登場人物 天文二十四年(1555)まで
34宴も酣までに出てきた人物の、簡単な紹介です。()は1555年現在の年齢になります。
読まなくても話に影響はないですが、ご参考までに…
木下家
木下藤吉郎秀吉 1537~ (18)
木下家嫡男 織田家弾正忠家 家臣(信長付 馬廻役)
本作の主人公 史実と違い、槍の腕で出世街道をひた走る。
木下小一郎長秀 1540~ (15) 藤吉郎の弟 通称 小竹、小一郎
木下家のブレーン的存在 大きくなった木下家の家宰を務める。
木下弥右衛門(竹阿弥) 1514~ (41) 光明寺住職
智、藤吉郎、小一郎、旭の実父
元は中中村村長及び織田信秀麾下の足軽だったが、第一次小豆坂の戦いで負傷し、畑仕事が出来なくなった為、寺へ入る。
最近病がちな為、そろそろ秀吉に家督を譲ることを考えている。
仲 1516~ (39) 中中村村長
智、藤吉郎、小一郎、旭の実母
寺に入った夫の代理で村長を務める。 父が名のある刀匠で武家に嫁いだ親戚が多くいる。
智 1534~ (21) 藤吉郎の姉
しっかり者で進んで畑仕事をする働き者 最近とある馬貸しと良い仲である。
旭 1543~ (12) 藤吉郎の妹
元気が取り柄のおてんば娘 ブラコン
木下家 家臣
(現在秀吉は織田家に出仕しているため、木下家の家臣扱い)
各務兵庫助盛正 1520~ (35) 通称 兵庫
元々は土岐氏の譜代家臣であり、主家没落後は斎藤家に付かず、半ば世捨て人と化していた。
秀吉に武士としての心構えを説かれ、もう一度武士としてやり直すことにした。
文武に秀でているだけでなく築城術も持っている。 土岐家ではそれなりの地位であった為、顔が利く。
各務清右衛門元正 1542~ (13) 通称 清右衛門、勘次郎
各務兵庫の嫡男 武者修行の旅で秀吉の供をする。
父を尊敬しており、その父を再び立ち上がらせた秀吉に心酔している。
普段は温厚だが、キレると怖い。 秀吉が松下家時代に使っていた槍を愛用している。
服部半三正成 1542~ (13) 通称 半三、弥太郎
伊賀国 千賀地党 千賀地半蔵保長の五男
武者修行の旅で秀吉の供をする。 齢13で身の丈が5尺7寸(170㎝)に届くほどの立派な体躯を誇る。
言葉使いは荒めだが、礼儀を弁えていないわけではない。 忍びの里出身である為、体術も一通り熟せる。
島左近清興 1540~ (15) 通称 新吉、左近
大和国出身 椿井城主島豊前守清国の嫡男
武者修行の旅で秀吉の供をする。 寡黙で実直な性格であり、何かとヒートアップしやすい弟分の調整役をしている。
主家
松下家
遠江国 頭陀寺城主を務める武家。
飯尾豊前守乗連の寄子である為、今川家の陪臣となる。
松下左兵衛長則 1512~ (43) 通称 左兵衛
遠江国 頭陀寺城主 秀吉最初の主君
兵法家であり、槍術の達人。 秀吉に槍術の基礎を教えた。
出来が良い秀吉を重用したが、それにより元居た家臣が秀吉を妬む要因となってしまった。
仁君であり領民に親しまれている。
松下加兵衛之綱 1537~ (18) 通称 左助、加兵衛
松下左兵衛の嫡男 秀吉の親友
同い年の秀吉と意気投合し、共に槍術の腕を競い合った。
槍の腕はそこそこだが、書の達人である。
織田家
尾張国清州城を本拠とする武家(織田弾正忠家)
織田上総介三郎信長 1534~ (21) 通称 上総介、殿
織田弾正忠家当主 清州城主 秀吉の主君
軍事、政治手腕に長けており、家督を継いで僅か3年で尾張下四郡統一をした名君。
若い家臣には慕われているが、行動力が有りすぎるが故に、保守的な家臣からは先行きを不安視する者もいる。
ちなみに高身長イケメンである。
