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四度目は嫌な死属性魔術師  作者: デンスケ
第四章 ハートナー公爵領編
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九十六話 詰めの甘かった陰謀と、次の企み

「逃げられた……いや、見逃してもらったと言うべきか?」

「どうだろうな。あの原種吸血鬼も、それほど余裕は無さそうだった。だが、一先ず傷を癒そう」

「そうね。ダイアナ、お願い」

 テーネシアを逃がしたハインツ達は、傷ついた身体をダイアナの治癒魔術やポーションで回復させ、装備の点検や、倒した【闘犬】から魔石と素材の剥ぎ取り作業を行った。


「今回で『悦命の邪神』に従う吸血鬼達の組織を切り崩したかったが……」

「クソっ、お伽噺で聞いたのより凶悪じゃないか。あれが魔王の欠片か」

 悔しがるハインツとジェニファーに、エドガー達は「そう悔やむな」と声をかける。


「確かにテーネシアは逃がしたが、今まで幾つも奴らの拠点を潰したし、奴の腹心を三人も倒してきたんだ。これが奴らにとって小さいダメージの筈ないだろ」

「それに、残っている五犬衆は一人らしいしね。私達以外にも一人倒した人が居るのか」

「情報が全くありませんから、もしかしたら誰かに討伐されたのではなく、他の吸血鬼達との暗闘で倒されたのかもしれませんね」


 そう話していると、突然虚空が光り、そこから奇怪な姿に成り果てたテーネシアが飛び出してくる。

「がああああっ!」

「っ!?」

 牙を向いて襲い掛かって来る、脊髄と内臓を引きずった生首蛇のようなテーネシア。偶然近くにいたハインツは驚きながらも、反射的に魔剣で切りつける。


 深く額を斬られたテーネシアは、べちゃりと地面に落ちて動かなくなった。


「……何故戻って来たんだ?」

 大量の経験値が入る感覚で、自分がテーネシアを倒した事は理解できるが、だからこそ余計に困惑した様子のハインツに、デライザ達も困惑したまま目を瞬かせるだけだった。


 彼らがテーネシアの死に顔が何故か満足げである事に気が付くのは、もう少し後の事だ。

 尤も、テーネシアの霊は結局ハインツ達を監視していたレムルースの視界を借りたヴァンダルーによって、彼の下に【降霊】されてしまうのだが。




 咄嗟に放った攻撃魔術が洞穴の……ダンジョンの入り口に命中するが、轟音と衝撃は生じても罅一つ入らない。ダンジョンの入り口は木や石で出来ていても、物理的に破壊する事は不可能。原種吸血鬼は勿論、神でも傷を付ける事も出来ない。

 それが可能なら、英雄神と化したベルウッド達が魔物を量産する危険なダンジョンを全て破壊して回っていただろう。


 逆に言えば、自分達の攻撃魔術で破壊する事が出来ない入口状の建造物はダンジョンという事だ。

「馬鹿な、あれはダンジョンか? 何故、ここにそんな物が……いや、それよりもあのダンピールは中に飛び込んで何をするつもりじゃ?」

「グーバモン……何が、何が起きた!? こんなの僕の計画には無いっ! 一体どうしてこんな事が! 何故起きたんだ!?」


「ええいっ、落ち着けぃ! ビルカインっ、今はお主の癇癪が収まるのを悠長に待っている場合ではないのじゃ!」

 そうビルカインを叱責するグーバモンも、冷静とは言えなかった。

 二人は、使い魔で遠くから監視していたハインツとの戦いで消耗したテーネシアを、操り人形にして下すために彼女の隠れ家にやって来た。


 元々三人の原種吸血鬼は、非常事態には協力し合う盟友同士だった。そのため、このテーネシアの秘密の隠れ家の事も、ビルカインとグーバモンだけは知っていた。

 だが転移して来てみると、テーネシアは弱るどころか瀕死の状態で、隠れ家の屋敷は瓦礫に変わり、テーネシアの片方の眼球を片手に持ち、背中から自分達を裏切ったエレオノーラを生やした幼いダンピールが居た。


 驚愕に動きを止めた一瞬の隙を突いてテーネシアは逃げ、ダンピールは他に居た人種や女のゴースト、後テーネシアの部下だったはずの吸血鬼を、何と体内に収納してダンジョンに飛び込んで行った。

 神代の時代から生きる原種吸血鬼である二人でも、何が何だかさっぱり分からない。


「どういう事じゃ、【魔王の角】を使う程テーネシアは追い詰められておったが、それでも並の相手に易々と負ける筈がない。それに、あれはエレオノーラの筈じゃな? なら、あのダンピールが――」

