卓上演劇編2 【調伏】成功
全員部活に参加が義務付けられた学校の部活動に馴染めない4人が繰り広げる部活動。
自らを襲ってきた相手へとクロウの説得が続く。
地獄の門から出てきた鬼が人の里へと悪さをする事は確かだ。
だが今は地獄の門の中。
地獄の鬼から見たら『我々が侵略者』という気持ちがクロウにはある。
話し合いで済むものなら済ませたい。
全ての人が地獄の門へ入る事がないのと同じで、全ての鬼が地獄の門から出る事もないはず。
鬼の攻撃を華麗に避けながらクロウの説得が続く。
鬼の棍棒が再びクロウを打つ。
それでも尚、話をしようとするクロウへ、鬼がついに心を開いた。
「お前達何をしに地獄に来た?」
「…宝珠集め…」
「鬼退治では無いのか?」
「…今回は…」
「オレは一本角の橙鬼族…青鬼族は容赦しない!」
中鬼が3人へ握手を求めてくる。
「よろしく。じゃあついでに青鬼も退治しちゃいましょうか!」
「やってくれるのか?」
「遭遇したらね。この地獄広そうだし、どこかで会うでしょう」
「僕はなるべくなら鬼になんて会いたくないです」
いつの間にかルールが追加され鬼族には赤・紫・青・緑・黄・橙の6種族がいる事になった。
ぐるりと円を書き、それぞれ色が近いほど仲が良く、遠いほど仲が悪い。
橙鬼の敵は青鬼とはそういう事だ。
3人は橙中鬼から宝珠をもらうと、部屋の中央には【8六】と書かれた文字を見つけた。
ここは行き止まりになっていて戻るしか道は無かった。




