晶の日常(前編)
全員部活に参加が義務付けられた学校の部活動に馴染めない4人が繰り広げる部活動。
根本晶の一日は早い。
陽が昇る前、まだ夜の帳の中、一日が始まる。
まずは昨夜入った風呂の残り湯を洗濯へと使う。
この時使う洗濯機は、風呂の残り湯を汲み上げる装置が付いている、晶の家では比較的最新型の電化製品である。
洗濯機が洗濯をしてくれている時間で、晶は家の隣を流れる川へと使った分だけ水を汲みに行く。
この時は天秤棒を忘れては仕事にならない。
両端のたらいには黒塗りにされた2リットルペットボトルが各6本で計12本。
天秤棒本体の重さも合わせれば25キログラムを越える。
水を汲んだ黒塗りのペットボトルは日当たりが良い縁側へと順番に並べられていく。
ペットボトルを6回ほど汲みに行けば、丁度洗濯機が洗濯を終える時間だ。
最後の1回は洗濯機の横にあるトイレの中へ置く。
晶の家も水洗式のトイレである。
汚物を流す為の水が必要になる。
その為の水だ。
タンクの中にも水入りのペットボトルが入れてあり、節水対策もバッチリである。
母と子二人暮らし洗濯物はわりと少ない。
朝日が昇り始め明るくなる頃には、ささっと干して、二人分の朝食と弁当を作り始める。
朝から晩まで働く母に代わり家事は全て晶の仕事だ。
食事などの口に入れる水は水道を使う。
手洗いうがいも勿論水道だ。
川の水を使うのは風呂トイレ洗濯くらいだ。
弁当と朝食の用意が出来た所で晶は母を起こす。
朝食を食べる時間が母と子の平日唯一家の中で会話が出来る時間である。
母は最近一年の楽しそうに部活の話をする晶の話が大好きだ。
いつまでも聞いていたい母だが仕事と登校の時間はすぐにやってくる。
晶の登校時間には少し早いが母と一緒に家を出る。
少し遠回りになるが母の仕事場を経由して登校するのが晶の楽しみ。
たまに朝のランニングをしている人とすれ違う川沿いの歩行者専用道を二人並んで歩く。
ちょっと行儀悪いが【たまにはゴチソウしてよね!】という通称【たまゴッチ】を楽しむ。
このゲームの詳細は『せっかく異世界来たのに俺一人では無双出来ない』の番外編44:『主に狩猟で成り立つ世界・親玉対決編』に載っている。
作者の作者による作者の為の露骨な本命作品誘導文章だ。
誰よりも早く教室へと着く晶。
晶は一年の時より二年になった今の方が学校が楽しくなっていた。
更新時の文字数を確認に来た作者へ嬉しい【赤い文字】がホームページを踊っている。
感想が届いている!!
るんるん気分で感想を返しに行く作者。
本当はもう少し書かれた中途な文章は次回に回され、晶の日常は前編と後編へと分かれた。