「そう、ヴァンダルーだ。君の従属種とダークエルフの間に生まれた、僕のエレオノーラを盗ったあいつだ。

 クソっ、あいつはテーネシアと組んでいたんじゃないっ、あの英雄気取りの小僧を利用して、テーネシアを殺す作戦だったんだ!」


 自分の言葉を遮ったビルカインの叫びを聞いて、グーバモンは慌てて使い魔を通して確認するが、既にテーネシアはハインツに止めを刺された後だった。


「何という事じゃ……【魔王の角】はどうなった? 魔王の欠片は宿主が死ねば近くの生命体に憑りつこうとするはず。ならやはりあのダンピール、ヴァンダルーがテーネシアの欠片を手に入れたのか!?」

 はっとしてヴァンダルーが消えたダンジョンの入り口を凝視するグーバモン。魔王の欠片は単純に集めれば集めるほど強くなるという訳ではなく、逆に【魔王侵食度】スキルの上昇率が加速的に増す等のリスクもあるが、ナインランドに封印されていた欠片が何なのか不明のままだ。


 もしかしたら、【魔王の角】と相性の良い欠片をヴァンダルーは持っているのかもしれない。

「グーバモン、君の言う通り今は時間を浪費している場合じゃない。今は兎に角あのガキをブチ殺さないといけないっ! 奴は最低でも二つ魔王の欠片を持っているが、僕と君なら奴を殺せる!」

 牙を剥き出しにして端正な顔を歪めるビルカインに、グーバモンも「そうじゃな」と数万年ぶりに危機感を滲ませて応えた。


「謎は奴を、あの怪物を殺した後で考えれば良い。ダンジョンの中で儂らを待ち受けるつもりじゃろうが、そう簡単にはいかんと、裏切り者共々その身に教えてくれるわい」

 ヴァンダルーを弄ぶ対象ではなく、自分達を殺しうる敵対者として認識を改めたビルカインとグーバモンは、そう言ってダンジョンに入って行ったが……【迷宮建築】スキルの効果で転移した後のヴァンダルーは、当然その中には居ないのだった。




 法命神アルダは赤狼騎士団のパブロの記憶から、ハートナー公爵領でヴァンダルーが行った事を大体知る事が出来た。

『アルダよ、今すぐにでもかの者を討伐すべきです!』

『手をこまねいていれば、取り返しのつかない事態に成りかねません!』

 『記録の神』キュラトスや『断罪の神』ニルタークにそう訴えられたアルダだが、彼は首を横に振った。


『慌てるな。既にあのダンピールは……『怪物』は再びバーンガイア大陸南部に潜んだ。あの地には分霊は勿論御使いや英霊を派遣する事は出来ん』

 大陸南部にはアルダ達を信仰する者が存在しない事と、眠っていて尚ヴィダの影響が大きく彼らは降臨する事も手の者を直接差し向ける事も難しい。


『では、神託を下し聖戦を!』

『ニルターク、それも拙速だ。既にあのダンピールは名実ともに『怪物』と化している。弱兵を幾ら差し向けても惨たらしく殺され、アンデッドにされるのみだ』

 アルダはヴァンダルーの実力を、冒険者ギルドの等級に当てはめれば既にS級に匹敵すると推測していた。


 テーネシアとの戦いの詳しい様子をアルダ達は知らないが、キナープ達を操ったのがヴァンダルーである以上、彼が関係している可能性が高い事が推測できた。

 いくらハインツ達との戦いで消耗していたとはいえ、瀕死の状態にまで原種吸血鬼を追い詰めた実力は計り知れない。


 だが何より厄介なのは、ヴァンダルーが自らの手足となる軍勢を従えている事だ。ヴァンダルーが一人か、数人程度の配下を連れているだけなら、十数名の英雄が立ち向かえば何とかなるだろう。

 だがヴァンダルーの配下にはその英雄に匹敵する者や、かつて英雄だった者が複数存在する。

 そして数は無限だ。雑兵程度なら、石や木を材料に幾らでもゴーレムを作る事が出来る。


 ヴァンダルーが境界山脈の向こうに潜む限り、質でも数でもアルダ達は彼の戦力を圧倒する事は難しい。


『皆よ、我々が尊ぶべきは拙速では無く巧遅だ。必要なのは、一騎当千の英雄千人に値する大英雄を束ねる、かつてのベルウッドに匹敵する勇者だ』

 かつて魔王グドゥラニスを倒し、『罪鎖の悪神』との戦いで相打ちに成り、未だに眠っている英雄神ベルウッドの名を出すと、神々ですらざわめいた。


 この十万年の間、幾人もの英雄が現れ偉業を成し遂げてきた。この場に集まった神々の中には、かつてその英雄であった者も居る。

 だが、それでもベルウッド達異世界から神々に選ばれ招かれた勇者達は別格の存在だ。ベルウッド達は、彼等英雄が死闘の果てに倒してきた存在を、当たり前の様に討伐し、三人に数を減らしながらも完全体の魔王を倒したのだから。


