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ムアヘッド~呪いの花と幸せのリース~(2)

 数日後の早朝、仕事を調整したジェラルドは、カレンとムアヘッドへ向かった。


 各々の馬に乗り、もちろんなるべく目立たないよう互いに普段着だ。

 護衛はネイサンとハーパーの二人が付く。こちらも私服でロングソードは携えていない。


 小一時間ほど馬を走らせると、森の側の宿場町ムアヘッドへ着いた。

 町の大通り沿いに看板を掲げた宿屋や食堂が数件並ぶ。まだ昼前のせいか人影はまばらだが、煙筒からは仕込みの煙が上がっている。


 カレン達は宿屋を横目に、黒百合の咲く森へと向かった。

 一旦下馬すると、ネイサンのみを連れてカレンとジェラルドは森へと分け入った。


「足元に気をつけてカレン」


 カレンはジェラルドの後を歩く。


 春を迎えた森は新しい芽吹きをそこここに感じることができる。

 しばらく歩くと、一際大きな落葉樹が目についた。


 ジェラルドは一旦止まった。


「カレン」

「ええ…」


 ネイサンが「自分が見ます」と言い、落葉樹の周りをぐるりと歩く。

「ありました」


 フローラが教えてくれたとおり、大きな落葉樹の根元、東からの日の当たる場所に黒百合が数本咲いている。


 カレンは近づく。

 近づくにつれ独特の悪臭を感じるが、構わずしゃがんで目を凝らした。


 …やっぱり。


 数にして10本ほど、鋭利な刃物で切られた茎がある。


「ここだな…」

 カレンの後ろに立つジェラルドが呟く。

「…はい。間違いないかと」

 カレンは振り返って答えた。



 少し早いが、4人は例の食堂兼宿屋へ行くことにした。


 ネイサンとハーパーが馬を預けに行き、カレンとジェラルドは先に食堂へと入りかけ…


「あっ」


 入口付近の日陰の花壇が目に入ってきた。

 スノードロップだ。

 白い小さな花が、いくつも花壇に植わっている。

 カレンは注意深く花壇を観察すると、端の方の花がやはり切られている。


「ジェラルド…」

「クロか?」

「…はい」


 2人は顔を見合せて頷いた。


 ∴


「いらっしゃいませー!」


 威勢のいい声に迎えられた店内は、既に行商人達で賑わっている。


 チラチラとした目線は感じるが、城塞街ほどではない。

 貴族ということは二人の服装や雰囲気で一目瞭然だが、通りすがりの様々な人が訪れる食堂では、ふいの貴族の訪れも珍しくはないのだ。

 触らぬ神に…は方々で商いをする商人達の術とも言えた。


 二人掛けの席へ腰を落ち着けると、ウェイトレスが来た。

「何になさいます? 今日のおすすめは… あ!」


「?」

 カレンがウェイトレスを見上げる。


 ウェイトレスの女性…年の頃は二十歳そこそこだろうか、奥の店主らしき男性とよく似た風貌だ。

 カレンとジェラルドを見て、微動だにせず目を見張っている。


 カレンとジェラルドは瞬時に目を合わせた。


「おすすめは?」

 ジェラルドがなに食わぬ顔で聞く。


「ええっと…ラム肉と旬のキノコの煮込み、です」


「ではそれを」

「私も同じものを」


「は、はい」

 女性は注文を取るなりそそくさと二人のテーブルを後にした。


 明らかに挙動が不審だ。

 二人の正体に気づいたと見ていい。


 カレンとジェラルドは小さなテーブルを挟み、互いに両手で頬杖を付くと顔を近づけてヒソヒソと話す。


「…年が合わないな」

「はい。でも、何かは知っていそうですね」


 ジェラルドは頷く。


「……」

 ジェラルドが近い距離のまま、じっとカレンを見つめる。

 深緑の瞳が柔らかな光を宿している。


 カレンはドキリとする。

「? 何です? ジェラルド?」


「こうしていると、楽しい」


「!?」

 カレンは目を瞬く。


 目的が違う、と言いたいカレンだが…、これは図らずもまったくのデートの体だ。


 カレンはジェラルドの余裕にはにかみつつ微笑む。

 カレンだって、二人きりは楽しいのだ。


「ふふ、城のテーブルもこれくらいの大きさにしますか?」

「モリスは嫌がるだろうが…一考の価値はあるな」

「ジェラルドったら…」


 たわいない会話を楽しんでいると、煮込み料理が運ばれてきた。

 大きめのラム肉がゴロゴロ入った煮込みは美味しそうなにおいを漂わせる。


「…失礼します」

 先程のウェイトレスは黙って配膳をする。

 二人とは目を合わさず固い表情だ。


 カレンは試してみることにした。


「とても流行っているのね」


「え!? あ、は、はい。お陰さまで…」

 急に話し掛けられたウェイトレスは、驚く。


「家族でやっているのか?」

 ジェラルドが厨房の方を見ながら聞く。


「はい。父と兄夫婦とで…」


「他にご姉弟は?」

 カレンが詰め寄る。


「!! あ、あの…」

 明らかに焦っている。


「おーいアニー! 上がってるぞっ」


「あ、はーい! お客様すみませんっ」


 父親とおぼしき厨房からの呼び掛けに、アニーと呼ばれた娘は飛んで行った。


 …逃げられた


 カレンは短くため息をつくと、ナイフとフォークを手にした。


「…まぁ、時間はあるんだ。まずは食事をして、カレン」


 そう言うと、ジェラルドは自分の皿とカレンの皿を交換した。

 差し出された皿の羊肉は、ジェラルドによっていつの間にかカレンの食べやすい大きさに、綺麗に切り分けられている。


「ジェラルド…ありがとうございます」

 カレンは気を取り直して食事をすることにした。


 モグ…と一口食べる。


「どう? 口に合う?」


 カレンはゆっくりと味わう。


 …わ、美味しい!