鷺山殿 1531~ (24) 通称 濃姫
本名は帰蝶であり信長の正室 美濃国主、斎藤道三の娘
パッチリ目が特徴の美女 ハキハキとした性格で信長やお市にも容赦がない所がある。
お市 1547~ (8) 通称 市 市姫
信長の妹で絶世の美少女 かなり自由人である上、気が強い性格
気まぐれで参加した宴で秀吉を見つけ、一目惚れする。
織田家臣
一門衆
織田孫三郎信光 1516~ (39) 通称 孫三郎
信長の叔父 那古野城主
萱津の戦い、村木砦の戦いなどで信長の味方をするなど、家督を継いで日の浅い信長の強力な後ろ盾となった。
清州城を謀略で乗っ取り、その功で那古野城主となる。 豪快な性格のイケオジ
家老衆
平手監物政秀 1492~ (63) 通称 監物 爺
信長の傅役で元筆頭家老 家督を息子に譲って隠居しているが、引き続き信長の近くで仕えている。
主に信長の身の回りの世話や、奉行衆に加わり内政を務めている。
林佐渡守秀貞 1514~ (41) 通称 佐渡守
現筆頭家老 主に家宰として内政を務めている。
保守派であり、無鉄砲な信長を危惧している。
林美作守通具 1516~ (39) 通称 美作守
佐久間右衛門尉信盛 1528~ (27) 通称 右衛門尉
織田家次席家老 保守的な所があり、事なかれ主義ではあるが、やる時はやる男。
小太りでよく汗をかいている。
飯尾近江守定宗 1512~ (43) 通称 近江守
織田家家老 信長の従兄弟叔父
譜代家臣
森三左衛門可成 1523~ (32) 通称 三左衛門 攻めの三左
譜代家臣筆頭 槍の名手であり、数々の戦いで功を上げている。
元土岐家家臣であり、盛正と旧知の間柄だった。 秀吉のことを気に入っており、良き理解者となる。
既に30過ぎだが、かなり若く見える。 そしてイケメン
下方左近貞清 1527~ (28) 通称 左近
小豆坂七本槍の一人で槍の名手。 安食の戦いに従軍する。
滝川儀太夫益重 1523~ (32) 通称 儀太夫
織田家家臣 未登場 息子がかなりヤンチャで悩んでいる。 本人は生真面目な性格。
坂井右近将監政尚 1525~ (30) 通称 右近将監
織田家家臣 未登場
丹羽五郎左衛門尉長秀 1535~ (20) 通称 五郎左衛門
織田家家臣 新参だが、武勇、軍略、政務と隙が無い名将 温和な性格をしている。
滝川左近将監一益 1525~ (30) 通称 左近将監
織田家家臣 益重の従兄弟 未登場 鉄砲の名手
馬廻役
織田家家臣の中でも、若手且つ武勇に優れた者を集めたエリート部隊
池田勝三郎恒興 1536~ (19) 通称 勝三郎
信長の乳兄弟 近習時代は近習頭として、信長の近くで仕えていた苦労人
身長は五尺四寸(164㎝)ほどで、見た目に余り特徴がない。
河尻与四郎秀隆 1527~ (28) 通称 与四郎
馬廻役 小豆坂の戦いで功がある叩き上げの武将。
金森五郎八長近 1525~ (30) 通称 五郎八
馬廻役最年長 信長の教育係を務めていたこともある。 落ち着きのある性格をしている
塙九郎左衛門直政 1532~ (23) 通称 九郎左衛門
馬廻役 大柄で武勇に優れる。
蜂屋兵庫頭頼隆 1534~ (21) 通称 兵庫頭
馬廻役 美濃国出身で斎藤家に旧知の相手がいる。
服部小平太一忠 1535~ (20) 通称 小平太
馬廻役 秀吉の近習仲間でよく一緒にいた仲
身長は五尺二寸(157㎝)程度で小柄だが、武勇に優れる。
よくしゃべる性格をしており、寡黙な新助の通訳をすることもある。
毛利新助良勝 1535~ (20) 通称 新助
馬廻役 秀吉の近習仲間でよく一緒にいた仲
身長は五尺五寸(167㎝)程でガッチリとしている。