 それの再来に取り組むとアルダは宣言したのだ。賛同、動揺、希望、様々な感情に神々は揺れた。


『……そう簡単に出来るとは思えないな』

 滅びたシザリオンに代わり風属性の神々を纏めるナインロードは、反対とも賛同ともつかない口調で呟いた。

『ほほぅ、かつての勇者様は自分に匹敵する後輩の出現には、期待出来ないと?』

『フィトゥン、私は英雄の条件は強さではないと思うし、そもそも英雄を力の優劣だけで考えるのはナンセンスだと思うだけだ』


 部下の、ある意味では後輩である『雷雲の神』フィトゥンにナインロードは答えた。

『ほぅ、かつての貴女からは考えられないお言葉だ。特に、勇者アークやザッカートとの決別のシーンの啖呵、あれには痺れたものですが』

『……その場面は後世の者が脚色したものだよ。実際には、私は彼女達の言葉を無視しただけ。思えば私も愚かだった。

 尤も、今も賢くはないのだろう。アルダ同様に』


『……それはどう言う意味か、ナインロード。ニルターク辺りに聞かれれば一大事ですぞ』

『嬉しそうに言うな。どう言う意味も何も、我々神は自ら動くべきではない、そう思うだけだ』

 世界の維持にかかりきりで、地上に降臨する事も出来ない。そんな状態で神治の時代と同じように人々を導くなど無理な話だ。


 それに、人間も望んではいないだろう。少なくとも、私なら御免だとナインロードは答えた。

『フィトゥン、お前が人間だったとして何時までもあれこれ指図されて生きて死ぬのを繰り返す、そんな世界はうんざりするだろう?』

 アルダがしている事は、それに等しい。ベルウッドが眠りについてからは、神託を下す頻度が特に高くなっている。


『我々は神だ、支配者でも君臨者でもない。動くのは人が求め、それが必要な時。

 英雄は我々が作るものではなく、人々が求める存在であり、我々は精々少し手を貸すぐらいで良い』

 かつて、『アース』でただのペットショップでアルバイトしている学生だった、九道陽菜だった頃、彼女は「神は居ない」と思っていた。


 しかしシザリオンから『アース』にも神は存在すると教えられた。その時、『アース』の神は何と無能なのだろうと嘆いた。数多の愚行としか言いようのない行為を人々が犯すのを放置しているのだから。

 だからこそ世界を救おうと自ら動いたシザリオン達に協力し、ベルウッドの言葉に共感した。


 だが自分が神に成った今、振り返ってみればこの世界はどうなったろうか?


『……それは確かに』

 ため息をつく上司に、フィトゥンは人々ではなくあくまでも神である自分の目線で考えて同意した。

 信者一匹一匹に気を配って頑固親父の様に指導するなんて面倒な事、可能だったとしてもやりたくはない。


『しかし、魔王の欠片がまた一つ邪悪な存在の手に渡った。それは憂慮すべきでは?』

『それも、人が自ら対応するべき問題だ。……残念ながら、最近管理していた一族はどの神の導きも求めなかったようだが』

 ハートナー公爵家が自身の残した結界を恣意的に利用する事は、当然ナインロードの本意ではない。だが、あの時点ではハートナー公爵がタロスヘイムに対して行った裏切りも、歴史上繰り返されてきた悲劇の一つでしかない。


 『アース』でも、他の異世界でも行われていた類の物である。

 いずれ過ちに気が付くだろう。公爵家の者か、それに仕える者か、若しくは公爵家にとって代わる者が。他の数々の過ちと同様に。

 これまで繰り返してきた愚行や悲劇と同じように。


 それに、ナインロード達神々はタロスヘイムを構成する巨人種を含めたヴィダの新種族の絶滅を是としているのだから、殊更止めるのもおかしな話だ。

『それが私の最も大きな愚行なのだろうな。

 フィトゥン、何か隠してはいないだろうな?』

『はて? 私が一体何を隠すと言うのです?』


『質問に質問を返すな。だが、魔王の欠片を取り込んだ者達に利する事でなければ好きにするが良い。

 私はアルダに変革を訴えるとしよう。彼の新たな英雄が傾倒する教えを、正道とするべきだと』

『それは、融和派の教義を、ヴィダの新種族を認めろと?』

 思わず聞き返すフィトゥンだったが、ナインロードは彼に答えずにアルダ達が居る所に行ってしまった。


『ちっ、今更融和か? やるならどちらかが死に絶えるまでやれよ。だが、アルダも一度は魔王の残党に専念するために、停戦を考えたくらいだ。ナインロードの言葉に頷く可能性もあるか。何時もの様に、これまでの犠牲がどうのこうのと下らん事をほざいて、首を横に振るとは限らない』

 我が上司ながら面倒な事を言い出した物だとフィトゥンは顔を顰めた。


 【魔王の血】を取り込んだ以上、ナインロードやアルダがヴァンダルーと和解する事は無いだろうが、久しぶりの殺し合いに水を差されるのは面白くない。

『どうなるかはロドコルテ次第だろうが……さっさと見どころがある転生者を送り込んで欲しいもんだぜ』




 ロドコルテはヴァンダルーが弟子としたルチリアーノの記録から、彼が目にした物を見て、自らが神である事も忘れて頭を抱えた。

『定命の存在が死者の復活を通り越して、輪廻転生に手を出した挙句、魔王の欠片を取り込むとは……オリジンの転生者をそのまま送り込んでも、いよいよ手に負えなくなったか』