「はい…! 何て言うか…とっても美味しいです…お肉も柔らかくて。濃い味ではないのに味に奥行きがあるというか…」


「それはよかった」

 ジェラルドもフォークを口に運んだ。

「…これは旨いな…!」


 ジェラルドも意外そうだ。


「ここは煮込みが看板なんだよ。お貴族様の口にも合うかい?」


 二人の様子を見た隣のテーブルの行商人が、声を掛けてきた。


「ええ、とても美味しいです。お肉もだけど、キノコの風味もとても豊かで…まるで…」

 カレンは気さくに答えた。


 なんて言うのだろう、こういう優しくて豊かな味わい…


「“おふくろの味”?」

 ジェラルドが、パンを煮込みに浸しながら微笑む。


「そうです!」

「はは、違いねぇ!」


 カレンとジェラルドは、行商人と笑い合った。


 ∴


 食堂は人影もまばらになってきた。


「お口に合いましたかい? 領主様、奥様」


 空になった皿を下げに来たのは、先程まで厨房に居た、アニーの父とおぼしき男だ。

 大柄ででっぷりとしており、首に手拭いを垂らして前掛けをしている。いかにも町の食堂の店主らしい風貌だ。


 どうやら、カレンとジェラルドの正体はとっくにバレていたらしい。


「ああ。とても旨かった」

「ご馳走さまでした」


 店主は「そりゃ良かった」と満足そうな笑顔だ。


「あちらさんもお代わりしてたな」

 店主は離れたテーブルに座るネイサンとハーパーを親指で指した。

 気づいたハーパーは頭をかいている。


「店主、少し話をいいか?」

 ジェラルドが店主を引き留めた。チャンスは逃さないらしい。


「あっしにですかい?」と言いつつ、店主は近くの椅子を引っ張って座った。


 領主の前で平民が椅子に座るなど、普通は考えられないが、ここではシンプルにお客と店主だ。

 カレンもジェラルドもなんら問題にはしない。


「さっきまで居た…アニー? は娘さんか?」

「へえ。食堂はあっしとアニーで回してます。宿屋は倅夫婦がやってまさ」


「あの…娘さんはアニーだけですか?」

「いや、倅とアニーの間にもう一人娘がいますが…もう嫁に行ってまさ」


 カレンとジェラルドは顔を見合せた。


「最近、その上の娘さんはこちらへ帰っては?」


 カレンの問いに、店主は「ん?」と首を傾げた。

「いやぁ、あの子はこっからかなり南へ下った所へ嫁に行っちまったから、滅多と帰っては来やしません。子どもも小さいのがいまさ」


 なるほど…

 だったら、花を刈り取ったのは…


「店主、ここにはダヴィネスの騎士や兵士もよくくるのか?」

 カレンが考える間に、ジェラルドが新たな質問を投げた。


「そうでさーねぇ…定期的に来てくれる人は何人かいまさ。俺は男ですが“おふくろの味”が恋しいみたいでさ」

 店主ははっはと屈託なく笑う。


 確かにここの煮込みはジェラルドや店主の言う通り、温かな“おふくろの味”だ。

 かつての戦帰りのアイザックも、きっとホッとしたのだろう。


「そういや昔、鎧着けたままの騎士様が来たことがあったなぁ……その後も何度か来てくれたな、なあ? アニー?」

 店主は厨房の中へ声を掛けた。


「「!」」

 カレンとジェラルドは同時にハッとする。

 それはアイザックのことだ。

 まさか店主からアイザックの話が出るとは意外だった。


「おいアニー! お前も出てきてご領主夫妻に挨拶しなっ ったく、客商売なのに愛想がなくて…すんませんね」

 店主は眉を下げた。


「……」

 父の呼び掛けに、アニーが厨房からソロソロと出てきた。

 皿洗いをしていたのだろうか、前掛けで手を拭いている。表情は変わらず固い。


「そらアニー、領主様と奥様に挨拶しろ」


「……」

 アニーは気まずそうに押し黙ったままだ。


「アニー!?」


「ご店主、ちょっとアニーにお話を聞きたくて…外に出てもいいかしら?」


 見かねたカレンは、アニーを外へ連れ出した。



 窓から店主が心配そう様子を覗いている。


 カレンはジェラルドを見ると、ジェラルドは頷いた。


「アニー、単刀直入に聞きます。ミス グレイに黒百合とスノードロップを送ったのは…あなたね?」


 アニーはハッと顔を上げ、カレン…続いてジェラルドを見ると…みるみるうちに泣き顔になり、両手で顔を覆った。


 まずいわ!キツかったかしら…!