剛力の持ち主で、単純な腕力だけなら秀吉にも勝る。 糸目で寡黙な性格。
佐々内蔵助成政 1536~ (19) 通称 内蔵助
馬廻役 武勇に優れた二人の兄が居り、それを誇りに思っている。
秀吉の槍捌きを見て、大興奮する。
前田又左衛門利家 1538~ (17) 通称 又左 又左衛門
馬廻役 秀吉の近習仲間でよく一緒にいた仲で一番の親友。
秀吉に匹敵する体格を持つ。
槍の名手であり、安食の戦いで河尻左馬丞を討ち取る手柄を立てる。
末森織田家
信長の弟である、勘十郎信勝を当主とする分家。
織田勘十郎信勝 1536~ (19) 通称 勘十郎
信長の同母弟 末森城主 うつけと言われた兄と違い、品行方正で礼儀正しい性格。
しかし武将としての才は信長に遠く及んでいない。
柴田権六勝家 1522~ (33) 通称 権六
末森織田家筆頭家老 信勝の教育係
織田家の武力担当で、信長の要請で安食の戦いに従軍する。
秀吉をも上回る巨漢で、見る者を圧倒する。
佐久間大学助盛重 1519~ (36) 通称 大学
末森織田家次席家老 佐久間信盛と同族 信長の将才を見抜いており、一目置いている。
秀吉が武者修行の旅で会った者
明智十兵衛光秀 1528~ (27)
美濃国可児郡 明智城主 線が細い優男風だが、人を見る目は鋭い。
鉄砲の有用性に気づき、毎日の練習を欠かさない。
秀吉に会った際、なにかシンパシーのような物を感じた。
斎藤内蔵助利三 1534~ (21)
光秀家臣 光秀の命で秀吉と槍合わせをする。
関兼貞 1495~ (60)
美濃国武儀郡 関郷小瀬村の刀匠 秀吉の祖父
十文字槍『鳴神』や三種の農具を制作した。
年齢の割に若く見え、炉の前にいる為日焼けをしている。
仙石治兵衛久盛 1518~ (37)
美濃国加茂郡 黒岩村領主 美濃斎藤家家臣
信秀の美濃侵攻を幾度となく退けた武人。
秀吉の事を気に入り、斎藤家に仕官を勧めた。
仙石新八 (後の仙石新八郎久勝) 1545~ (10)
久盛の嫡男 秀吉に刀の稽古をつけてもらう。
阿勝 (後の仙石権兵衛秀久) 1552~ (3)
久盛の次男 秀吉が会った時はまだ赤子だった。
大島甚六光義 1508~ (47)
美濃国安八郡 大島村領主 美濃斎藤家家臣
類まれなる弓の腕を持つ武人 秀吉に「心・技・体」の教えを説いた。
岩手遠江守重元 1499~ (56)
美濃国大野郡 大御堂城主 美濃斎藤家家臣
病気の嫡男を助けてくれた御礼に『兼元』の打刀を秀吉に渡す。
岩手吉助 (後の竹中半兵衛重治) 1544~ (11)
重元の嫡男 病に侵され、生死の境だったが、秀吉の看病で無事回復する。
千賀地半蔵保長 1515~ (40)
伊賀国阿拝郡を領する。千賀地党の頭
元松平家臣だったが、森山崩れで出奔、伊賀に戻る。
伊賀国三大上忍の一人で最大版図を誇る。
五男である弥太郎が、言うことを聞かず悩んでいた。
千賀地市平保俊 1537~ (18)
保長の嫡男
千賀地源兵衛保正 1538~ (17)
保長の次男
千賀地勘十郎保秀 1539~ (16)
保長の三男
千賀地久太夫正保 1540~ (15)
保長の四男
千賀地市郎 1545~ (10)
保長の六男
覚禅坊 胤栄 1521~ (34)
大和国興福寺塔頭 宝蔵院 院主
秀吉と共に十文字槍術(宝蔵院流槍術)を興す。
厄介な方の武術オタク
柳生新次郎宗厳 1527~ (28)
大和国 柳生城主 筒井家臣
新当流、中条流の剣豪 秀吉たちに剣を教える。
島豊前守清国 1520~ (35)
大和国 椿井城主 筒井家臣
島左近清興の父
割り込みを間違えたので再投稿しました。