 カナタはさて置いても、彼よりも戦闘力が高く知略に優れても、ヴァンダルーが強くなり過ぎている。それをロドコルテは認めた。

 チート能力を与えていないはずなのに、オリジンでもラムダでも恐ろしい成長を遂げている。

 何より驚異的なのは通常ならやらない事、躊躇う事、絶対に避ける事を、進んで行いしかも達成してしまう行動力だ。


 このままでは本当に第二のグドゥラニスに成りかねない。そんな悪夢めいた予感すらする。

『カナタが考えていたような懐柔策も考えるべきかもしれん。こちらに懐柔しようとする意志があると思わせ、油断したところを転生者達に狙わせるような、策を』

 この期に及んでヴァンダルーに素直に謝罪する等の選択肢が出ないのは、賢明なのか愚かなのか。


『やはり一人ではなくチームで当たらせるか、ヴァンダルーの様に一から経験を積ませるべきだ』

 伸び代を多少追加すれば、転生者達はヴァンダルーを倒せるはずだ。チート能力を与えたのだから。

 そんな確信を持つロドコルテの元に、アルダの御使いが彼の意思を伝えに訪れた。


 転生者を送り込んだ事に気が付いたか。そう思ったロドコルテだったが、内容は提案だった。

『ヴィダの新種族の魂を、私の輪廻転生システムに流せるようにしてはどうか、か。十万年前に一度断ったはずだが』

 ヴィダの新種族の存在を認める融和派の教義通りにしてはどうかと言う、ナインロードの訴えを聞き一考したアルダからの案だった。


 しかし、この提案と同じ内容の物をロドコルテはアルダから十万年前も一度受け取っている。アルダがヴィダと決裂し、戦う前に。

 その時ロドコルテは無理だと断った。


 正確には不可能ではない。理論的には可能だ。ただ、現実に行うのはとても不可能なだけで。

 まず、ロドコルテのシステムに魂を移すにはヴィダが自らの意思で自身のシステムを破壊しなければならない。

 それを実行したとしても、魂を移せるのは魔物にルーツを持たないヴィダの新種族のみ。つまり吸血鬼やラミア等は、新たな子孫を残せずそのまま絶滅し魂のまま未来永劫彷徨うか、魔王式システムに堕ちて完全な魔物として生まれ変わるしかない。


 この条件を当時のヴィダが飲むはずがない。


 更に現在だとヴィダが眠っている状態なので、彼女が管理者であるシステムをアルダやロドコルテも含めて直接破壊できない。なので、今までアルダが目標にしてきたヴィダの新種族の絶滅によって、システムを破壊しなければならない。


「君達の存在を認めるから、とりあえず絶滅してほしい」などと、いくら人の価値観に鈍いロドコルテでも納得する者が居るとは思えなかった。


『さもなくば、私が新たにシステムを組み立てるしかないが……それを行うには、私が管理するラムダを含めた全ての輪廻転生システムを数年から十年程止めなくてはならない。影響を考えれば、とてもできる事ではないと解るはずだが』

 人間だけではなく、動植物も何も正しい形で生まれない状態のまま数年から十年。魂の無い肉体だけが増えていき、最初は彷徨っている霊が憑く形で転生が行われるだろうが……植物ならまだしも、記憶が欠落し人格が崩れ狂う霊が、専用でもなんでもない肉体に転生すればどうなるか。


 最悪、全ての生物が絶滅する可能性も少なくない。

 ラムダの場合、魔王式輪廻転生システムで増える魔物を狩れば食料は得られるが。


 既に十万年前に同じ事を説明したはずだが、それを忘れたのだろうかと訝しく思っていると、アルダからの提案の最後には、『考えて欲しい』との要望が付いていた。

『……私に新しい方法を考えさせるつもりか』

 専門分野は専門家に任せるつもりらしい。


『しかし、こんな提案が再び来るとすればベルウッドはまだ眠っているのか。その上で、アルダも追い込まれているのか……ヴァンダルーが原因だろうが』

 今までは転生者の事に気が付かれても、転生者自身の才覚に任せれば良いだろうと考えていたロドコルテだが、そこまでアルダが追い込まれているなら、本腰を入れて隠蔽すべきかと考えを改めた。


 それと同時に、ロドコルテはアルダからの提案をとりあえず受ける事も決めた。考えたからと言って、今更上手い手が見つかるとは思えない。しかし、無下に断るよりもある程度考慮してから結果を伝えた方が良いと考えたからだ。