 と、バンッと店の扉が開き、店主が現れた。

「奥様、こりゃいったい…アニー、お前何したんだ??」


「父さん…うっぅぅ…ごめんなさい…っく」


 ∴


 店は急きょ[close]の札を出した。


「……なんてこった、なんでそんなことしたんだ、アニー…」


 事の次第を聞いた店主は頭を抱える。


「…ごめんなさい…」

 目を腫らしたアニーは、下を向いている。


「アニー、訳を話してもらえる…?」

 カレンは穏やかに問う。


「はい……」


 アニーは呪いの花を送った経緯を、ポツリポツリと語った。


 当時、戦帰りのアイザックの給仕をしたのはアニーの姉で、アニーはまだ年端のいかぬ子どもだった。

 母親は早くに亡くなっていたので、姉はアニーの母親代わりだった。アニーは子どもながら店の手伝いをしており、一家総出で食堂と宿屋の切り盛りをしていたという。


 アイザックは筆頭騎士の身分ながらとても気さくで、アニーの目から見ても、アイザックと話す姉は、アイザックに憧れを抱いていたように映った。

 その後アイザックは何度か来てくれたが、戦況が慌ただしくなったせいか、パタリと来なくなり、その後に姉は嫁いだ。


 アイザックが来る度に、嬉しそうにおしゃべりをしていた姉…。

 姉の一方的な想い…形にも気持ちにもなる前の、自覚さえない、ごく淡い想いだったのかも知れない。

 しかし、パタリと来なくなったアイザックのことは、たまに「お元気かしらねぇ」と気にしていた。


「いや、それにしちゃアッサリ嫁に行ったぜ」

「そうなんだけど!」

 父のツッコミに、アニーは反論する。


 アニーは一度、アイザックに遊んでもらったことがある。

 昼時を終えたブレイクタイムに来たアイザックは、ブレイクタイムにも関わらず食事をさせてくれたお礼に、何か手伝わせてくれ、とアニーの子守りをしたそうだ。


「私…姉に自分を重ねていました…姉にしてみれば、迷惑な話ですよね」


「ずっと…アイザック卿のことが好きたったの?」


「好きというか、勝手な憧れです。記憶の中の騎士様を、私の中だけに留めておきたくて…」


「それで、ミス グレイに嫌がらせを?」

 ジェラルドが少しだけ強めに言うと、アニーは肩をビクリとさせた。


「ご常連の兵士さんから、アイザック卿の結婚のことを耳にして…少しだけ、困らせたかっただけなんです」

 声が段々と尻すぼみになる。


「結果、ミス グレイは傷ついたのよ?」


「それは……本当に申し訳ありません」

 アニーは手元の前掛けを両手で握り締めている。


「領主様、奥様、俺からもお詫びします……アニーが、本当にすんません!」

 父の店主も頭を下げる。


 店内はシン…とした。


 アニーは見たからに反省の色も露だ。

 カレンはこれ以上アニーを問い詰めるつもりも、罪に問うつもりもない。

 しかし、事はダヴィネス軍筆頭騎士の婚約者への不敬とあって、ジェラルドにまで動いてもらったのだ。なんらかの形で謝罪の意を示して貰わなければならない。


 カレンは店内を見るとも無しに見回した。

 どこもきちんと整理されており、家庭的な温かな雰囲気だ。

 壁には、手作りのリースがいくつも飾られている。入口の扉にも飾ってあった。

 リースの花はドライになってもなお色が褪せず可愛らしく空間を彩る。


 そうだ


 カレンはあることを思い付いた。

「…あのリースは、あなたが作ったの?」


「は…? はい」


 アニーは突然リースの事を聞かれ、幾分ぼうっとしたまま答えた。


「とても素敵ね…大きさもいろいろあって。材料は森から?」

「はい…」


 そう、と答えると、カレンはジェラルドに顔を寄せて、耳元でヒソヒソと話した。


「…あなたがそれでいいなら」

 ジェラルドは唇に笑みを乗せた。


「ご店主、どうか頭を上げてください…ねぇアニー」


「は、はい」


「あなたにはお願いがあるの」


 アニーはぐっと唇を引き結んだ。

「はい」


 カレンのお願いとは……


 ・


 アイザックとジョアンの結婚式が10日後に迫った。


 カレンは、アイザックとジョアンと共に例の食堂に居た。

 昼時のピークを終えたブレイクタイムだ。


「さ、アニー」


 カレンに促され、アニーはもじもじする。


