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六角の最盛期を越えていけ!六角義治転生〜三好や織田相手に生き残れ!〜  作者: ヒバリ


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69義賢の行動

69義賢の行動


 天文24年1555年 2月 六角義賢


 義賢は亀松丸を叱った後は迅速に行動を開始した。まずは今年の分の献上品を後藤但馬守と息子に任せると息子から借りた伊賀者を使って長野への調査をさせようとした。しかし、よくよく聞いてみると既に息子からの指示で流言を行っているらしい。内容としては、親六角派を民の中に作るものであった。


 感触としては鈴鹿峠に近い順に梅戸を通じて六角に臣従しようとする国人が何人か出てきているほどだ。六角の内政と税、それに開墾者を求めている事から民が既にこちらへと逃散し始めているため国人達はどうしようもなくなって庇護を求めているらしい。末恐ろしいことだ。こちらが何もせずとも六角に臨する国人達は択一を強いられるのだ。民と共にこちらに臣従するか民達に無理を強いて従わせるか。


 その状況を利用して1月後半辺りからどんどんと誓約書を結び北伊勢を六角領土として併合して行っている。勿論長野からは抗議の文がやってくるが公方様から許可されたこと、国人達の方から臣従を申し出てきただけでこちらからは何もしていない事を理由に黙らせた。


 別方向では北畠からも抗議文が来た。伊勢国守は北畠なのにこれはどう言うことか!との事だ。そちらには丁寧に返信した。梅戸周辺の国人衆が向こうから臣従したいと文が来た事、その確認として彼らに文を送って確認してもらっても良い事、公方様の要請でもある事、三好に対して戦をする際には是非とも北畠と力を合わせていきたい事。納得できないだろうが怒りの矛先は公方様へと作ったからまだなんとかなるはずだ。


 それに、北畠が長野相手に手こずっているのは本当のことだ。少しでも戦線が楽になる事を考えれば強く抗議が出来ないはずだ。もし、抗議を続けてして六角と北畠の仲が悪いと長野に悟られれば六角家に長野が付く可能性もない事はないのだから。


 「父を呼び出してくれ!」


 この状況を黙ってみているほど俺は甘くもないし、息子に負けるつもりもない!俺は六角家当主六角義賢だ!


〜〜〜〜


 天文24年1555年 4月 六角亀松丸


 「亀松丸様、兵の状態に関してですが、直下の鉄砲隊が6000ほどまで増えました。全員に鉄砲を配備するのは追いついておりませんので実質4000で運用するのが数のまとまり的にもよろしいかと。」


 「うむ、全員鉄砲が扱える足軽として鍛えてくれれば編成の方は柔軟に対応してくれれば良い」


 「それと、将に関する報告では…」


 「ご歓談中失礼致します…。御隠居様がお呼びにございまする。」


 後藤豊持と俺の管轄する範囲の報告を聞きながら茶を飲んでいると呼び出しを食らった。内容としては伊勢攻めに関してかな?伊賀を貸し出せとか直下の兵を使って攻めろとかだろうと辺りをつけて部屋に向かう。

 

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