 これがヴァンダルーの行動が回り回った結果だとしたら、ある意味彼は世界を動かしたと言えるかもしれない。当人は欠片も嬉しくないだろうが。

『しかし、私も手が空いている訳ではないのだが』

 ロドコルテはまだ続くヴァンダルーが引き起こしたエラーへの対処する片手間に、アルダへ『検討する』と返答を伝えた。




 春、暖かくなりつつあるタロスヘイムの水路では、家畜が藻や水草を食べていた。

「メェ~」

「メエ゛~」

「めー」

「メェ~」

 山羊である。


 鴨やガチョウではなく、問答無用に山羊である。

 白い毛に髭を生やし横長の瞳をした、山羊。しかし、山羊なのは上半身と前脚だけで、下半身は鱗に覆われた魚の尻尾に変化していた。


 タロスヘイムが実質的に魔境であるためか、連れてきた山羊がランク2のカプリコーンという魔物に変化してしまったのだ。山羊達はカプリコーン化して体が大きくなったためか搾乳量が約二倍になったため、特に問題視はされていない。

 因みに、山羊だけではなく兎や鶏、一頭だけ手に入った豚も変化してそれぞれ魔物化してしまった。カプリコーンほど極端に変異はしていないが。

 馬も遠からず変化する事だろう。


「あれ、キングは? ここに居るって聞いたのに」

「ヴァンダルーならカプリコーンに混じってるよ」

「ああ、本当に混じってる!」

 水路で釣りをしていた元開拓村の男が指差した先では、ヴァンダルーがカプリコーンに混じって泳いでいた。


「めー?」

「お願い、人語を喋って」

 【魔王の角】で頭に山羊っぽい形の角まで生やしているヴァンダルーにビルデがそう頼むと、改めて口を開いた。


「どうしました、ビルデ?」

 カプリコーンと一緒に混じって泳ぎながら水路の点検をしていたヴァンダルーが岸に上がると、ビルデは「その内瞳が横長になりそうね」と呟いた後、次の予定が入っている事を告げた。


「そろそろ料理教室の時間よ」

「そうでした。今日は、ラーメンの作り方でしたね」

 ヴァンダルーが次々に導入する新しい食材や調味料だが、当然ながらすぐに浸透する訳ではない。どんな調理法があるのか教え、それを皆が理解して初めて普及したと言える。


 なのでヴァンダルーは定期的に料理教室を開くようにしていた。

「活版印刷でレシピを印刷できるようになったら、料理本を出せるんですが……まだ出来が微妙なんですよねー」

「そう? あの白いドロドロがにゅ~って薄く広がって紙に成るのは凄いと思うけど」

 紙工場では、材料の植物の繊維を柔らかくした段階で繊維をゴーレムにして、自分で薄く均一に伸びてもらう方式で紙を生産していた。


 多分熟練の職人の手による物よりは品質が落ちるのだろうが、十分書物に出来る紙が作れる。


「いや、紙じゃなくて印刷機の方の問題ですね。印刷機ゴーレムがまだ力加減が上手く無くて。カールカンもパブロも不器用ですよね」

「ふーん。紙を作るのも本にするのも大変なのね。あたしは石板か粘土板でも良いと思うけど」


 そんな会話をしながらヴァンダルーが身体から水気を拭き取るのを待っていたビルデは、まだ本のありがたみを知らないようだ。元が密林で生活していたグール故に。




 普段と変わらない様に見えるヴァンダルーだが、テーネシアを仕留め損なった事に若干落ち込んでいた。大量の経験値が手に入るチャンスを不意にしてしまったし、手柄をハインツ達に取られた事をレムルースの目を通して見ていたからだ。


 テーネシアを倒すための作戦は、綿密に練られていたとは言い難い作戦だった。だが最後の最後以外は上手く進んでいた。

 まずテーネシアの配下と繋がっていたらしいキナープを廃人にして告発者に仕立てた。

 レビア王女やゴーファ達を助けるために動けないヴァンダルーの代わりに、騎士や冒険者達に邪神派の吸血鬼達を狩らせるために。


 特にハインツ達は大喜びで動くだろうと思っていた。彼らが連れていたダンピールの少女、彼女を守るつもりがあるなら、邪神派の吸血鬼は一人でも多く討伐すべき対象だ。

 案の定、ハインツ達は次々に邪神派の吸血鬼を討伐し、ヴァンダルーはその霊を次々に【降霊】で呼び寄せる事に成功した。


 そしてチプラスの様なテーネシアの側近の霊から情報を聞きだし、彼女の隠れ家を……追い詰められた時最後に逃げ込む場所を特定した。

 テーネシアにとって機密中の機密で、同じ原種吸血鬼のビルカインとグーバモン、そして番人兼非常食のベルモンド以外には側近にも明かしていなかった事だが……人は失敗する生き物である。


 秘密を保っているように思えても、ふとした言動から少しずつ洩れていくものだ。一つ一つは大した情報ではなく、手掛かりとはとても呼べない。

 だが、数万年も仕えていた吸血鬼達は、そうした塵の様な情報を幾つも持っている。


 そして五犬衆の内三人の霊が手に入った時、塵は山になった。判明した隠れ家に行って、武力と寝返り工作で占拠。そしてテーネシアがハインツに追い詰められるのを待った。

 ヴァンダルーにとって計算外だったのは、あの場にビルカインやグーバモンが現れた事だ。ハインツ達にテーネシアが追い詰められている時には現れなかったので、援軍には来ないと思い込んでしまったが故の油断。それにより、彼女を殺し損ねてしまった。


