卓上演劇編1 模擬戦 司vs鶴
全員部活に参加が義務付けられた学校の部活動に馴染めない4人が繰り広げる部活動。
「今日は夕方から一話か。一日二話あるかもな」
「…無理…」
「なぜだ?」
「本命作品の改稿作業が朝から進んでいますからね。 作者が今日は無理矢理、作業の手を止めて僕達の世界を作っていますよ」
「毎日更新する気だけはあるようだな?」
「作者は今週末までに、一話分の改稿を終わらせたい、と思ってますからね」
「そんな無駄な話、今は時間の無駄よ! 鶴っち。 勝負するわよ!」
「…やるだけ時間の無駄…」
「言ったわね。 それじゃあやるわよ! 由宇、どちらから攻撃出来るの? あたしから?」
「サイコロ振って、出た目が大きい方からだな。 同じ目の時は振り直し。 魔物相手には同じ目が出た時はキャラクター側からの攻撃くらいの有利さは付けようか」
「分かったわ! じゃあ振るわよ……6。」
「…3…」
「流石はあたし、勝利確定ね。 鶴っち、死になさい【絶命魔法】!」
「…私の生命力は1残る…」
鶴は由宇の首に左腕を回しつつ、ピースサインを自分の左目の前で横にしながら、サイコロを一つ摘まんで宣言する。
「なんで! 攻撃力8よ! 最高の攻撃力のはずよ!?」
「司のキャラクターは攻撃力8、回避力1、生命力1、
鶴のキャラクターは攻撃力1、回避力7、生命力2、
【絶命魔法】は【通常戦闘で必ず全ての出目が1になる攻撃補助魔法】だからな」
「…攻撃力8引く回避力7は1…」
「ところで、鶴さん。 俺から離れる気はありませんか?」
「…面倒…」
「嬉しいですが、恥ずかしいです」
「…恥ずかしいだけなら問題ない…屋上には私達と同じ様な恰好のカップルだらけ…」
「鶴さんが良いなら、諦めます……」
「栗戸さん。 僕はまだ良く分りません」
「晶はやっていくうちに理解してくれ」
「…次は私の番…回復魔法…」
簡単に、この勝負の説明をすると、こういう事になっている。
鶴が【1】の目を1回振るまでに、司は2回振らなければ勝てない。
確率的に司が勝てる可能性は【ゼロ】では無い。
現実は、十回戦って、司は一度も鶴に勝つ事が無かった。




