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六角の最盛期を越えていけ!六角義治転生〜三好や織田相手に生き残れ!〜  作者: ヒバリ


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39決断2 40 最後の奉公

現在更新中

北条氏政転生 週一 

六角義治転生 週一

ファンタジー 毎日(一章分)

https://book1.adouzi.eu.org/n4915jc/1/

こいつはコンテスト狙うための作品のつもりです。

反響が良ければそれ以降も書きます。

応援コメント いいね ブックマークよろしくお願い申し上げます。

39祖父の決断の時2


 天文19年 1550年 12月 六角亀松丸


 「…なんだと?」


 祖父が力強い目でこちらを睨みつける。


 「それはお主の関与するところではないだろう。控えよ。」


 父がその様子を見て何か言われる前に俺を諌める。勿論俺が任せられているのは内政のみだ。政治や戦争に関することは祖父や父に任せている。


 「はっ!では、御屋形様や父上はこれからの三好との争いがどうなるとお考えなのか教えて頂きたくございまする。」


 二人が黙り込む。父は分かっているはずなのだ。史実では祖父が死んですぐに和睦を申し込み義藤を京へ送り返している。六角にとって疫病神だったのだ。


 「内政という観点でお話しさせて頂きますと農民達は今新たな制度に慣れ始め飢えず凍えず豊かに過ごせるようになってきたのです。ここで戦などで彼らを失う事があれば3年ほどかけてやってきた事が全て無駄になりまするぞ。ここはじっと堪えて六角の地力をつける時でございましょう。臥薪嘗胆にございまする。」


 それに父が続く。


 「…すいませぬ父上、私も亀松丸に同じ気持ちにございまする。銭雇の兵に少しずつ置き換わっていると言っても常備している兵は亀松丸の兵を入れても4000程です。せめて1万5千は銭雇の兵にする事ができなければ三好と争うことは厳しくございまする。」


 父も兵力という観点から祖父に訴え出てくれる。


 「さらに、伊賀のもの達からの知らせにございまするがどうも浅井が怪しい動きをしておりまする。国友氏、若宮氏、加田氏の館や領土などの坂田郡を攻め取ろうと軍を用意しているようです。我々は2方面に戦線を抱えることとなります。今の三好と片手間で戦えましょうか?」


 祖父は目を瞑り天を仰ぐ。三好に負けたくない感情と分かりきっている理を考えているのだろうか。父と二人で頭を下げてじっと沙汰を待つ。


 「分かった。ワシが三好との和睦を公方様へ申し上げよう。その代わり責任を取る形で隠居する。それで公方様には納得して頂こうではないか。これからは義賢が六角家当主として家督を継承し、完全に差配していくのだ。いいな?」


 「はっ!しかし、楽隠居などはさせませぬぞ?しっかりと働いて貰いまする。」


 「ふん!お主にワシが使いこなせればな!」


 祖父はどこか悔しさを隠すように、清々しさを感じさせるように笑ってこちらを見ていた。


40 最後の奉公


 天文19年1550年12月 六角定頼


 ワシは今、公方様の前に座っている。これからの事を決めて説得するためだ。そのために細川晴元の代理人まで呼び足利義藤陣営の会談という形にした。


 「管領代よ、其方から重要な話があると聞いたがなんじゃ?三好に対する策でも思い浮かんだのか?」


 公方がこちらをじっとみる。まだまだ若造である義藤程度に見られた程度で何も感じはしない。


 「はっ、三好との和議を提案しに参りました。」


 会合に出ているものの中で騒めきが起きる。あちらこちらで何をいう!臆病者め!と騒ぎ立てる。言いたいだけ言うといい。


 「では、六角は手を引きまするので幕臣の方々のみで三好と戦えばよろしいのではないでしょうか?」


 そう言ってやると全員が黙り込む。


 「…管領代という地位が無くなるかも知れぬのだぞ?それでも…というのか?」


 進士賢光が声を上げる。別にそんなもの惜しくもない。既に幕府はあっても無きが如くだろうに。


 「構いませぬ。和睦の条件に私の管領代辞任と隠居を盛り込むつもりですので。」


 これもまた大きな騒めきが起きる。そんな!など惜しむような声も上がるがそれならば最初に無責任だなんだと騒ぎ立てなければ良いものを。


 「そこまでの覚悟をしておるのか…。」


 「はっ、亡き義晴様には良くして頂き幕府を盛り立てて参りましたが事ここに至ってはお家を守るためにも一度三好に屈する他ありませぬ。また、足利家にとっても京に戻り将軍は健在であると言う事を知らしめることこそが肝要にございませぬか?足利将軍家が京にいなければその威光が弱まり市井の人々は三好を新たな支配者として受け入れてしまいましょう。」


 あちらこちらでううむと唸るような声が聞こえる。もうひと押しだな。


 「それに、晴元や私の兵を合わせてもどう足掻いても三好の兵の数には及ばず、戦い続けた影響で周辺国が我々の領土を狙っている動きもありまする。今は力を溜め捲土重来、臥薪嘗胆にございます。私が隠居することで三好は警戒を緩めましょう。いかがでしょうか?」


 「分かった。そこまでの覚悟を見せると言うならば管領代の意向に従おうではないか。良きにはからえ。」


 ワシは頭を下げ感謝を示した。


 「後で義賢と亀松丸を呼ぶように。」


 「はっ」


 公方様が辞した事によりこの会合は終わりを迎えた。

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コメント 感想 レビューお待ちしております!作者が毎回返信できるわけではないですが全て閲覧させていただいております。

特に読者からの声が直接モチベーションにつながっていますのでどしどし下さい。

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