「まあ、良いんですけどね。経験値は手に入らなかったし、ハインツ達は誰も死ななかったけど、敵の数は減りましたし」

 一応、作戦の目的は邪魔者を減らす事なので達成はしている。

 それにテーネシアの隠れ家から幾つかの貴重なマジックアイテムや素材も手に入った。


 テーネシアが創りだしたアンデッドは、ややお粗末だったが。

 彼女はアンデッドを完全に玩具か芸術作品の様に考えていたため、ヴァンダルーが求める戦力としての実用性が皆無だったことだ。


「まあ、とりあえず情報は全て吐き出させたので――」

『ぎひぃぃぃぃぃぃいぃぃぃぃぃいああああああ――』

 聞き苦しい絶叫が、澄んだガラスの砕ける音が響くと同時に途切れる。テーネシアの魂が砕け、滅びたのだ。


《【神殺し】、【魂砕き】スキルのレベルが上がりました!》


 『悦命の邪神』ヒヒリュシュカカの従属神と化していたテーネシアを、ヴァンダルーは下手に懐に抱えていると危険だと判断した。ベルモンド程好感も覚えなかったので、遠慮無く砕いた。


「では、本題に入りましょう」

 すっかりヴァンダルーの多目的工房と化した王城地下の広間で、ヴァンダルーは今後の方針を決めるための会議を開いていた。


「では各人報告を」

「あー、新しい住人代表のカシムだ」

 まず手を上げたのは、自分以外のメンバーにやや気圧されているカシムだ。

「えーっと、作ってもらった冷蔵庫だけど、フェスターが何度言っても野菜や肉を凍らせるんだ」


 死属性魔術の熱を奪って燃える【鬼火】を付与して作った冷蔵庫。夏場は一日でダメに成る生肉や生魚を保存できる優れ物なのだが……初めて冷蔵庫を扱うカシム達はまだ慣れないらしい。

 子供が中に入ってそのまま閉じ込められる事が無いように等工夫はしたが、冷蔵室と冷凍室を間違える事までは想像できなかった。


「試作段階で解って良かった。商品化する前に対策がとれます」

『あー、確かにな。俺も味噌を凍りつかせちまったっけ』

「扉に文字は書いてあるのじゃろ? 何故気が付かん?」

「いや、俺達は難しい漢字は読めない。今は、リナが扉に読み仮名を振ってくれたけど」

 若干空気が弛緩し、和やかな雰囲気のまま会議が進む。


「ヴァン様の角の加工法の開発も順調ですわ」

 次に報告したのはタレアだ。ヴァンダルーが【魔王の角】で生やす角はアダマンタイトの様に硬いが、鹿やサイの角と同じ性質を持つので、様々な武具や製品に加工できる。

 現在はヴァンダルーの【魔王の血】が混じった血に漬けて様子を見ているらしい。


「うふふ、ヴァン様の硬くて逞しい角を私の手で……」

「会議中に気色悪い顔をするでない。暫く戻って来ないじゃろうが、先に進めるのじゃ」


「テーネシアのライフデッド化はどうです?」

「問題無いとも。通常なら原種吸血鬼を含むヴィダの新種族のライフデッド化は不可能だが、師匠の【魔王の血】から調合した血液を循環させる事で可能となった。

 脳髄を他人の物で代用するのは初めてだったが、それも師匠が微調整してくれたので上手くいっている」


「じゃあ、エレオノーラとベルモンドの手術に必要な素材も取り放題ですね」

「うむ、原種吸血鬼の再生能力は凄まじい。皮膚でも脂肪でも骨でも内臓でも、死なせない様に注意すれば問題無い」


「かつての主人の末路も恐ろしいが……旦那様、私の手術と言うのは?」

 目の前で進む話に、当事者のベルモンドが頬を引き攣らせる。因みに、彼女がヴァンダルーの仲間に成る条件だが、ヴァンダルーはテーネシアを直接殺してはいない。しかし、テーネシアを逃がしてしまったのが彼女自身である事と、最終的には彼女が死んだ事から、結局ヴァンダルーに仕える事にしたようだ。


 単に行き場所がそれ以外無かったというのもあるが。


「え? 俺の執事に成る条件のもう一つで、『身体を元に戻す事』って言ったじゃないですか」

「確かに申しましたが、私の身体はもう元に……」

「察しが悪いわね。ヴァンダルー様は私達の傷跡も治すと言っているのよ。ビルカインに付けられた私の傷と、貴方の傷とを」


 そんな事が可能なのかと驚くベルモンドだが、エレオノーラの言葉を何度も頷いて肯定している主人を見ると、「出来そうだ」と思える。

「……ではご厚意に甘えましょう。私も好きでこの醜い姿をしている訳ではありませんので」

 傷跡が残る方の頬を手で触れるベルモンドだが、彼女が言う様に醜いと思っている者は居なかった。特にボークスなど、傷跡どころか顔が半分骨だけなのだから。


 そしてカシムも彼女を醜いと思っていない一人である。彼はヴァンダルーを柔らかい、しかし諦観と哀しみの宿った瞳で見つめる。

(お前も、そっち側なんだな)