「あ、あの、アイザック卿と婚約者様にはご不快な思いをさせてしまって……本当に申し訳ありませんでしたっ」

 深々と頭を下げた。


 アイザックとジョアンは顔を見合わせる。


「いや、俺よりも…ジョアン?」


 振られたジョアンは驚きつつも、目の前のアニーを見ると笑みを浮かべた。

「アニーさん、どうか頭を上げてください」


 アニーはゆっくりと頭を上げる。


「事の次第はレディから伺いました。謝罪は受け入れます。すべて水に流しましょう」

 寛大なジョアンは、すべて許した。


「!! ありがとうございます…!」

 アニーはもう一度お辞儀をする。


「アニー、例のものはできたの?」

 カレンが尋ねる。アニーへの“お願い”のことだ。


「はい!」

 アニーはズズっと鼻を啜ると、一旦厨房に戻りある物を手に戻ってきた。


「よいしょっと、あの…、これ、お詫びとお二人のご結婚のお祝いを兼ねて…」

 と、手に余るような大きさのリースを二人に差し出した。


「ま…あ…!」

 ジョアンが目を見開く。


 巨大なリースは、こぼれ落ちそうなほどたくさんの紫のライラックで覆われていた。なんともダイナミックで贅沢な代物だ。

 リースからは優しく、清々しく、柔らかな香りが立ち上る。


「なんて素敵なの…!」

「この花好きだよな、ジョアン」

「ええ」

 アイザックに微笑みながら、ジョアンはリースに顔を寄せた。


「こいつ、あれからずっとこれに掛かりきりで、お陰で俺はてんてこまいでさ」

 店主の父は、がははと笑う。


「アイザック様、レディ、見てください。これ…全部ラッキーライラックだわ!」

 ジョアンが興奮気味だ。


「ラッキー?」

 アイザックはなんだ?と花を見る。


「ライラックの花弁は本来4枚だけど、ごく稀に5枚の花弁の花があるの。見つけたら幸せになれると言われてて…とても珍しくて滅多にないのだけど…」

 カレンも花を観察する。確かに、驚くべきことにすべての花弁が5枚だ。


 アイザックは「へぇ」と感心する。


「森の外れに早咲きのライラックの木があって、昔からその木だけラッキーライラックなんです。あの…お気に召していただけましたか…?」

 アニーが遠慮がちに聞く。


「ええ、もちろんよ! ありがとう、アニーさん」

 ジョアンは満面の笑みでアニーに答えた。



 呪いの花は、転じて幸せのリースとなった。


 ・


 明るく、暖かな春の日差しに包まれた日、アイザックとジョアンは結婚した。


 カレンが手配したダヴィネス城での披露宴はガーデンパーティで、花盛りのピンクのライラックの木に覆われた、一際大きなガゼボが会場の中心となった。


 美しい花嫁姿のジョアンは輝くばかりだ。

 その手には、フローリストのフローラが作った、白いライラックのブーケがある。



「これでやっとザックにも家族ができたな」


 シャンパングラスを持った礼服のジェラルドが、騎士達に囲まれ祝いの言葉を浴びるアイザック…同じく礼服を着た…を眺めて感慨深く呟く。


「そうですね…あら? 私達もアイザック卿の家族だと思ってました」


「それはそうだが…そうだな、魂の還る場所…とでも言うべきかな」


 ジェラルドの言葉に、カレンは微笑んで頷いた。


 二人はひとつとなり、一歩ずつ未来へと進む。


 カレンはふと、ライラックの花言葉を思う。


 白のライラックは『純粋な想い』

 ピンクのライラックは『思い出』

 そして紫のライラックは…『初恋』…


 アニーの初恋は実ることはなかったけれど、想いは巡って、彼女もまたいつか“魂の還る場所”へとたどり着くだろう。


 筆頭騎士アイザック卿とジョアンに、心からの祝福を…!

お読みいただきましてありがとうございます。

花盛りのライラックの絡まる家…そんな海外の素敵な画像を見つけて想像を膨らませました。

当初はもっとドロドロしたアイザックの過去の女性関係を想定しましたが、ちょっと気の毒になって、今回のエピソードになりました。

お楽しみいただけたら幸いです。

明日は番外編を投稿します!よろしくお願いいたします。

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