45 新世代
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「ふむ、良いのではないか?勿論本人の希望と若いものならば父親の許可も取り付けるのだぞ。」
「はっ、勿論にございまする。使えそうならば我が軍の将として引き取りますがよろしいですか?」
「まぁ、兵の数に対して将が多すぎるようにはしないでくれ。六角としても将の育成は大変なのだからな。」
「分かっておりまする。ありがとうございまする。」
内政官を主に育てる商人や農民などから集める文学校と武士や浪人などを集め将を育てる軍学校、兵を育てる訓練所が六角領内では整備され始めている。芽があるものは内政官として育てる。無ければ村に戻って百姓をやるか村側の経理として働いていたりする。
さて話は戻るが今回俺が連れて行きたいと思っているのは、蒲生賢秀だ。史実では2年前に出陣していたが今の世界では軍学校でみっちり戦術と戦略、武略を磨いている。それと賢秀の弟である青地茂綱。二人とも武勇に優れた将だ。加えて、多賀町出身でまだ12歳である明智十兵衛光秀は坂田郡にある軍学校へと通っている。その優秀な成績からすぐに報告されて目についていたので伊賀のもの達に指示して引き抜かれないように唾をつけていた。そんな彼を呼び出すつもりだ。
「お主はどうする?元服して出陣するか?」
「いえ、結局元服した所で戦には行けませぬしもう少し身体がしっかりとしてからで良いかと12〜3歳で元服できれば良いかと思っておりまする。」
「わかった。若いものは血気盛んだと言うのにお主は落ち着いており頼もしいのう。」
「まぁ、六角の嫡男として私の仕事は将兵を使うことで私自身が戦うことにはございませぬから。」
「お主の年でそれが分かっておれば十分よ。では、お主の代理として壱岐守を大将とするが良い。」
「はっ!」
壱岐守も細かい雑用や遠征を繰り返してきた。ここら辺で兵を指揮させ戦に出させるのも良いだろう。戦いになるから分からないがな。
実は猿夜叉は既に浅井へと送り返されていた。今回の戦で出てくることはないとは思うがどう動かれるか分からない。浅井の領内では形を整えるだけだが改革も進んでいるようだし道具も見よう見まねで利用している。久政はしっかりと猿夜叉から吸収できる六角のノウハウを活用はしているのだ。油断はできないな。