 決して責められている訳ではないのに、そんな事を言われている様な気がして、とても居心地が悪い。


「じゃ、じゃあ次の議題」

 学校の新設、新住人の新しい職場での様子、将棋やチェス、リバーシに囲碁の大会等の催し物、ドレスを含めた新しい衣服の需要増、復旧ではなく新設の公衆浴場の建設計画。様々な事が話し合われたが、最も問題視されたのは乳製品不足だった。


「ヴァン、生クリームが足りない」

 ヴァンダルーが作った生クリームは、そのフワフワとした食感と甘い味と香りでタロスヘイムの住人を魅了した。その生産量は山羊がカプリコーン化したので増えているが、所詮十数頭。とても四千人を超える国民を満足させるには至らない。


 あまりに需要と供給に差があるので、ミルクを全て生クリームにしている状態だ。

 バターもチーズもヨーグルトも作りたいヴァンダルーとしては、由々しき事態である。

「うーん、小さな農村を巡る方法で山羊を調達していたら、十分な量が揃うまでに何年かかるか分かりませんし……」

『陛下、ではカプリコーンを増やしてはどうでしょうか?』


 そこで声を上げたのがチェザーレだ。

「確かにカプリコーンは魔物だから繁殖力は普通の山羊よりも強い。でも下半身が魚だから、今のタロスヘイムでは一度に飼える頭数に限界があるわ。その限界まで増やしても、ヴァンダルー様が求める数には足りないと思うけれど」

 エレオノーラが、生息には水場が必要なカプリコーンの生態的な問題点を指摘する。だが、チェザーレはそんな事は百も承知と続ける。


『ですので、新たな土地を開拓するのです。ヤマタ殿、例の資料を』

 ヤマタ……テーネシアが作った、九人の見目が良いケンタウロスや人魚の上半身を、九本の首を持つヒュドラの変異種の頭と挿げ替えられたゾンビが、資料を配る。


 資料にはタロスヘイムの記録に残っていた、ここ周辺の地図が描かれていた。

『このタロスヘイムを通る水路を辿って南に進むと川に成り、川はこの森を越えると広い沼沢地に流れ込みます。ここを開拓いたしましょう』

『でも、ここはたしかリザードマンの群れが幾つも……二百年前は、比較的友好的な群がタロスヘイムに近い北部を支配していたので、相互不可侵の約束をしていましたが、今どうなっているか……』

