嵐の朝に
全員部活に参加が義務付けられた学校の部活動に馴染めない4人が繰り広げる部活動。
「なぁ知っているか? 大雨洪水警報出て休校だってよ」
「ええ。そうみたいですね。僕も学校へ来てから知りました。全身びしょ濡れです」
「…私も…」
「晶! 俺にそれ以上近づくな! 鼻血出そう」
「栗戸さん。僕は男です!」
嵐の中を学校へ着いた3人の制服はびしょ濡れ。
由宇と晶は下着までばっちりと透けていた。
由宇は黒。
晶は白だ。
本来の読者サービスをすべき鶴は黒のセーラー服の為下着まで透ける事は無い。
「…司は?…」
「学校から休校のお知らせが間に合ったんじゃないか? 多分家だろう」
「最近栗戸さん朝早いですよね?」
「鶴の黒髪を少しでも長い時間観たいと思ってな」
「栗戸さん本当に黒井さんの事好きですよね」
「理想の黒髪ロングだからな! 安心しろ! 晶の事も同じくらい好きだぞ!」
「僕は男ですからね!」
「神は晶の性別を間違えたな……いや実は女の子が性別を偽って学校に通うのは少女漫画的には王道! 俺はまだ晶の【ぞうさん】を直接確認した訳じゃないからな! 希望はある!!」
「…由宇は変態…」
「作者は最近【ヒンヌ゛ー教徒】を隠そうともしていないからな! ヒロイン3人胸が小さいなんて普通に有り得るな! 俺の理想のショートボブが男の子のはずはない」
「栗戸さん! 何度も言いますけど僕は男ですからね!」
「それにしても3人だと平和だな!? まさに俺のハーレムだ」
「…由宇が変態だと良く分る…」
「僕は男です!」
「…制服…まとわりつく…やっぱ脱ぐ…」
「黒井さん! 駄目です! 栗戸さんも止めて下さい!」
「そうだぞ鶴。セーラー服を脱いだら【黒髪ロングの黒縁眼鏡】へとプラス属性が下がる」
「そういう問題じゃ無いです!」
「黒タイツを履いたままならマニアックで、それはそれで良いかもな!」
サムズアップをする由宇を無視して制服を脱ぐ鶴。
だが全ての人を裏切るように制服の下には上下紺色のラッシュガードを着ていた。
黒タイツはラッシュガードの下に履いているようで流石に脱げなかったようだ。
鶴は制服が皺にならないように、机を幾つか並べて、綺麗に伸ばして置く。
「…今日は嵐でびしょ濡れになると思ったから…」
「普通カッパを着ますよね!?」
「…カッパは蒸れるから嫌い…ラッシュガードの方がマシ…」
「……紺色のラッシュガード……これはこれでありだな!」
「…やはり由宇はどこまで行っても変態…」
そして静寂は破られる。
突如として現れた、びしょ濡れの司が教壇の上へ立ち、同じくびしょ濡れの鞄の中から【市指定ごみ袋45リットル】を取り出した。
「君達にはこれから戦争をしてもらいます」




