表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
遠距離恋愛の果てに  作者: 藤乃 澄乃
【第5章】 転勤間近
50/168

会えない1週間(2)

 なんだか今日は疲れたな、なんて思いながら重い足取りで本社前のバス停に向かう。


「あれ? 海彩みいちゃん、今帰り?」


 不意に声をかけられ振り向けばそこにイケメン。


「あ、浩ちゃんも? お疲れ。研修どう?」


「ああ、もうクタクタだよ。若いんだから頑張れ! とか言われちゃって、人使い荒いんだよな」


「ふふ、お疲れさま」


 ホントに疲れているみたい。新入社員は大変だな、なんて話しているとグルルルと、浩ちゃんのお腹の虫が鳴きだした。


「もう、めっちゃお腹すいたー」


「そりゃそうでしょう。よく頑張ったんだね」


「どっかで何か食べて帰ろうよ」


「え、でも」


 そう言われても困ってしまうな。一応私には彼がいることだし。まあ、彼の職場の後輩でよくみんなと一緒に出かけたりして気心は知れているとはいえ、どうしようか。


「もう、倒れそうにペコペコ。助けると思ってお願いします!」


「そんなの1人でも行けるじゃん」


「うっ。俺、おひとり様できないんだよな」


 へ?

 そんな可愛いこと言っちゃって、吸い込まれそうな瞳で見つめられたら……なんて。


「仕方ないなぁ。じゃあ、お姉さんが一緒に行ってあげますか。龍也たつやくんにも報告しなきゃ」


「あ、そうだね。先輩の彼女なんだからちゃんと許可とらなきゃな」


 そう言って浩ちゃんはスマホを取り出して、電話をかけている。途中、私もスマホを渡され龍也くんと久々に(といっても3日ぶりだけど)、話をした。彼は特別気にとめる様子もなく、意外にあっさりしていた。「楽しんでこいよ」とか、「和田が誘ったんだから、おごってもらえよ」とか。


 それだけ信頼しているということなのだろうか。


 龍也くんにも報告したことだし、美味しいものを食べに行こうと駅前に向かうバスに乗った。



お読み下さりありがとうございます。


今話は少し短めでしたが、キリがよかったので。

次話もよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