 レビア王女が二百年前の事を説明するが、リザードマンの寿命は人間より短く三十年から四十年程。今どの群が沼沢地を支配しているかは分からない。


『ですので、その比較的友好な群が生き残っていれば彼らに協力を要請すれば宜しい。無ければ、そのまま武力で支配すれば良いのです』

 なるほどと、頷く一同。


「じゃあ、沼沢地をカプリコーン牧場にするために南進しましょう」

 元々、ヴィダ派の原種吸血鬼やヴィダ本人が眠るという大陸南部には行くつもりだったのだ。選王国のほとぼりが冷めるまでの間、南進するのは悪くない。


 こうして、後の歴史書にクリーム遠征と記される遠征&開拓事業が始まったのだった。




《二つ名、【忌み名】が解除されました!》




 選王国オルバウムの首都、オルバウム。

 人口五百万人の大都市に住む人々が、その日熱狂に沸いていた。何故なら伝説を……いや、神話を成し遂げた大英雄がこの国に誕生したからだ。


「ハインツっ! ハインツっ! ハインツ!」

「『五色の刃』万歳! 『闇を切り裂く者』五人万歳!」

「俺も融和派に宗旨替えするぜー!」

「きゃーっ、エドガー様こっち向いて~っ!」


 煌びやかなパレードの先頭で手を振るハインツ達と彼等が保護するダンピールの少女、セレンに人々の歓声が向けられる。

 豪奢に装飾された馬車の荷台で人々に手を振りかえし、美人の黄色い声を聞いて顔を緩めていたエドガーは、何処か浮かない顔のハインツに気が付くと、彼に話しかけた。


「おいおい、愛想笑いくらい出来るだろ。スマイルだ、スマイル」

「……私は舞台役者じゃない」

「何だ? 新しくついた二つ名が気に入らないか?」

 態々吸血鬼が有利であるはずの夜に戦いを挑む事が知れ渡って五人全員についた二つ名、『【闇を切り裂く者】』は確かにエドガーも仰々し過ぎて恥ずかしいと思っていた。


 そもそも、知れ渡ったら「夜だから人間達は攻めてこないだろう」という吸血鬼の油断をもう突けないじゃないか。


「それは別に良い」

「別に良いのか……気に入ったのか?」

「そうではなくて、テーネシアだ。止めは刺したが本当に倒したのは私達じゃない。あれは、何者かから逃げてきたのだ」


 神話の時代に生まれ、以後十万年を超えて闇の世界に君臨し人類を脅かしてきた原種吸血鬼。その一匹を討伐した事で、ハインツ達は大英雄として称えられた。

 しかしハインツが止めを刺す前からテーネシアは明らかに死にかけていて、『石化の魔眼』も、何より【魔王の角】も失っていた。


 伝承では、魔王の欠片は宿主が死ぬと身体から飛び出し、手近な生物に寄生しようとするらしい。それを防ぎ、封印しなければならないのだが……テーネシアの屍からは『魔王の欠片』らしい物は何時まで経っても出て来なかった。


 テーネシアがハインツ達の前から転移した先で、彼女は何者かにやられたのだ。そして『魔王の欠片』と『石化の魔眼』を奪われながらも、命からがら逃げ出してきたのだ。


 他の原種吸血鬼か、それ以外の何かから。


「そんな事は皆分かってる。俺達も、ギルドや神殿のお偉いさんも、これから俺達にありがたいお言葉と勲章をくれる選王国のお偉いさんもな」

「今、私達が手を振っている人達は、分かっていない」


「確かにそうですが……ハインツ、この事実が広がればヒヒリュシュカカ以外の神を奉じる原種吸血鬼を含めた魔王の残党を刺激してしまいます。激しい抗争が始まれば、被害は裏の世界だけでは留まりません」

「そうだな……ダイアナの言う通りだ。それに……」

 ハインツの視線の先には、緊張と興奮で頬を染めているセレンの姿があった。


「彼女の為にもなる」


 この日、『五色の刃』は選王から勲章と、リーダーハインツは名誉伯爵位を、エドガー以下メンバーは名誉男爵位を賜った。




・名前:ヴァンダルー

・種族:ダンピール(ダークエルフ)

・年齢:7歳

・二つ名:【グールキング】 【蝕王】 【魔王の再来】 【開拓地の守護者】 【ヴィダの御子】 【怪物】(NEW!) 【忌み名】→(解除)

・ジョブ:樹術士

・レベル:88

・ジョブ履歴:死属性魔術師、ゴーレム錬成士、アンデッドテイマー、魂滅士、毒手使い、蟲使い

・能力値

生命力:820

魔力 :485,273,958

力  :283

敏捷 :317

体力 :462

知力 :972



・パッシブスキル

怪力:5Lv

高速治癒:7Lv

死属性魔術:7Lv

状態異常耐性:7Lv

魔術耐性:4Lv

闇視

死属性魅了:9Lv

詠唱破棄:4Lv

眷属強化:10Lv

魔力自動回復:6Lv

従属強化:5Lv

毒分泌(爪牙舌):4Lv

敏捷強化:2Lv

身体伸縮(舌):4Lv

無手時攻撃力強化:小

身体強化(髪爪舌牙):3Lv

糸精製:2Lv


・アクティブスキル

業血:3Lv(UP!)

限界突破:6Lv

ゴーレム錬成:7Lv

無属性魔術:5Lv

魔術制御:5Lv

霊体:7Lv

大工:6Lv

土木:4Lv

料理:5Lv

錬金術:4Lv

格闘術:5Lv

魂砕き:7Lv(UP!)

同時発動:5Lv

遠隔操作:7Lv

手術:3Lv

並列思考:5Lv

実体化:4Lv

連携:4Lv

高速思考:3Lv

指揮:3Lv

装植術:3Lv

操糸術:4Lv(UP!)

投擲術:4Lv

叫喚:3Lv

死霊魔術:3Lv

装蟲術:3Lv

鍛冶:1Lv

砲術:1Lv(New!)



・ユニークスキル

神殺し:5Lv(UP!)

異形精神:6Lv(UP!)

精神侵食:5Lv(UP!)

迷宮建築:5Lv

魔王融合:2Lv(NEW!)



・魔王の欠片

血(NEW!)

角(NEW!)


・呪い

 前世経験値持越し不能

 既存ジョブ不能

 経験値自力取得不能

これにて四章終了となります。暫く閑話が続き、四月中旬から下旬に五章の投稿を開始する予定です。


主人公のジョブチェンジ可能なジョブの【魔導師】を【魔導士】に変更しました。


ネット小説大賞に参加しました。宜しければ応援お願いします。


4月7日に閑話7 8日に四章キャラクター紹介 11日に閑話8を投稿する予定です。

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― 新着の感想 ―
[良い点] ①途中でやめられない面白さが、この物語にはあります。   ●人々の潜在意識に深く印象付ける描写が感じられ、「鬼滅の刃」との共通点が感じられます。  ◆アニメの作り込み方、 ◆配役の選定、 …
[一言] ラムダではスパイスではなくクリームが歴史を動かす! 脂肪美味しいからね仕方ないね
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