としてマヘリアと話が合うのか、よくマヘリアと話している。なお、彼からマヘリアに言葉を伝える際には、尻尾で文字を書く筆談で会話を成立させている。
また、骨人と気が合うのを妙に感じている。タダノから見て骨人はスケルトンであるため。
インプマウスからリトルデビルマウスを経て、ランク3のデビルマウスを統率するランク4のデビルマウスチーフにランクアップした。【巨大化】のスキルを3レベルで取得しているため、体長を一時的に倍の倍の倍、8倍にすることができる。
普段は体長20センチ程だが、一時的に体長160センチになることができ、その状態では成体のグリズリーや虎と互角に戦う事ができる。【巨大化】しなくても、人間の指くらいは強靭な前歯と顎の筋肉によってスナック菓子感覚で切断することが可能。
家猫も山猫も、もはや彼にとって恐れるに値する存在ではない。
名前:タダノ・ネズミ
ランク:4
種族:デビルマウスチーフ
レベル:0
・パッシブスキル
暗視
嗅覚強化:7Lv(UP!)
精力絶倫:7Lv(UP!)
病毒耐性:7Lv(UP!)
身体強化:前歯:6Lv(UP!)
直感:4Lv(UP!)
高速治癒:2Lv(UP!)
能力値強化:ヴァンダルー:10Lv
能力値強化:導き:2Lv(UP!)
怪力:2Lv(NEW!)
・アクティブスキル
忍び足:8Lv(UP!)
気配感知:6Lv(UP!)
限界突破:3Lv(UP!)
連携:4Lv(UP!)
指揮:4Lv(UP!)
格闘術:2Lv(NEW!)
巨大化:3Lv(NEW!)
・ユニークスキル
ヴァンダルーの加護
●クノッヘン ボーンデストピアドラギガース ?歳 男性?
今やオルバウムで知らない者はいないだろう、超巨大アンデッド。崩壊はしなかったが、所々壊れていて危険であるため使えない選王城の代わりにクノッヘン城になったり、避難民が生活する仮設住宅クノッヘンハウスになったりと、事件後も大活躍している。
ヴァンダルーからマルドゥークの骨をもらったことで龍形態になれるようになり、元々なる事が出来ていた巨人形態と組み合わせて直立したドラゴンのような形態になり、龍毒のブレスを吐くことが可能になっている。
その威容はコービット選王達の反抗心を折り、円滑な事後処理に貢献した。
倒すのが至難の業であるという意味でのバーンガイア最強のアンデッドは、彼になるだろう。
●クワトロ号 デスエンペラーフラグシップ ?歳 ?
オルバウムの空を飛んでクインやゲヘナビーと共に人々の救助を行い、選王国で最も有名な幽霊船となったクワトロ号。グドゥラニスとの戦闘でも砲撃を行うなどして援護していた。
事件後も空からオルバウムを守るため、また資材の運搬等を行うためにオルバウム上空にとどまっている。……オルバウムの民にとっては安心材料だが、クノッヘンハウスと並んで、コービット選王達のストレス源になっているようだ。
また、本人たちは意図していないが、クノッヘンと並んでその存在を誇示することで他の公爵領へプレッシャーをかけている。
最近になってオルバウムの避難民の中から就職希望者が出たため新人船員を雇い入れ、彼らにホワイトな労働環境を強制している。
●フーバー 人種 四十二歳 男性
オルバウム選王国だけではなく、『ラムダ』世界全体で珍しい精神科医。正確には、『ラムダ』世界ではまだ心理学は認められた学問ではない。しかし、【精神汚染】スキルなど精神に異常が起きていることが、はっきり分かっている。
しかし、魔術でも精神の傷は治すのが難しく、昔から神殿に預けるなどしかできなかった。
それを変えようと立ち上がった医師が彼だった。しかし、立ち上がったものの成果を出せず、それどころか精神治療院で行われていた不正……患者へ飲ませる薬が毒である事に目を瞑っていた。
その点ではアメリアを貶めた共犯の一人といえる。
しかし、その後ヴァンダルーに導かれて精神治療院の院長とは決別。しかし、これまで自分が行っていた事に対する罪悪感を忘れられず、一緒に罰を受けることを選び、院長が調合した薬入りのフルコース料理を自ら食した。
だが、ヴァンダルーに解毒された後はタロスヘイムで精神の専門医として働いていた。……オルバウムでトラウマを負った大量の患者が出たので、急遽古巣に復帰している。
なお、古巣の院長は受付業務しかできない木偶人形状態で、普段の精神治療院はヴァンダルーに導かれた患者の生活施設兼使い魔王の待機施設の一つとなっている。
六道が魔物を放った時も、ぞろぞろと施設から湧いて出る使い魔王によって守られていた。元々周りに人がいない場所にあったため、寄ってくる魔物も少なかったが。
ヴァンダルーを一目見て、「手の施しようもないほど狂っている」と見抜くなど、実は以前からたしかな知識と技術、経験を持つ医師だったが……周囲の人間どころか、自分は狂っていないと思い込んでいるヴァンダルー自身も気が付いていなかった。
●ハドロス・ジャハン 巨人種 百三十五歳 男性
昔からアルダ信者が多いジャハン公爵領を統べるジャハン公爵家の、人種の両親から先祖返りで生まれた巨人種。
ヴィダの新種族として生まれたが、周りはアルダ信者の人種ばかりの環境。そこで生きるために、アルダ信者らしいアルダ信者として生きてきた人物。
彼にとって信仰は、ジャハン公爵家というコミュニティで生きていくために必要な資格を得るための物だったので、心からアルダを敬っているわけではない。そのため、アルダから敬虔な信者だと思われていない。
しかし周囲の人間、特に領民からは熱心で誰よりも敬虔なアルダ信者だと思われている。
また、公爵としては高い武勇を誇り、【格闘術】が得意である。
ヴァンダルーに目をつけてコネクションを得るために会ったが、導かれ彼の側に付いた今でも、対外的にはアルダ信者のままで通している。
当然アルダは神託を下すなどしてハドロスの裏切りを自身の信者に伝えるが、今の「救世主であるヴァンダルーとその主張も受け入れる、少なくとも実際に見て話を聞き、判断するべきだ」と訴えるハドロスの社会的信用が高すぎるため、効果がない状態である。
百年ほど前から『敬虔なアルダ信者』である事で有名で善政をしている公爵と、神殿関係者や情報に詳しい者しか名前と顔を知らないアルダ信者。領民がどちらの言葉を信じるのかは、試すまでもないだろう。
これ幸いと、ハドロスは自身の領をヴァンダルー達の導きで満たすべく精力的に活動している。
4月4日にキャラクター紹介下を、そして4月14日に十五章を始めようと思います。




